FUTURISM

ON AIR DATE
2018.02.11

ゲストは、ライゾマティクス代表取締役社長の齋藤精一さん。

「AIと人間が恋に落ちる未来。社会と街はどう変わる?」

ライゾマティクス代表取締役社長の齋藤精一さんを
ゲストにお迎えし、"AIロボと共存して愛を育んで行く社会"についてお話伺いました。

株式会社ライゾマティクス

FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Marvelous (SPRING)
    TOWA TEI
  • Like I Can
    Secret Machines
  • Consequence Of Jealousy
    Robert Glasper Experiment Feat. Meshell Ndegeocello
  • Fidelity
    Regina Spektor
  • Goodbye My Chocolate
    Curly Giraffe
テクノロジーやデザイン、建築を軸に、革新的な表現活動を展開するライゾマティクスの代表取締役社長を務める齋藤精一さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<未来のデートは土いじり>

齋藤さんは建築をベースに、アート、エンターテイメントとAIを結びつけ、会話できる街づくりを提案されています。

その街をデートで闊歩するのではなく、オンライン上のコミュニケーションだけで恋愛が成立している現象があることを頻繁に耳にするようになりました。
オンラインゲームのキャラクターや、イヤホンから届くAIの声に恋愛するなんてことも一般的に。
はたまたAIロボットがバレンタインチョコをあげる日が来るかもしれません。

「デートも道路のレベルで起きていると思うんです。近代建築物はヘリコプターから描いたような、ヒューマンスケールから外れたものが増えています。道のレベルで街をつくっていくことが大切です」と齋藤さんは指摘します。
デートで居心地の良い街は、人間的な尺度でつくるべきなのでしょう。

「職場は東京ですが自宅は葉山にあって、庭で土いじりをするとホッとするんです。日本人2拠点移動説と言っているんですが、都市生活とのバランスをとる必要が生じているというか。外の風景よりもスマホに目を奪われることが多い現状ですが、また外の風景に目線が戻ると思うんです。インスタグラムで見た景色に触れてみたいと感じてそこに出かけていくのも、リバース現象みたいなもので」。

脳がハードディスクみたいに回り続けていた齋藤さんが「自然を愛そう」という心境にたどり着いたのもまさにリバース現象のように映ります。

文化は、極限に触れてまた揺り戻すことの繰り返しです。
テクノロジーにより極端な方向に一度振れて、自然の偉大さに気づこうとしているプロセスなのでしょう。

「恋愛を育み、豊かになる場所も自然に戻る気がしています。自然の解像度には、テクノロジーでも勝てませんからね」と語る齋藤さん。

未来のデートは土いじり。
それが街と恋愛の共存の未来像かもしれません。

小川 和也