これからの時代に必要な「スローニュース」って? スマートニュース メディア研究所・所長が語る

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『TOPPAN FUTURISM』(ナビゲーター:小川和也・南沢奈央)。12月23日(日)のオンエアでは、スマートニュース メディア研究所・所長の瀬尾 傑さんをゲストにお迎えし、「2018年にテクノロジーが生みだしたものとは?」というテーマでお届けしました。


瀬尾さんは講談社在籍時代に『現代ビジネス』『ゲキサカ』『クーリエ・ジャポン』『FORZA STYLE』など、ウェブメディアの統括や新しいメディア戦略を作る部署のマネジメントを担当。今年8月に講談社を退社し、スマートニュース メディア研究所の所長に就任しました。


■2018年で印象に残ったテクノロジーの出来事

まずは2018年上半期で印象に残ったテクノロジーの出来事を伺うと、フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグがアメリカ上院に呼ばれたことだと回答。

瀬尾:それまで新しいソーシャルメディアは「世の中を良くするものだ」「フラットな社会にして個人の情報発信ができる」「政府や大企業が中心の世の中を市民中心の社会に変えるんだ」とバラ色なイメージがありました。その中でザッカーバーグがアメリカ上院に呼ばれ、フェイスブックの問題がいくつも明らかになりました。

これまでネットニュースが良い方向に行くのではないかと思われたものの、今は悪い方向に行っているとして、それが表面化したのが2018年だったと述べます。

小川:どうして悪い方向に行っているんですか?
瀬尾:フェイスブックやツイッターのような新しいメディアの動きが出てきて、社会の情報発信の仕組みを変えていこうとしている。そうするとこれまでの仕組みの中で生活できていた人が職を失ったり、これまでのビジネスモデルを続けられなくなったり。この人たちの不満がたまっていたと思います。
小川:なるほど。
瀬尾:一方で、トランプ大統領の登場やイギリスのEU離脱問題など、国民にとって大きな選択があり、なおかつ国を二分するようなことが起きているときに、実はこれを後押ししたのがソーシャルメディアじゃないか、という疑いがありました。さらに、それを意図的にやっていたのではないか、という疑いも出てきました。

このように今まで隠されてきた問題が一気に噴出した象徴が、このフェイスブック問題だった、と瀬尾さんは話しました。

続いて、瀬尾さんが2018年下半期で印象に残ったテクノロジーの出来事は、沖縄県知事選挙の際に、沖縄の地元紙の『琉球新報』や『沖縄タイムス』がファクトチェックをしたことだと言います。

瀬尾:選挙期間中に流れる本当のことやデマ、政治家の発言がうそか本当かをチェックすることを、この沖縄の新聞社たちが行いました。これがファクトチェックです。今回、琉球新報がその試みをするときに、テクノロジーの会社と提携して、テクノロジーがツイッターやフェイスブックをリサーチし、そのビッグデータの中から話題になっている、もしくはうそじゃないかと思われる情報を集めました。その後のチェックは新聞社の記者が行う方式を採用しました。これはテクノロジーが、もしかすると今のフェイクニュースやフィルターバブルのようなものに対してひとつの解決方法を示す一例になるのではないかと思っています。


■「うそ?」「本当?」情報の正しい見分け方とは

本当の情報か、うその情報かを見分けるための簡単な方法が、一つあるそうです。

瀬尾:たとえば、自分の子どもが外で遊んでいるときに、見通しが悪くて交通量の多い交差点で飛び出しそうになったら「危ない、飛び出すな」「左右をよく見ろ」と注意しますよね。インターネットの世界も通行量の多い交差点と同じで、非常に多くの情報が流れています。そこに入るときに、最初に見た情報に飛びつくのではなく、ゆっくりと判断する必要があります。交差点で左右を見るように、いろんな種類の情報があるので全部見て、その中で判断してください。


