CHINTAI COLORS OF WONDER J-WAVE EVERY SUNDAY 12:00 - 12:54

NAVIGATOR Mina Horiguchi

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2021.03.07ON AIR

新しいエネルギー

変化する東京の今をキャッチするCOLORS OF WONDER。
今週は「新しいエネルギー」をテーマに、
いま注目の水素エネルギーやソーラーシェアリング、
そして、災害時にも安定して使えるエネルギーなど、
気になるエネルギーのこれから、チェックしました。

ここ数年の日本のエネルギー自給率は、10%前後。
地球環境のためにも、太陽光、風力、地熱、バイオマスなど、
再生可能エネルギーの導入が、今後ますます拡大していきそうです。

まず注目したのは「ソーラーシェアリング」。
農地活用の新しいかたちとして、注目を集めていますが、
今、沖縄で日本で初めての「カカオ栽培」の
ソーラーシェアリング事業が「サステなカカオ」がスタートしているんです。

沖縄県名護市で、地域の特産品を活用したチョコレート製造をしている、
株式会社ローカルランドスケープ代表の川合径さんにお話をうかがいました。

こちらは農地を二階建てに有効活用しようという仕組み。
お米や野菜、果物などを栽培する農地の上に、ソーラーパネルを設置。
農業と太陽光発電が同時にできるという、ソーラーシェアリングなんです。

サステなカカオではソーラーシェアリングの事業者である
GPSSグループとコラボしてカカオ栽培と太陽光発電を同時に行っています。

沖縄で育てたカカオを使ったチョコレート製造に取り組んでいる、
地域とつながる試みをはじめたキッカケ、伺いました。

もともとは持続可能な地域づくりを仕事にしたかったという川合さん。
沖縄でのカカオに可能性を感じたのだとか。

2013年の農地転用許可制度が始まって以来、徐々に普及してきたソーラーシェアリング。
様々な作物がソーラーシェアリングで生まれるようになりましたが、
カカオ栽培のソーラーシェアリングは国内初なのだそう。

実はソーラーシェアリング、すべての作物が適しているというわけではありません。
カカオが直射日光に強いわけではなく、
ソーラーパネルが日よけ効果を持つという点でも、
沖縄でのカカオ栽培とソーラーシェアリングの相性がいいそう。

地域で育てた作物とエネルギーの持続可能な共存。
カカオでチョコレートを作れるのは2,3年後ですが、
川合さんは農業とチョコレート製造の6次産業化を進め、
沖縄という地域の特産品になれば、とおっしゃっていました。

https://gpssgroup.jp/okinawakakao/

次に注目したのは、
水と塩で繰り返し発電ができるグッズ「マグネ充電器」。
東日本大震災からもうすぐ10年。
防災グッズを買ったり、見直しているという方もいると思います。
災害時、情報収集や共有にもはや欠かせないツールであるスマホ。
こちらのマグネ充電器は停電の時も充電用の電源が確保できる優れものなんです。

株式会社STAYERホールディングス 営業統括部の
清水伸俊さんにお話をうかがいました。

水さえあれば、塩とマグネシウム棒で発電が出来てコンパクトなこちら。
マグネシウム棒1本で、スマホ2500?アンペアHが2.5回充電が可能、
さらに照明は24時間以上とパワフルです。
炭素とマグネシウムの化学反応を利用していて、
水やスポーツドリンクでも発電できるのだそう。

https://stayer.co.jp/products/mgcg/


エネルギーをつくる際にCO2を排出しない「水素」。
CO2が発生しない、そして輸入にも頼らないという点から、
エネルギー自給率が低い日本で、今、注目されているエネルギーの一つです。

昨年オープンして話題のあの「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」でも、
水素エネルギーの供給システムを導入しているそうなんです。

東芝エネルギーシステムズ株式会社 技師長の佐藤純一さんに、
自立型水素エネルギー供給システム「H2One」について、お話うかがいました。

こちらはコンテナの中に収容したコンパクトなシステム。
再生可能エネルギーで作った電気を使って水素を作り、
貯めて必要に応じて電気、お湯を供給します。

水素を製造し、水素を貯め、
その水素からできる電気で作った熱とお湯を使う…。
水素をつくるところから使うところまでCO2フリーの環境に優しいシステムなんです。

不安定になりがちな再生可能エネルギー
安定供給が求められるほど、それを埋めるために蓄エネルギーが必要になりますが、
水素エネルギーは、より安定性が高いのがメリット。
エコで、かつ使いやすいエネルギーとして、
駅や、公園、ビール工場など現在16カ所に設置されているそうで、
将来的には離島などでの利用も期待できるということです。

バス、船、鉄道など、水素というカタチで
いろんなエネルギー媒体への活用も可能ということで、
今後の展開から目が離せません。