2024.03.16 ONAIR

今回のテーマは「モチベーション」

参考図書は尾原和啓さんの
『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』です。

『モチベーション』とは、
辞書的な説明だと「人が目標に向って行動を起こし、それを維持するための
原動力・動機・やる気となるような目的やきっかけ」 。
参考図書では「“なんのために頑張るか”という働くための価値観」のこと。

尾原さんによれば、「働くためのモチベーション」は世代によって変化しています。
上の世代(団塊の世代以前)は、「世の中の空白を埋めるように」仕事をしてきました。
世の中には、無いものや無いサービス、技術がたくさんあり、
それを実現する=達成することが、上の世代の働くモチベーションだったのです。
さらに、仕事で何かを達成すれば、収入や地位が向上し、今まで出来なかったことが
できるようになる(快楽)もまた、働くためのモチベーションだったと言われています。

現在の30代以下の世代は、生まれた時には、ひと通りなにもかもが揃っていたということで、
上の世代のように、達成感や金・モノ・地位にはモチベーションを感じない人が
多いと考えられています。。

では、そのような人たちは何に働くモチベーションを感じるのでしょうか?
それは「意味」(意味合い) です。
自分がこの仕事をする「意味」の有無が、モチベーションとなっています。

経営資源として挙げられるヒト・カネ・モノの中で、ヒトだけが可変性があります。
モノもカネも確定してしまえば、量の変化はないですが、ヒトの能力だけは変わっていきます。
ヒトの能力を引き出すには、モチベーションを持たせることが大事であり、
今の若い世代には、その仕事をする「意味」を与えてやることが大切だと
考えられているようです。
しかし、それが出来ていない企業は多く、
実際、調査によれば、会社に勤める8割から9割の人が、自分の仕事を
「どうでもいい」と考えている=意味を見いだせずまま働いています。

個人の働き手からすると、「自分が夢中になってやれていることをやれているかどうか」が
その人の成功にとってものすごく大きな要因となっている時代。
自分が夢中になれることを見つけるためには、結局、いろいろなことをやってみて、
見つけていくしかありません。

そのような具体的な「モチベーション」の持ち方について考えていきました。

キーワード『モチベーション』についてもっと知りたい方は、
参考図書尾原和啓さんの『モチベーション革命』をぜひ読んでみて下さい。


■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」

グランドレベルのディレクターで、 アーキテクトの大西正紀さんに、
ディビッド・シム 著『ソフトシティ 人間の街をつくる』をご紹介いただきました。


■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」

まもなくメジャーリーグも開幕するということで野球関連でお届け。

スヌーピーやチャーリー・ブラウンでお馴染み、
アメリカの人気コミック 『ピーナッツ』シリーズのTV版アニメーションの
サウンドトラック盤からのシングル「ベースボールのテーマ」です。

今回は、この曲が2021年のレコード・ストア・デイに合わせて限定でリリースされたものを
お送りしました。
B面はこの曲のオルタネイト・テイクを収録、そして白のカラー・レコード、
ジャケットも表がマウンド上のチャーリー・ブラウン、 裏はグローブをつけた
(野手?の)スヌーピーとなっています!
このシングルもすでにレア・アイテムだとか...


□今週の図書
尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』
ディビッド・シム『ソフトシティ 人間の街をつくる』

□オンエア曲
Soak up the sun / Sheryl Crow
Your love is mine feat.Corinne Bailey Rae / The new Mastersound
Las Vegas Turnaround / Hall&Oates
All the way / Kat Edmonson
King James / Anderson Paak
Baseball Theme / Vince Guaraldi Trio
Older / Lizzy McAlpine