■もっとゆっくりとしたニュースが必要

最後に、2019年のニュース報道のあり方について伺いました。

瀬尾:今ニュースは、スローニュースとファストニュースがあり、私は「もっとゆっくりとしたニュースが必要だ」と考え、スローニュースを提唱しています。スローニュースは事件や事故など発生したものを追いかけるのではなくて、自分たちで掘り起こすニュースです。

スローニュースについて、森友学園問題における財務省の公文書改ざん問題を例に説明します。

瀬尾:この改ざん問題は朝日新聞がスクープしないと、絶対に世の中に出なかったんですよね。たとえば10年後に情報公開請求をしても、改ざんされた文章なんて誰も分からなかったと思います。このスクープの発掘がスローニュースだと思っています。

こういった情報を取材するためには、プロが手間をかけお金をかける必要があるが、情報としては確度が高く社会的な意味がある、とも言います。

瀬尾:また、その情報は独創的でクリエイティブなものなので、非常に価値があります。新聞社やテレビ局の経営が厳しいと言われるのは、ファストニュースの価値が下がる中で新しいニュースの価値が作られていないからだと思います。私はニュースの価値を、速さではなく深さで測るようにしたい。それを実現する仕組みをスマートニュース メディア研究所で作ってみたいと思っています。

普段何気なく見ているニュースを鵜呑みにするのではなく、ニュースを読み解く力がこれからの時代には必要になるのではないでしょうか。

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【番組情報】
番組名:『TOPPAN FUTURISM』
放送日時:毎週日曜 21時−21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

KANA-BOON 谷口鮪がいつかコラボしたい女性アーティストとは?

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。12月15日(土)のオンエアでは、今年でデビュー5周年となるKANA-BOONの谷口 鮪さん(Vo/Gt)をお迎えしました。


■デビュー5周年、バンドを結成して12年

KANA-BOONが5周年。クリスに「どうですか?」と訊かれると「忙しいです(笑)」と谷口さん。全国ツアーに加えて、楽曲制作、企画ライブ、リリースとスケジュールはぎっちりですが、デビューから5年間の中で「いちばん楽しい」とも話します。

谷口:やっぱり充実してるし、ライブが多いのがいちばんかなと思いますね。
クリス:でも、バンド結成をしてからと考えるとKANA-BOONって長いんだよね?
谷口:10年以上になります。
クリス:高校時代からですか?
谷口:そうですね。高校1年生なので。もう今28歳なので、12年ですかね。

KANA-BOONは、高校入学当時にバンドを組みたいと思っていた谷口さんが、同級生だった小泉貴裕さん(Dr)、古賀隼斗さん(Gt)さんを誘い、結成。谷口さんはギターの経験者だったものの、他のメンバーはまったくの未経験でした。

谷口:古賀も弾けなかったですし、最初はドラム希望でした。今でこそあんなにブリブリ、ギター弾いてますけど。最初はぜんぜん。
クリス:最初のバンドはどんな感じだったの?
谷口:アジカンのコピーとかが多かったです。基本的なことを古賀に対しては、僕がいろいろ教えながらやったりとか。そしたらあっという間に技術は追い越されてしまいました。部活が軽音楽部だったので先輩の手ほどきというか、先輩にいろいろ教えてもらいながらとか、そういう感じでした。


■影響を受けたバンドとの共演

番組のアンケートの「共演して印象的だったバンドは?」という質問に、ASIAN KUNG-FU GENERATION、フジファブリック、ORANGE RANGEの名前を挙げた谷口さん。今年に行われた「東名阪対バンツアー『Let's go TAI-BAAN!!』」では、この3組とそれぞれ共演を実現させました。一体この3バンドからどんな影響を受けたのでしょうか?

