
今回のテーマは「礼節」
参考図書はクリスティーン・ボラスの
『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』です
『礼節』とは、「礼儀と節度」。
つまり、「状況や相手によって、程よい礼儀を示すこと」。
『礼節』があると何がどう良いのでしょうか?
それを調査研究したのが今回の参考図書になります。
まず最初に挙げているのは、
「礼節のない人=無礼な人がもたらす悪影響」について。
無礼はまわりの人に伝染し、
無礼な扱いを受けると、他人に協力する人は3分の1にまで減ると
言われています。
また、無礼な人は同僚の健康を害するとも述べられています。
仕事上のストレスが、その人の寿命を決める重要な変数であるという
調査結果もあり、ストレスの大半は人間関係ということがわかります。
『礼節』があるとどんなメリットがあるのでしょうか?
個人としてのメリットは、
・仕事を得やすくなる
・幅広い人脈が築ける
・出世の可能性が高まる
などがあります。
出世は個人の能力だけで出来るものではなく、
周囲が認めて、初めて出世できます。
また、『礼節』があることは組織にもメリットをもたらします。
・礼節ある上司のチームは高い生産性をあげる。
・礼節ある経営者は従業員に安心感をあたえる。
とも考えられています。
では、どうしたら『礼節』を高めることができるのか?
ひとつは、笑顔を絶やさないということ。
大人になると笑う回数が激減してしまい、
笑う回数が1日に20回超える大人は全体の30%と言われています。
しかし、常に笑顔であるのは難しく、
意識して楽しいことを思い出し、それによって笑顔が生まれるよう
努力することが大切です。
『礼節』の有無は、相手がどう感じたかでも決まります。
自分が良かれと思ってやったことでも、
相手が不快に思えば、それは無礼となってしまいます。
その場で『礼節』を持つべきかを、損得で考えることは
避けた方が良いという話にもなりました。
キーワード『礼節』についてもっと知りたい方は、
『Think CIVILITY』をぜひ読んでみてください。
■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」
音楽家・鈴木慶一さんに、
ケネス・ウォマック マル・エヴァンズ著
『もうひとつのビートルズ伝説』などをご紹介いただきました。
■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」
ジョン・レノン の未発表ライヴ・テイクを紹介。
彼が妻のオノ・ヨーコと一緒に行った1972年
マジソン・スクエア・ガーデンの
チャリティー・ライブ音源から抜粋された4曲入りのアナログEP
『POWER TO THE PEOPE
- Live at the One To One Concert, New York City,1972』
このライブは、ジョンがビートルズ解散後に唯一行ったフルコンサートで、
のべ4万人を集め、これまでもライブ・アルバムやビデオなどで
リリースされていました。
バックを務めるのは、当時のジョンのお気に入りだった
ニューヨークのローカル・バンド、
エレファンツ・メモリーを中心としたバンドで、
お世辞にも上手い演奏とは言えないながらも、
のちのパンクにも通じる荒削りなサウンドと、
ジョンとヨーコの個性的なヴォーカル・パフォーマンスとがマッチして
聴き応えがあります!
今回のこのライブEPは、午後と夜2回行われたライブの中から抜粋された
未発表テイクを2人の息子、ショーン・オノ・レノンによって
プロデュースされ、オリジナル・テープから新たなミックスが施されています。
またこの EP は、2025年レコード・ストア・デイ限定のリリースで、
180g重量盤、 イエローカラー・ヴァイナルでプレスされています。
□今週の図書
クリスティーン・ボラス
『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』
ケネス・ウォマック マル・エヴァンズ『もうひとつのビートルズ伝説』
□オンエア曲
Virtual Insanity / Jamiroquai
The Matinee / Joel Sarakula
I Say A Little Prayer / Aretha Franklyn
Handlebars / JENNIE&DUA LIPA
TOTAL RECALL /THE BEATNIKS
Instant Karma ! / John & Yoko/Plastic Ono Band
Little Light / Gabrielle Aplin&Alfie Hudson-Taylor