2022.05.14 ONAIR

■今回のテーマは「プロセスエコノミー」

尾原和啓著『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』を参考図書に、
プロセスエコノミーについて考えました。

ほとんどの製品や作品は「完成形」に価値があり売られてきたのですが、
「プロセスエコノミー」とは「完成までのプロセス」が価値を持たせるということです。
例えば成長過程を応援していくようなアイドルグループもそうでしょう。
環境問題の視点でいえば、企業がどのように環境に配慮して製品を作っているか、
どういう取り組みの上で成り立っているものなのかということから
完成形を選ぶのかということが、変化の激しい今の時代にとっても、
重要なことだと思われます。

ただプロセスを見せていくと、アイデアを先に見せてしまうということで、
他の人にマネされてしまう危険性があるのでは?という疑問があがりました。
そのデメリットも踏まえて、プロセスエコノミーがなぜ重要視されるのか、
実践していくにはどうすれ良いのかを考えました。

■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」

今回は、ミュージシャンの坂本美雨さんに
佐々木正美 著『子どもへのまなざし」
をご紹介いただいきました。


■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」。

今回お届けしたのは、ボブ・ディランの1978年にリリースされた
3枚組コンピレーションアルバム『傑作(MASTERPIECES)』

当時、ワールドツアーの一環で初来日した際に、 独自企画盤として日本だけでリリースされ、
その後 オーストラリアやニュージーランドでもリリースされ、
一度だけ CD 化されたが、なぜかすぐに廃盤になりました。
なので、今では CD のほうがレアとなっています。

このアルバムには有名曲やヒット曲に紛れて何曲かレアなテイクがセレクトされていて、
ディランのデビュー曲「Mixed Up Confusion」の モノ・ミックス・ヴァージョンも
収録されています。

□本日の図書
尾原和啓『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』
佐々木正美 『子どもへのまなざし」
河合 隼雄『子どもの宇宙』
竹宮惠子『地球へ…』

□オンエア曲
Put Your Records On / Corinne Bailey Rae
This Feeling's Killing Me/ Jones Girls
Love Never Felt So Good/ Michael Jackson
Roll On / The Little Willies
かぞくのうた(feat.Hiroko Sebu) / 坂本美雨
Mixed-Up Confusion / Bob Dylan
Keep Silence/Predawn