谷口:アジカンはもう言わずもがなですが、フジファブリックも学生時代から好きでした。使っているコード進行とかそういうところでけっこう影響を受けたりしました。ディミニッシュコードっていう、ちょっと切なさを醸し出すコードをフジファブリックはよく使うんですけど、それを僕らも多用していて。そこから自分たちのオリジナルが見え始めた、というところもあります。
クリス:そういうきっかけを与えてくれたんですね。
谷口:ORANGE RANGEは僕ら世代は、学生時代ど真ん中のスーパーヒットバンドなので、もちろんメンバー全員が大好きです。フェスでお見かけするタイミングとかライブをちょこっと見る機会もあったんですけど、なかなかそのときは話しかけることができませんでした。「この(5周年の)タイミングでできないかなぁ」と思っていたら、念願叶ってこの3組に出ていただきました。

ORANGE RANGEの印象について、「ちょっと怖い人なのかなって思ってたんですけど、めちゃくちゃ気さくでした。バンドマンって感じのお兄さん的存在でした」と谷口さん。さらに、ライブのエンターテイメント性に関しては「いちばん勉強になった」、と話します。

クリス:どういうところが?
谷口:やっぱり見せ方というか、その空間を完全に楽しませにかかるっていう感じがありました。すごくフロアを暖かくする柔らかさがありつつも、牙を剥いているというか。ギラギラはしていて、それはすごくバンドとしてかっこいいなと。アグレッシブなライブをもっと自分たちもしないといけないなと思いましたね。


■いつかコラボしたいのは?

クリスに「今後、コラボレーションするんだったら、女子ボーカルの作品を作ってみたい?」と問われると……。

谷口:いつか一緒にやってみたいなぁ、と思う人は何人かいますね。アイナ・ジ・エンドさんとか、ヒグチアイさんっていうシンガーソングライターがすごく好きでずっと聴いてる方がいるんですけど、その方とか、あいみょんさんとか。才能溢れる人たちと、何かいつか作品をひとつ作れたらいいなぁとは思っています。

KANA-BOONとしてしっかり活動しつつも、「自分だけの世界」を表現することに最近は興味が出てきたという谷口さん。どういうカタチで実現されるのか、今後が楽しみですね!

【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜18時−18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

Spotifyで2000万回も再生! 謎の覆面ユニット・AmPm、出会いは「販売員とお客さんです」

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。12月19日(水)のオンエアでは、謎の覆面ユニット・AmPm(アムパム)をゲストにお迎えしました。

ラトビアのアーティストに作ってもらったというウサギのお面を被って登場してくれたAmPm。お二人の個人名は特に決まっておらず、「(クリスから見て)右さん、左さんで大丈夫です」と右さん。

2017年3月に『Best Part of Us feat. Michael Kaneko』でデビューしたAmPm。このデビュー曲が世界中のSpotifyで2000万回も再生され話題となりました。現在では様々なアーティストとコラボレーションやプロデュースをしています。


■出会いは「よく喋るお客さん」と「店員さん」だった

最初に、お二人の出会いを伺いました。

:本当に元を辿ると、洋服の販売員とそのお客さんです。
クリス:右さんが販売員で、左さんがお客さんですね?
:よく来るよく喋るお客さんと、同じくよく喋る店員さんです。
:買っていくこともあったり無かったりでしたね。
:話していくうちに仲良くなって。左が当時DJとしても活動していたので、たまにミックスCDを作ってお店に持って来てもらったり。

そうして仲を深めていったお二人は、日本全国を一緒に旅することになりました。それが結成のキッカケだったといいます。

:そこで色んなミュージシャンとの出会いがあったり、色々考えることもあったんですけど、「一緒にやるか」と。
:流れ着いてしまったんです。
:10年以上かけて。
クリス:そんなにですか! そこは熟成のときがあったんですね。


■スカイプミーティングを始めたら…アフロジャックがいた!

オンエアでは『Faded Love』を流しましたが、この曲もデビュー曲と同様に、Michael Kanekoさんとコラボレーションしています。

クリス:(Michael Kanekoさんと)知り合ってからは長いんですか?
:長いですね。かれこれ3、4年は経ってると思います。
:一番初めはYouTubeの出会いでした。彼がアップしていた音源をたまたま見つけて。それで左が声をかけて。それがキッカケです。
:とにかくよかったんで。

AmPmは今年、オリジナル曲を6作、リミックスを含めると12作リリースしました。

:これに関してはこの間、反省会をしたんですけども、(予定より)大幅に下回ってしまったなと思ってます。本当はもっと出す予定だったんですけど、世界のアーティスト達といろいろやりとりをしていく中でコミュニケーションの問題、意見の食い違いであったりとか。
:バカンスとかね。
:そうですね(笑)。突然バカンス行っちゃうから。色んな理由で遅れてしまいました。来年は巻き返していきたいなと思います。

海外のアーティストからのアプローチはどのように来るのでしょうか?

