TOPPAN FUTURISM

ON AIR DATE
2017.10.01

ゲストは、精神科医の名越康文さん。

「人間と人工知能は、恋愛ができるのか?!」

精神科医の名越康文先生をお迎えして、
恋愛をふりまわすテクノロジーについて、お話うかがいました。


精神科医・名越康文の研究室 Dr.Nakoshi's Laboratory


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Garra
    TAHITI 80
  • Only Love Can Break Your Heart
    Saint Etienne
  • No Time To Lose
    Madison McFerrin
  • スウィートソウル
    キリンジ
精神科医の名越康文さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<ソロタイム エクササイズをしよう>

マッチングアプリや人工知能を取り入れた結婚相談所。恋愛×テクノロジーを「LoveTech」と称するくらい、いまはオンラインで恋愛が成立する時代。

ソーシャルメディアで恋人との写真をシェアして、人に見せびらかすことも珍しくなくなる一方、意図せず流出して人の目にさらされることもある。
活字のやり取りゆえに深刻な方向に誤解を招いたり、LINE既読スルーに極端に傷つく。気の進まない相手との不毛なコミュニケーションに多くの時間を費やしてしまっている。

精神科医として恋愛相談を受けることも多い名越さん。
テクノロジーによる恋愛の質やトラブルの変化を感じられているそうです。

さらに今後、人間と人工知能の恋愛が当たり前になると、「相手=人工知能に振り回されて自分を崩してしまう」ようなアクシデントも笑い話になりません。

名越さんの著書『「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』は、人間は群れへの依存心により頭の中の他人に振り回されがちであることを指摘しています。
群れの中で過ごしている間は他人の声から自由になることはできないため、心の中の他人を追い払い自分自身に向き合う一人ぼっちの時間「ソロタイム」を過ごすことが重要になっているのです。

何かに集中している時は他者からの評価ではなく自分の内側にある自分だけの尺度になり、自己成長を遂げるには良い機会となります。
オンラインで24時間他者とつながれる時代において、沈黙の中で自分を知るエクササイズがますます必要に。

テクノロジーに振り回されずに素敵な恋愛をするためには「繋がりすぎないこと」だと名越さんはアドバイスします。
「恋愛の99%は空想みたいなもの。相手に依存し過ぎず、つながっていない時間にも価値を見出すことが結果的に良い恋愛に発展するもの」と説きます。

確かに、四六時中つながっていないと不安になったり、オンラインの履歴の中で恋愛のプロセスが可視化され過ぎてしまうことは、恋愛にプラスだと言い切れませんよね。

「その人だけの才能とは、その人独自の感覚世界に寄り添った能力のこと。それゆえに結果が花開くその瞬間まであなたの才能の価値を正しく評価することは誰にもできない」という名越さんの著書の一節が印象的です。

恋愛のみならず、自分の才能を開花させるためにも、あえて一人ぼっちで自分と向き合うソロタイムが鍵となる。
いきなりソロタイムマスターになることも簡単ではないでしょうから、少しずつソロタイムをつくり有効活用する「ソロタイム エクササイズ」をしてみましょう。

小川 和也
TOPPAN