RINREI CLASSY LIVING

RINREI CLASSY LIVING

2019.01.12

今夜は、現代の茶の湯を追求する茶人、千宗屋さんをお迎え♪

『千利休の再来』とも呼ばれる千宗屋さんをお迎えして、およそ400年続く茶の湯の心、茶のある暮らし、そして新しいチャレンジに迫りました。

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。今回は『冬の果物、りんごとウイリアム・テル』。

冬の果物といえば、りんご。そこで今夜は、息子の頭の上に乗ったりんごを射抜いた伝説で知られる、ウィリアム・テルのお話に基づく、ロッシーニのオペラをご紹介します。

ウィリアム・テルは、14世紀初頭、ハプスブルク家の支配を受けていたスイスの独立に一役買ったとされる英雄です。ロッシーニのオペラは、その伝説について書かれたシラーによる戯曲に基づいています。

舞台はルツェルン湖近くの街。スイスの人々は、オーストリア、ハプスブルク家の圧政に苦しんでいました。有名な、テルが弓でリンゴを射るシーンは、彼がオーストリアの総督ゲスレルの帽子に敬礼をすることを拒否したことを理由に捕らえられるところから始まります。ゲスレルはテルが弓の名手だと知り、息子の頭上のリンゴを射落とせば許そうと提案。悩むテルを勇敢な息子が励まし、テルはその見事な腕で、リンゴを射落すのでした。その後結局一度は捕らえられるテルですが、無事に脱出に成功、そしてスイスの人々はオーストリア軍に勝利し、独立を勝ち取るのでした。

当時は革命を賞賛する内容だとみなされることもあり、とくにイタリアではなかなか上演の機会を得ませんでしたが、ウィーンでは繰り返し上演され、今も序曲を中心に、広く愛されるオペラとなりました。人気の絶頂にあったロッシーニは、37歳でこの作品を書いたのち、オペラの作曲から引退。その後は小品や宗教曲を手がけることもありましたが、主に美食の道を極める隠居生活に入ったのでした。

今回はそんなグランドオペラ「ウイリアム・テル」から、有名な序曲をお聴き頂きました。