TOPPAN FUTURISM

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2018.10.14

ゲストは、型破りな書店員の新井見枝香さん。

『未来に残したい一冊に出会う』をテーマにお話伺いました。
皆さんの 未来に残したい一冊は、何ですか?

FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Bridge
    High Highs
  • Cadence
    St. South
  • 坂道
    折坂悠太
  • Weekend Walking
    Birthday
今週は、三省堂書店の新井見枝香さんと
「未来に残したい一冊」を選んでみました。

プッシュする本が売れるというカリスマ書店員の新井さん。
文芸作品を独自に選考する「新井賞」を設立するなど、型破りな活動で注目を集めています。
芥川賞、直木賞という名だたる賞の受賞作品に並べて販売すると、新井賞が一番売れたという逸話も。

神保町本店には新井さんが手がける本棚があります。
「その土地でいま求められているものをわかりやすく置きます。
 たとえば、有楽町と神保町で売れる本、お客さんの層が違います。
 それと、1位から100位まで売れている本を置けば、誰でも作れる棚です。
 棚に刺さっている本は売れにくいので、関連性がある本を並べると、
 まとめて2、3冊買ってくれることがあります。加えて、一番右から探されるお客さんが多いので、
 売りたい本は右端に置くように工夫しています」。
これぞ新井流、売れる本棚。

「なぜこの本を選んだのですか?」と聞いてみたり、
お客さんと積極的なコミュニケーションを行うのも新井さんならでは。

そんな新井さんが選んだ未来に残したい一冊は、三浦しをん著「ののはな通信」。
手紙だけで成り立っている書簡体の小説で、第8回新井賞にも選ばれた一押しの作品です。

僕は、ブライアン・クリスチャン著「機械より人間らしくなれるか?」
優秀な人工知能が存在感を増す時代にあって、人間らしさ、存在意義を考え直させてくれる作品です。

南沢さんは、宮本輝著「錦繍」。
読むたびに味わいが深まるゆえ、
南沢さんが一番読み返している一冊。紅葉の描写が素晴らしく、秋に読みたくなる作品です。

みなさんが「未来に残したい一冊」は、どんな作品ですか?

小川 和也


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当番組スタッフ が 『未来に残したい1冊』

・『悪童日記』 アゴタ・クリストフ
子供の目線を通して戦争とそれに巻き込まれる一般市民の社会をどこまでもドライに書いた1冊
どんな時代にも通じるメッセージが込められている。

・フリーペーパー『dictionary』
多くのアーティーストやミュージシャンが参加し、対談や寄稿文、アート表現を通じて
当時の社会問題、ファッション、音楽などなど、
渋谷界隈のカルチャーを牽引したといっても過言ではない雑誌。

・「図説 世界史を変えた50の○○」シリーズ。
植物、動物、鉱物、機械などなる中、個人的に好きなのが「食物」
狩猟時代から遺伝子組み換えまで。現代文明の発展を「食べ物」目線で紹介している本。
新たな発見と、もう一度、歴史を勉強したくなる本でもあります。

・『アンジュール ある犬の物語 』ガブリエル・バンサン
文字もなく、白黒のデッサン画の絵本。 捨てられた1匹の犬の物語。
誰かに見せずにはいられなくなる作品。言葉、音、色 あふれる時代にあって、
今もこれからも深く、想像し、考える時間を与えてくれる一冊です。

・『キレる女懲りない男―男と女の脳科学 』 黒川 伊保子
脳内の作りが違うからこそ惹かれ合うが、分かり合うことは一生ないのだと納得する一冊。
パートナーの不可解な行動も、ただの現象として理解しておけば、明日も平穏な1日が送れます。
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