
今回のテーマは「ブルーオーシャン戦略」
参考図書は、W・チャン・キム、レネ・モボルニュの
『ブルーオーシャン戦略』です。
『ブルーオーシャン戦略』とは、
従来の競争が激しい市場=レッドオーシャンでの戦いを避けて、
競合には真似のできない独自の価値提案を行い、
競争のない独自の市場= ブルーオーシャンを創り出す、という戦略。
参考図書の冒頭で『ブルーオーシャン戦略』の成功例としてあげられているのは、
「シルク・ド・ソレイユ」。
斜陽産業だったサーカス業界で、シルク・ド・ソレイユだけが成長できたのは、
競争のない新市場=ブルーオーシャンに行くことができたおかげと考えられています。
それまでのサーカスが提供していたスリルとユーモアの要素に、
音楽性・芸術性・幻想性といった要素を「組み合わせる」ことで、
独自の世界観を作り上げたのです。
「スターは雇わない」「動物を使わない」=コストを下げる。
「大人が好むテーマ性の高い演出」⇒価値を高める。
この2つを同時に行うことで、レッドオーシャン(競争の激しいサーカス業界)から
ブルーオーシャンに出ていくことができたと言われています。
ブルーオーシャン戦略の重要なカギは
「ゼロから新しい価値を創出」するのではなく、
既存の価値の「新しい組み合わせを創出」することです。
この考え方は、人生の経営戦略にも活かすことができます。
独自の存在感を放っている人は、既存の価値の新しい組み合わせにより、
他の誰も真似できない独自の立ち位置=独自の交差点を作っていきます。
では、どうやって「組み合わせ」を作ればいいのか?
そのカギは、自分がずっと好きでやってきたことにあると考えられます。
他人が簡単にマネできないこと=多くの時間をかけて獲得したこと。
それこそ、自分がずっと好きでやってきたことかもしれません。
ここで注意したいのは、組み合わせるのは「超一流」でなくていいということ。
超一流でなくても、新しい組み合わせを創出することによって、
唯一無二の存在となることができます。
新しい組み合わせの創出によって唯一無二の存在となれば、
ブルーオーシャンに出ることができ、競争相手が激減します。
新しい交差点をもつ人間が増えれば、世界は多様化すると考えることができます。
キーワード『ブルーオーシャン戦略』について深く知りたい方は、
参考図書の『ブルーオーシャン戦略』をぜひ読んでみてください。
■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」
シンガーでラッパー、プロデューサー、 Le Makeupさんに、
桐江キミコさんの『おしりのまつげ』 をご紹介いただきました。
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今回はその『ロックン・ロール・スター』のディスク5から
「レディ・スターダスト」のアウトテイク・ヴァージョンをお送りしました。
□今週の図書
W・チャン・キム、レネ・モボルニュ『ブルーオーシャン戦略』
桐江キミコ『おしりのまつげ』
□オンエア曲
Do it / Tuxedo
Bitter with the sweet / Carole King
You I’m thinking of / Relish
Girlfriend is better / girl in red
26 / Le Makeup
Lady Stardust (Alternative Version Take1)/ David Bowie
Nothingmatters/The last dinner party