
今回のテーマは「サーバントリーダーシップ」
参考図書はロバート・K・グリーンリーフの『サーバントリーダーシップ』です。
サーバントは英語で召使い、使用人という意味ですが・・・
「サーバントリーダーシップ」とは、グリーンリーフによって提唱された概念で、
「支援型リーダーシップ」のことをいいます。
それまでアメリカでは「支配型リーダーシップ」が優勢だでした。
支配型リーダーシップとは、「自分が部下よりも経験・知識の両面で優れている」
だからこそ「思考し、命令するのは自分」であり、
「命令に従い、実行するのは自分」 という考え方。
日本の大企業では、まだまだこの支配型リーダーシップが多いイメージです。
一方、「サーバントリーダーシップ」は、部下を支援した上で目標を達成できるように
主体的な行動を促すリーダーシップということになります。
現在、支配型リーダーシップは機能しなくなってきていると考えられているそうです。
その理由としては、環境の変化が激しく、過去の業務知識が10年と経たないうちに
使い物にならなくなることや、
知的パフォーマンスのピークが若年化する圧力が働いているなどがあります。
しかし、年長者が「支配型リーダーシップ」から「サーバントリーダーシップ」に
認識を変えるだけでは、「サーバントリーダーシップ」を発揮することはできません。
サーバントリーダーシップのエッセンスは、あくまで「支援」 であり、
イニシアチブをとって自ら動き出す若手・中堅がどれくらい出てくるかが重要となるのです。
サーバントリーダーシップを発揮するためには、高度な知性やスキルは必要なわけではなく、
大事なのは、いわば「フトコロの深さ」 と考えられています。
イノベーションを起こすためには、とんでもないことを考える若手と、
これを大きく支援できる人=サーバントリーダーシップを発揮できる人が必要になってきます。
今の日本でイノベーションが停滞しているのは、このあたりが原因なのではないでしょうか?
「サーバントリーダーシップ」についてもっと知りたいという方は、
参考図書、ロバート・K・グリーンリーフさんの 『サーバントリーダーシップ』を
ぜひ読んでみて下さい。
■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」
イラストレーターでソラミミストの安齋肇さんに、
中垣ゆたか 著『むれれれれ』 をご紹介いただきました。
■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」
今回は、サザンオールスターズが、2000年リリースしたシングル
『この青い空、みどり〜BLUE IN GREEN』
のカップリングトラック [心を込めて花束を(茅ケ崎ライブ Version)] です。
国民的バンド、サザンが、 2000年8月20日 茅ケ崎公園野球場で行った野外ライブの
音源から、 唯一CDで音源化されたのがこのライブヴァージョンで、
それ以外は DVD などでもいっさいリリースされていない超激レアトラックです!
□今週の図書
ロバート・K・グリーンリーフ『サーバントリーダーシップ』
中垣ゆたか『むれれれれ』
□オンエア曲
The way it is / Bruce Hornsby& The Rainge
Never did ! stop loving you / Alice Clark
Rolls that way / Kym Campbell
Ditto / New Jeans
いったい何故がどうしたのだ / ANZAiFURUTA
心を込めて花束を(茅ケ崎ライブ Version) /サザンオールスターズ
From the start / Laufey