2023.02.04 ONAIR

今回のテーマは「ゲーム理論」

参考図書は川越敏司さんの『はじめてのゲーム理論』です。
「ゲーム理論」とは、相手の出方を予想し、
それに対する自分の最善策を考えること。
要するに「もし相手がこの手できたら、自分はどんな手で応じるか」
例えば将棋などで考えると分かりやすいかもしれません。
選択の連続であるビジネス、もちろん普段の生活でも有効になります。

スタンダードなゲーム理論の問題として、こんな質問を・・・
★1つしかないケーキを 2 人の兄弟でどちらにも不満がないように分けさせるには、
どうすればいいでしょうか?

ねるさんの考えには、面積をフルーツの量で調整する?ということも。

これは厳密にケーキを半分にするのは難しいですよね。
このゲーム理論で正解とされているのは、
兄弟の片方には、ケーキを厳密に半分に切るように言い、
別の方にその好きな方を選べと言うということのようです!

これは確かに、半分に切った方も、
そうじゃない側が選ぶのは文句の言いようがないかもしれません。

これはゲーム理論とされていることの一つの考え方ではありますが、
その選択以上に利得は最大化されず、
両方にとって最も良い選択で、帳尻が合うケースを考えていきます。

ゲーム理論の中で、キャリアに当てはめてみると…
その時は役に立たなかったとしても、いざという時に使える
語学の勉強に時間を費やすこともゲーム理論かもしれません。

キャリアや人生を考えるときに取り入れると面白くなるかもしれない「ゲーム理論」にいて、
もっと知りたいという方は参考図書の『はじめてのゲーム理論』を読んでみてください。


■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる 「BOOK SHARING」

J-WAVE 「STEP ONE」ナビゲーターのサッシャさんに、
陳 舜臣著『小説十八史略』をご紹介いただきました。


■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」

今回はU2が1987年にリリースした大ヒットアルバム『ザ・ヨシュア・トゥリー』からの
第3弾シングル「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネーム」の
英国7インチシングルなどで知られている曲
「シルヴァー・アンド・ゴールド」です。

1980年にアイルランドの首都ダブリンから登場して、
全英・全米はもとより、世界的なスケールでの人気を誇ったバンド、U2。
       
このシングルに収録されたのはU2によるヴァージョンですが
お届けしたのは、
彼らが1985年に参加した反アパルトヘイト運動への企画アルバム『サン・シティ』に、
ローリング・ストーンズのキース・リチャードとロン・ウッドとU2が共演した、
ファンの間でも人気のレア・ヴァージョンです。


□今週の図書
川越敏司『はじめてのゲーム理論』
陳 舜臣『小説十八史略』

□オンエア曲
You are the universe / The Brand New Heavies
That’s what you get(for being polite) / The Jacksons
Don’t it make my brown eyes blue / Crystal Gayle
Bad guy now / Erlend Oye
On my way / Giovanca
Silver And Gold / U2
No Surprises/ Radiohead