2026.04.25 ONAIR

参考図書は國分功一郎の『目的への抵抗』

◎この本で、著者の國分さんは「目的に縛られすぎではないか」と書いています。
我々は何かを行う際に「何のためにやるのか」「何が目的なのか」を常に考えています。

◎「勉強は将来のため」「仕事は生活のため」「運動は健康のため」など
目的という言葉ナシではもう生きられない、、
そのくらい生活の中に深く入り込んでいるかと思います。

◎長濱さんは、お芝居のレッスンに行った際に
逆に「人の行動の中心には目的がある」と
「目的論」を教えてもらったと話しました。
お芝居をする場面では、目的を明確にすると
その役の人物の心情や行動が理解しやすいそうです。

◎また、文化や幸福に関しては無目的と通じるものがあります。
栄養補給を目的とせず食事そのものが楽しみな人や
音楽を聴く際に明確に目的や意思が無い人もいます。

◎山口さんは自身の知り合いの中で、
とても無目的な活動をしている人物として
白石康次郎さんを挙げました。
白石さんは1人乗りヨットの世界一を争う選手であり
その競技に必要な船を作るのに何十億円とかかるそうです。
「楽しいから」「生き甲斐だから」と語る白石さんも
「出したから出しました」と多額の資金を贈るスポンサーも
無目的であると言えるのです。

◎無目的な行動が増えてくると
世の中はより豊かになると考えられるのではないでしょうか。
著者の國分さんは「目的から逸脱していることが贅沢」と書いており
目的に対して過剰なものや外れているものは
豊かさや贅沢さが現れており、そこに「文化」が宿るのかもしれません。

◎長濱さんが行っている無目的なことは長風呂だそうです。
確かに、清潔を保つという目的にはシャワーで充分ですが
その目的に対して過剰な・逸脱している長風呂は
贅沢であり無目的といえます。

◎キーワード『無目的』についてもっと知りたい方は
國分功一郎の『目的への抵抗』を読んでみてください。


■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」

odolのベース担当、 Shaikh Sofianさんに
奥田英朗『コメンテーター』をご紹介いただきました。

■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」

Queenが1974年にリリースしたセカンド・アルバム『Queen II』
デラックス・エディションからご紹介。

Freddie Mercury(ヴォーカル&ピアノ)、Brian May(ギター)、
Roger Taylor(ドラムス)、John Deacon(ベース)による
4人組バンドとして、ロンドンで結成。
「Killer Queen」「Bohemian Rhapsody」
「We Are the Champions」「Don't Stop Me Now」
「Crazy Little Thing Called Love」
「Another One Bites the Dust」などヒット曲も多数。
アルバムとシングル合わせてこれまでに
3億枚のセールスを上げているとか…。
この彼らのセカンド・アルバムとなる『Queen II』は
当時その人気は英国と日本に集中しており
まだ世界的ブレイクを果たす前の作品です。
初期のメイン・ソングライターだった、ブライアンとフレディーの楽曲を
アナログ盤の両面にそれぞれWhite Side/Black Sideに振り分け、
ジャケット写真のヴィジュアルも白と黒で統一されているという、
所謂コンセプト・アルバムの作りになっています。
最近リリースされた、この『Queen II (デラックス・エディション)』は、
オリジナルアルバムの収録曲の最新ミックスに加え、
アルバム収録曲のデモ音源やアウトテイク、
未発表曲などレア・トラックが追加収録された
CD 2枚組となっています。
さらにこの拡大版としてCD 5枚+LP 2枚のコレクター・エディションが
1,600枚完全限定でリリースされました。

『Queen II』デラックス・エディションから
当時未発表だったナンバー「Not For Sale (Polar bear)」を視聴しました。

□今週の図書
奥田英朗『コメンテーター』
國分功一郎『目的への抵抗』

□オンエア曲
the land song -music for Artelligent City/one winter day mix / 坂本龍一
Lovin' You / Minnie Riperton
Pink Moon / Nick Drake
Blue / Yaya Bey
ごめんね / odol
Not For Sale (Polar bear) / Queen
Motion Sickness / Phoebe Bridgers