TOPPAN FUTURISM

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2019.02.24

ゲストは、フォーブス ジャパン 副編集長の谷本有香さん。

2月は、「2025年問題」を取り上げています。

フォーブス ジャパン 副編集長の谷本有香さんをお迎えして
『2025年の壁」についてお話伺いました。


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • After Hours
    Caribou
  • Bound
    Ry X
  • Teardrop
    AURORA
  • Father And Son
    The Enemy
今回の放送は記念すべき100回目!

100個目の未来をつくる鍵は、世界的な経済誌であるForbesの日本版として、
世界中のビジネス、テクノロジー、ライフスタイルなどのニュースを配信する
Forbes JAPAN 副編集長の谷本有香さんと一緒に探します。

「2025年の壁」。
昨年、経済産業省が発表した「DX(デジタル・トランスフォーメーション)レポート」は、
2025年の日本はITシステムの刷新遅れで年間12兆円の経済損失を生むと予想しています。

日本がデジタル化の壁を超えられない原因を、谷本さんはどのように分析するのでしょうか。
そして、2025年問題を乗り越えるための鍵とは?


「いままでのシステムにこれだけお金をかけたのだから維持していかなければならない。
 止めて新しいものを入れるということは莫大なコストがかかってしまい
 いままでやってきたことを否定してしまう。そう言った考え方が強い。
 だからなかなか構造改革ができないのです。企業だけではなく政治もですが、
 構造改革ができないところが日本の問題点です」。

谷本さんは、日本がデジタル化の壁を超えられない原因をそのように分析します。

過去や現状を“前向きに”否定し、創造的破壊をすることが、
高い壁を乗り越えるために必要だと僕は考えます。

この1ヶ月、2025年問題を追う中で最も目立っていたのが、少子高齢化の問題。

2月17日のForbes JAPANの記事に「高齢者の孤立と孤独 ハウスシェアが解決策に?」という、
高齢者同士による節約と相互支援を目指したハウスシェアの記事がありました。

「日本では、シェアハウスとか、何かをシェアするという思考が他国に比べてまだまだ低いんです。
 これを変えていくためにどうしたら良いかというと、カンファタブルであるような、
 個人というプライバシーがきちんと保たれつつ、誰かとコミュニケーションがとれ、
 孤立や孤独を避けられるような環境を両立できるところが必要です」。

まだ模索状態のようですが、テクノロジーも活用しながら、
その両立ができるハウスシェアを実現したいところです。

2025年問題を解決する鍵は、谷本さんは「脱悲観主義」だとします。

「日本の話をすると暗くなりがちです。人口の数イコール経済の強さなので、
 今後1億人を下回っていく時に、悲観せざるを得ません。ただ考えてみれば、
 世界の国々の人口、例えばドイツが8300万人くらい、フランスも6700万人くらい。
 日本の人口が減ったところで、まだまだ中堅国家として成り立ちますから
 嘆くような状況ではありませんし、素晴らしい技術をたくさん持っており、
 それに関わる良い人材もいます。それを世界に発信しないという傾向があるので、
 世界にオープン化し、足りない部分は協業しながら補うことで、
 ハブとなるような技術や考え方ができてくると思います」。

2025年問題を悲観的に抱えてしまった時に、
その問題は解決しようのない問題として固定化してしまう。

悲観主義から脱することで、「問題」は乗り越えた過去の「経験」になるでしょう。

小川和也
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