2024.07.06 ONAIR

今回のテーマはSDGs 目標4:「質の高い教育をみんなに」

2ヶ月に一度はSDGsがテーマをお送りします。
今回は目標4「質の高い教育をみんなに」について。

参考図書は石井光太さんの
『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。
 マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』です。

なぜ目標4が掲げられたのか?
それは持続可能な社会を目指す上で、
教育環境がまだ整備されていない現状があるからです。

現状の教育環境をデータで見ると...
2019年の時点で、小・中・高校レベルの教育年齢にある6~17歳までの
子ども・若者の約6人にひとり2億5000万人が学校に通えない状況。
2019 年の低中所得国の学習貧困率は57%です。

10人中6~7人が、10歳までに簡単な文章を理解して
読むことができない状況にあります。

教育が受けられないと、大人になってからの人生に大きな影響を与えてしまします。

文字の読み書きができない状態では、仕事に就くこともままならず、
収入の不安定に繋がることも…。
学習貧困により、世界の GDP の16%、
21兆ドルの生涯年収が失われるリスクがあると言われています。

そんな状況で私たちができることを考えました。
今は情報通信も広がっているため、
できることの可能性は広まってきていると考えられます。

この番組のスポンサーNTT ドコモも、様々なことに取り組んでいます。
そのひとつが学校や保護者と一緒に将来を担う子どもたちの学びを
サポートする教育プログラム「サステナスクール」。

プログラムは「情報活用」「SDGs」「キャリア」の
3つの観点から構成されているそうです。


「質の高い教育をみんなに」についてもっと考えたいという方は、
参考図書『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。
 マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』を読んでみてください。


■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」

哲学に関する講義や執筆活動を行っている、下西 風澄さんに、
三島由紀夫 著『夏子の冒険』 をご紹介いただきました。


■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」

今回は、ポール・マッカートニー&ウィングス。
3月にもこのコーナーで彼らのアルバム『バンド・オンザ・ラン』
50周年記念エディションを 取り上げましたが、
今回は1974年にレコーディングした完全未発表の
スタジオ・ライヴ・レコーディングのアルバム
『ワン・ハンド・クラッピング』から、 バラードの名曲
「Maybe I'm Amazed」を紹介。

ロンドンのアビイ・ロードで、ライヴ1発録音でレコーディングされた
『ワン・ハンド・クラッピング』は、翌年から全欧・全米で行われた
ワールド・ツアーのリハーサル的な意味もあり、
そのクオリティの高い演奏は 古くからファンの間でも語り継がれていて、
これまでもその音源はボックスセットなどに小出しに収録されていました。

今回のライヴ・レコーディング・アルバム『ワン・ハンド・クラッピング』は、
まさに待望のリリースで2枚組26曲の完全版! ポールのソロ、ウィングス、
そしてビートルズのナンバーまで演奏されています!


□今週の図書
石井光太『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。 マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』
三島由紀夫『夏子の冒険』

□オンエア曲
I won’t let you down / OK GO
Sparkle / Greenwood
I’ll be here / Collie Caillat&Sheryl Crow
Supernatural / Newjeans
Coming home / Emilie Schiøtt
Maybe I'm Amazed / Paul McCartney & Wings
Tell me who you are today / Beth Gibbons