:僕たちも同じなんですけど、SNSを通じてダイレクトに連絡が来るケースが多いですね。
クリス:ビックリしたこととかあります?
:アフロジャックとコラボしたときは、向こうのレーベルの担当者から「スカイプでミーティングをしたい」と言われて。それで、繋いだら本人が居て(笑)。
:僕、それを熊本で聞いて、「ウソでしょ?」みたいな。
:内容も聞かされず、ミーティングだけ設定されて、いざ繋いだら「でっかい人がいる。本物だ」みたいな(笑)。
クリス:(笑)。話が早くてそうなったのか。言いたいことは言えたんですか?
:イエス、ノーもないというか。「やります」としか言えなかったです(笑)。

AmPmは、平井堅さんのJ-WAVE30周年アニバーサリーソング『HOLIC』もプロデュースしています。

クリス:あれはどのように始まったんですか?
:平井さんの側からお声がけを頂いて。もちろん偉大なアーティストですし、さらにはJ-WAVEの30周年の記念の楽曲なのでいろいろご要望を訊いたんですけど、「まかせる。自由にやってくれ」って言われて。
:「ラップもやってみたいしな」っていう話もあって。
:むしろ「気にしないで欲しい」っていうのが要望としてありました。
:逆に自由に取り組ませてもらえました。


■謎の覆面ユニットだけど…趣味は庶民的!

お二人の趣味について伺うと、右さんは「サウナ巡り」とのこと。

:最低、週に一度は行ってます。
クリス:本格的な自然の中のやつですか? 温泉とかですか?
:いわゆるスーパー銭湯、銭湯と名の付くところのサウナを巡っています。
クリス:昔からですか?
:そうですね。小さなときに父親に連れられて、というのがキッカケだったんですけど。今はどちらかというと水風呂、水を求めて入っている感じですね。
クリス:通ですね(笑)。

旅を一緒にしていたときは、お二人で別府の温泉などに行ったりもしたそうです。左さんの趣味は「神社巡り」。

:旅が多いので、僕のスタンスとしては各地でイベントとかお世話になるタイミングに、「お邪魔します」ってご挨拶だけしているつもりなんです。それが回り巡って、いい縁を引き寄せたり。このAmPmもそうだと思うんですけど、ラッキーなんですよ。それは多分こういうところから来ているんだろうなと。完全に自分の中での考え方なんですけど。
クリス:年末年始にどこかに行くっていうのとは違うんですね?
:年末年始は人の動きが激しいので、逆に人がいない時期に行っています。

最後に「ライブ、イベントを今年は国内では全くやってこなかったので、来年は少なくとも何本かはやれたらいいなと思っています」と抱負を語ってくれました。気になった方はぜひチェックしてみてください。

【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

andorp・前田恭介、Maroon5から学びたいのは「時代に合ったサウンドを鳴らすミーハー感」

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。12月22日(土)のオンエアでは、andropのベーシスト・前田恭介さんをゲストにお迎えしました。


■自分の思い描くものが弾けるようになってきた

前田さんが番組に登場するのは、2013年以来の5年ぶり。この5年間で「やっと最近、自分の思い描くものが弾けるようになってきた」といいます。

前田:ぶっちゃけ、端的に言うと「うまくなったな」って気がします。
クリス:いいじゃん。
前田:「うまい人ってこういうことができるな」ということがやっとできるようになってきました。昔は「頑張ってうまくなろう」みたいなのがあって、でもなれない自分とのギャップがすごいあったんですけど、最近その差がだんだん少なくなってきたと感じるようになりました。

