今回のテーマは「ミニマリズム」
以前「BOOK SHARING」にもご出演いただきました、
四角大輔さんの『超ミニマル主義』を参考図書にお話していきます。
「ミニマリズム」は完成度を追求するために、必要最小限にまで省略する表現スタイル。
2009 年頃から、ライフスタイルとして「ミニマリズム」「ミニマリスト」という言葉が
使われるようになったと言われています。
「ミニマリズム」「ミニマリスト」は物だけに関連して言われがちですが、
これは仕事・思考に関しても述べられます。
悩んでも仕方がないことを整理するというように、
頭の使い方にもミニマリズムがあるのでは?
今回はこのことをメインに考えていきました。
参考図書によると、不安定な時代だからこそ、「何をするか」ではなく、
「何をしないか」を決める勇気が必要です。
習得すべきは「何かを得る」スキルではなく、足るを知ること、「何かを削ぎ落とす」 スキルで、
身軽でいることは、現代では強みとなると言われています。
この本からねるさんは「メモをしたら忘れる」という章に共感したそうです。
メモをすることによって、頭の容量を減らすということも興味深いですね。
仕事の面で考えた時、
大事な仕事と、これをやっても誰もハッピーにならない、時間がかかる仕事があると思います。
そういう仕事をなるべく減らす努力をしていかないと、あっという間に時間が過ぎてしまします。
仕事の断捨離をすることは難しいかもしれませんが、
基本は逃げること・やり方を変えることを恐れないことは自分にとっても大事なことかもしれません。
ねるさんの場合は、写真をすぐ消しますが、
音楽や本は残しているようで…
「ミニマリズム」の手法は人によって様々です。
そこが難しいところではあります。
自分なりの「ミニマリズム」を見つけたい方、もっと知りたい方は
『超ミニマル主義』を読んでみてください。
■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる 「BOOK SHARING」
プロテニスプレーヤーの西岡良仁さんに
田渕直也著『確率論的思考』をご紹介いただきました。
■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」
今回は1975年にリリースされた、ニック・ロウのタータン・ホード というグループのシングル
「憧れのベイ・シティ・ローラーズ(Bay City Rollers We Love You)」 です。
先週このコーナーで取り上げたエルヴィス・コステロやザ・プリテンダーズなどの
プロデューサーとして知られているニック・ロウ。
彼は60年代からバンド活動を始め、ソロなってから現在までライブツアーをこなし続け、
新作も発表しているという、根強い人気のアーティストです。
この曲は、70年代中頃に、イギリスはもとより 日本でも大人気だった
アイドル・ポップ・グループ、ベイ・シティ・ローラーズ賛歌として、
ニック・ロウが変名グループで発表したナンバー。
しかしこのBCR讃歌、サウンドも歌声も本人たちにそっくりで、
歌詞もベイ・シティ・ローラーズのメンバーの名前や代表曲のタイトルがポンポン出てきます。
□今週の図書
四角大輔『超ミニマル主義』
田渕直也『確率論的思考』
□オンエア曲
Love on top / Beyonce
Lucky Radio / Samuel Purredy
Say it again / Marie Rigby
Thinking about you / Ntjam Rosie
Prelude(無伴奏チェロ組曲)/ YO-YO MA
Bay City Rollers We Love You / Tartan Horde
Music of moon/ Martha Tilston