TOPPAN FUTURISM

ON AIR DATE
2018.07.29

ゲストは、Sweet Robots Against The Machineを
再始動させた TEI TOWAさん。

今回はSweet Robots Against The Machineを
再始動させた TEI TOWAさんをお迎えして、
『人間とロボットに、甘いハーモニーは生まれるのか?』
をテーマにお話伺いました。

Sweet Robots Against The Machine

TOWA TEI

FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • フューチャリズム
    sweet robots against the machine
  • 非常識クイズ
    sweet robots against the machine
  • ダキタイム
    sweet robots against the machine
  • A Man Is Not His Song
    Feist
アーティストのテイ・トウワさんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<ユーモア>

昨年4月、テイ・トウワさんがゲストとして来られた際にこんなことがありました。

“SWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINEは、
1996年にテイ・トウワさんがスタートした別名義のプロジェクト。
「このコンセプトこそがこれから必要なのだ」と僕は密かに思っていて、
番組の中でテイ・トウワさんに告白しました。機械の無機質さに抗うような甘いテクノロジー。
僕が志向しているのはそのようなテクノロジー、そして人間や社会です”(放送後記より抜粋)

これがきっかけとなり16年ぶりに活動再開、リリースされたアルバムが「3(さん)」。
トラック1には番組がタイトルになった「FUTURISM」!

ロボット社会に向けて注目を集めるロボット法。
遠隔で操作したロボットが人間に怪我をさせてしまった時の責任問題はどこに?
ロボットへの暴力からの保護も必要?
ロボットとの健全な共存を目指す法律が求められています。

「鉄腕アトム」にも、手塚治虫考案のロボット法が登場します。
“ロボットは人間につくすために生まれてきたものである”
“人間が分解したロボットを別のロボットが組み立ててはならない”
などと定められています。

ロボットの研究開発を制限するのではなく、人間に脅威を及ぼすことがないように、
利用する人間を規律することを考えるべき。
ロボットが能動的に行動して制御できない時に別問題が生じるけれど、
ロボットの背後には人間の意図がある。

ロボット法をどのように定めるべきか。
その要諦から整理をしなければなりません。

加えて、ロボット法をつくる上で忘れたくないのが、
人間とロボットに甘いハーモニーを生むこと。
そしてまさに、機械の無機質さに抗うような甘いテクノロジー。

ロボット(AI)テイ・トウワがいたとして、アルバム「3」はつくれたのか。
甘いハーモニーはどこから発生するものなのか。

「ロボット(AI)テイ・トウワは、過去の音データからそれっぽい曲をつくると思うんですね。
 でも、たまたま通った新宿の路地裏とかフランスの中古レコード店で感じた
 インスピレーションで曲が生まれたりするし、良い意味でのバグがあるんですよ。
 デジタルはノイズを宿り難いけど、実はノイズが面白い。
 ズレとか、揺らぎみたいなものに甘さがある。
 AIがやっても同じ物をつくれない自負がありますね」。

つくり続けることでノイズが宿ったテイ・トウワさんは、いわばバグプロデューサー。
予定調和の退屈さといったらないし、
アーティストの感性から予定調和じゃない何かが誕生するもの。

「甘いハーモニーには、ユーモアセンスが必要なんじゃないかなと。
 一定しないバグに笑えるし、パターンでつくると面白くない。
 クスッとするポイントも変わりますから」。

テイ・トウワさんは、甘さの素となる「ユーモア」を未来の鍵に。
ユーモアはユーモアでも、不測のバグこそが最強のユーモア。
僕はそう思います!

小川 和也
TOPPAN