自分の思うように演奏できるようになったことで、「今、演奏するのが楽しい」とも。最近ではandrop以外のアーティストのサポートで参加することもあり、そこで得たエッセンスをandropにフィードバックしているそうです。

最近、Maroon5をよく聴いているという前田さん。彼らの魅力について、時代が変わるごとにその時代に合ったサウンドを鳴らす“カメレオンのよう”と評しました。

前田:ミュージシャンってどっちかだと思うんですよ。自分たちの思う方向に突き進んでいくタイプと、ミーハーじゃないですけど、トレンドを取り入れていくタイプと。僕らはどっちもやりたいなと思っている中で、ミーハーな感じはMaroon5から学ぶことがとても多いです。
クリス:自分たちの音が確立されているから、新しい要素を取り入れてもMaroon5になっちゃうんだよね。
前田:そうなんですよね。

また最近、バンドメンバー全員が曲を作るようになり、音楽の捉え方が変わったという前田さん。アイスランドのシンガーソングライター・アウスゲイルに影響を受けました。

前田:昔は「ベースは俺が一番になってやる」、「ベースがうまくなればいいや」という思考回路がけっこう強かったんですけど。最近は音楽全体を俯瞰で見たいというか。そうすると、アウスゲイルの音の作り方は、僕にないエッセンスがとても多くて、すごく聴きました。

北欧のアーティストのハーモニー感覚は日本人とぜんぜん違うそうで、「本当にみんな聴いたほうがいいんじゃないかっていうくらい(笑)。」とオススメしました。


■いよいよ10周年、「幸せ」なことは?

andropはこの12月でデビューから9年。いよいよ10周年というアニバーサリーイヤーがスタートするということで、ニューアルバム『daily』が12月19日にリリースされました。

クリス:なんで『daily』なんですか?
前田:今回、アルバムを作ったときにちょうどツアーを回っていまして。その最中に録音して、いろんなことを考えたんで、自分たちのライブ、音楽をしている日常がそのまま今回のアルバムには入っています。今の自分たちがダイレクトに入っている一枚なので、「andropってどういうバンドなんだろう?」っていう今のモードがすごいわかるアルバムです。

前田さんは今までの活動を、「変わった部分と変わっていない部分はありますけど、いまだに音楽を楽しく4人でやれていることはすごく幸せ」と振り返ります。

クリス:来年はどんなプランがありますか?
前田:昔のことをあまり振り返るバンドではなかったんですけど、例えば「アルバム再現ライブ」とか、そういう10周年じゃないとできないようなことを試みようかなと思っています。
クリス:じゃあ、アルバムコンサートっていうこと?
前田:そうですね。1曲目からケツまでっていうのをやってみたりとか。あと色んなおもしろいことを企んでいるので、楽しみにしていてくれればなと思います!

最後に、個人の挑戦として「ソロアルバムとか出してみたいですね」と野望を語った前田さん。andorpとしての活動はもちろん、ベーシスト・前田恭介としての活躍にもぜひ注目してください!

【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜18時−18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

2018年の年間チャートトップ100を発表! 究極のヒット曲は…【TOKIO HOT 100】

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。J-WAVE全番組のオンエア、番組サイトのVOTEボタンから寄せられたリスナーズポイント、都内主要CDショップのセールデータをもとにポイントを計算。今、東京で最もヒットしている曲や、リリース前の未来のヒット曲、全部で100曲をカウントダウン! 12月30日(日)は、「The Annual Count-Down〜SLAM JAM 2018」と題して、2018年ヒット、究極の100曲を紹介しました。

