RINREI CLASSY LIVING

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2018.08.11

今夜のゲストは、パエリア世界一、川口勇樹さん♪

本場スペインのパエリア・コンクール世界大会で優勝した、“パエリア世界一”のシェフ、川口勇樹さんをお迎えして、日本人として初めての優勝という快挙を達成した川口さんのパエリアへの思い、コンクールでのエピソード、などを伺いました。

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。今回は、「蝉が元気な季節 シャブリエ:歌曲『蝉』」。


夏真っ盛り、蝉の大合唱が賑やかな季節です。そこで今夜は、フランスの作曲家、エマニュエル・シャブリエが作曲した「蝉」という歌曲をご紹介します。

フランス、オーベルニュ地方のアンベールに生まれたシャブリエは、子供の頃から音楽的な才能を発揮していましたが、父親の強い希望で法律を学び、内務省の仕事につきました。それでも独学で作曲の勉強は続け、39歳の時、公務員としての生活に別れを告げて、音楽の道に専念することを決めたのでした。

作曲家として活動した期間は、53歳で没するまでの14年間と短かったため、残した作品は多くありません。しかし、今流れている代表作「スペイン」をはじめ、独特のリズムと明るい魅力にあふれた曲を世に送り出し、ドビュッシーやラヴェルにつながる近代フランス音楽の発展に大きく貢献しました。

シャブリエはユニークな曲想やタイトルを持つ作品をたくさん残しています。歌曲「蝉」は、ほかに「バラ色の豚たちのパストラル」、「太った七面鳥のバラード」など、生き物にまつわるいくつもの曲を含んだ、6つの歌曲のなかの1曲。詩は、パリ生まれの女流詩人、ロスモンド・ジェラールによるものです。賑やかな歌い手である蝉たちが太陽の指揮のもとで合唱をするさま、ヴァイオリンやヴィオールよりも心のこもった歌を歌い上げるこの小さな生き物への賞賛、そして太陽が照りつけるフランスの夏の情景を、エスプリに富んだ音楽に乗せて歌いあげます。今回は、フィッシャー=ディスカウの歌でお聴き頂きました。