■2018年 年間チャート

100位: 椎名林檎と宮本浩次『獣ゆく細道』
99位: Troye Sivan 『Dance to This ft. Ariana Grande』
98位: 中村佳穂『きっとね!』
97位: DJ Snake ft. Selena Gomez, Ozuna & Cardi B『Taki Taki』
96位: RADWIMPS『そっけない』
95位: Post Malone『Better Now』
94位: Queen『Bohemian Rhapsody』
93位: Childish Gambino『This Is America』
92位: Nile Rodgers & Chic『SoberSober (featuring Craig David and Stefflon Don)』
91位: cero『魚の骨 鳥の羽根』
90位: DJ Khaled『No Brainer ft. Justin Bieber, Chance the Rapper, Quavo』
89位: Taylor Swift『Gorgeous』
88位: RIRI『That's My Baby』
87位: Charlie Puth『Done For Me (feat. Kehlani) 』
86位: ポルカドットスティングレイ『ヒミツ』
85位: Friendly Fires『Heaven Let Me In』
84位: サカナクション『陽炎』
83位: Official髭男dism『Stand By You』
82位: 平井 堅『知らないんでしょ?』
81位: Tom Misch 『It Runs Through Me (feat. De La Soul) 』
80位: WANIMA『シグナル』
79位: TWICE『What is Love』
78位: Rita Ora『Let You Love Me』
77位: Perfume『無限未来』
76位: サザンオールスターズ『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』
75位: Janelle Monáe『Make Me Feel』
74位: 米津玄師『Flamingo』
73位: Drake『Don't Matter To Me ft. Michael Jackson』
72位: Nicky Jam feat. Will Smith & Era Istrefi『Live It Up』
71位: The 1975『TOOTIMETOOTIMETOOTIME』
70位: Charli XCX & Troye Sivan『1999』
69位: Rudimental『These Days feat. Jess Glynne, Macklemore & Dan Caplen』
68位: Janet Jackson x Daddy Yankee『Made For Now』
67位: SIRUP『Do Well』
66位: KREVA『存在感』
65位: Perfume『Let Me Know』
64位: Nulbarich『VOICE』
63位: SHISHAMO『水色の日々』
62位: Kylie Minogue『Dancing』
61位: SOIL&"PIMP"SESSIONS『comrade feat. 三浦大知』
60位: Nulbarich『Kiss You Back』
59位: 竹内アンナ『ALRIGHT』
58位: The Chainsmokers『Side Effects ft. Emily Warren』
57位: 平井 堅『half of me』
56位: Superorganism『Everybody Wants To Be Famous』
55位: Meghan Trainor『No Excuses』
54位: 三浦 大知『DIVE!』
53位: Carly Rae Jepsen『Party For One』
52位: David Guetta & Sia『Flames』
51位: CHAI『アイム・ミー』
50位: Disclosure『Ultimatum ft. Fatoumata Diawara』
49位: Clean Bandit『Solo (feat. Demi Lovato)』
48位: Jonas Blue, Liam Payne, Lennon Stella『Polaroid』
47位: 山下達郎『ミライのテーマ』
46位: BTS『FAKE LOVE』
45位: Superfly『Bloom』
44位: m-flo『No Question』
43位: Suchmos『808』
42位: Jason Mraz『Have It All』
41位: Maroon 5『Girls Like You ft. Cardi B』
40位: レキシ『GOEMON feat.ビッグ門左衛門』
39位: 平井 堅『HOLIC』
38位: The 1975『It's Not Living (If It's Not With You)』
37位: Lady Gaga, Bradley Cooper『Shallow』
36位: Gorillaz『Humility (feat. George Benson) 』
35位: あいみょん『満月の夜なら』
34位: Anderson .Paak『TINTS ft. Kendrick Lamar』
33位: Jason Mraz『The Other Side』
32位: Charlie Puth『The Way I Am』
31位: DA PUMP『U.S.A.』
30位: Justin Timberlake『SoulMate』
29位: きのこ帝国『金木犀の夜』
28位: 星野 源『ドラえもん』
27位: Silk City & Dua Lipa『Electricity ft. Diplo & Mark Ronson』
26位: Jess Glynne『All I Am』
25位: Kendrick Lamar, SZA『All The Stars』
24位: 宇多田ヒカル『Play A Love Song』
23位: Kacey Musgraves『High Horse』
22位: Calvin Harris, Sam Smith『Promises』
21位: ユニコーン『OH! MY RADIO』
20位: CHVRCHES『Get Our』
19位: Official髭男dism『ノーダウト』
18位: Camila Cabello『Havana ft. Young Thug』
17位: Austin Mahone『So Good』
16位: Years & Years『If You're Over Me』
15位: Calvin Harris, Dua Lipa『One Kiss』
14位: 米津玄師『Lemon』
13位: Ariana Grande『thank u, next』
12位: サザンオールスターズ『壮年JUMP』
11位: 星野 源『アイデア』
10位: 安室奈美恵『Hero』
9位: Bruno Mars feat. Cardi B『Finesse (Remix)』
8位: あいみょん『今夜このまま』
7位: Paul McCartney『Come On to Me』
6位: あいみょん『マリーゴールド』
5位: Nulbarich『ain't on the map yet』

Nulbarich

4位: Suchmos『VOLT-AGE』

Suchmos

3位: 宇多田ヒカル『初恋』
2位: Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble『This Is Me』

Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble『This Is Me』

1位: Ariana Grande『No Tears Left to Cry』

Ariana Grande

また、2019年1月1日(火)の9時よりオンエアの番組『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL SAISON CARD TOKIO HOT 100 30 YEAR ULTIMATE COUNTDOWN』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)は、開局30周年を迎えたJ-WAVEを総括!

1988年10月から30年分のTOKIO HOT 100のチャートを再集計し、その上位100曲をクリス・ペプラーが9時間にわたってカウントダウンします。また、クリス・ペプラー×サッシャ×藤田琢巳3人のナビゲーターが、「日本人アーティストが世界でバズるには!?」をテーマにトークを繰り広げる特別座談会の模様もお届け! ぜひチェックしてみてください。

【『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL SAISON CARD TOKIO HOT 100 30 YEAR ULTIMATE COUNTDOWN』を聴く】

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【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:日曜 13時−16時54分
番組ページ:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

堀潤が選ぶ、2018年の重大ニュース「僕らが無関心だったら、最悪の事態を招く」

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『JAM THE WORLD』のワンコーナー「UP CLOSE」。12月27日(木)のオンエアでは、木曜日のニュース・スーパーバイザー、堀 潤が選んだ「2018年重大ニュース」を発表。グローバーがお休みのため、ナビゲーター・津田大介とお届けしました。


第5位:地震と台風と豪雪。国内で災害相次ぐ

2月に福井県で記録的な豪雪、6月に震度6を記録した大阪北部地震、7月に西日本豪雨、9月に震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生しました。緊急報道があった際、堀はこんな取り組みをしています。

:僕は緊急報道のときには、自分のLINEのIDを解放して、「オーダーメイド型の取材」をやってるんです。災害が起きるとSNSのタイムラインに一斉にSOS、もしくは伝聞情報、さらに悪質なデマから、悪質じゃないけど間違った情報が飛びかうじゃないですか。玉石混交になっていて、メディアリテラシーもだんだん上がっていく中で、見る側も「このSOSって本当?」って、若干二の足を踏むようになってきてます。これはいいことだと思うんですけど、本当に緊急で支援が必要な人のところへの情報サポートができないかなと思うようになりました。だから、そういう方々は直接、僕に連絡をください、と。
津田:東日本大震災のときにTwitterが注目されました。僕も東北に行ったときに、Twitterで情報を募集して取材先を決めたりしたんです。堀さんが災害のたびに、LINEでああいうことをしているのを見て、「うまいこと考えたな」と思いました。LINEのほうがよりプライベートで、かつ携帯と紐付いてるから、きちんとした信頼情報にアクセスできるし、プライベートな情報だからいろんなことも訊ける。今年は災害そのものが多く、堀さんがそういうのを何度もやってる中で、堀さんの中でその方法論がどんどん洗練されていった感じがします。
:毎回「どうしてテレビの報道はいつも同じ場所からなんですか」、「どうしてうちの地域はやってくれないんですか」っていう現象が起きるんです。
津田:いわゆる「象徴するところ」ですよね。
:災害が発生すると、どうしても涙があるところ、映像として非常に撮れ高があるといわれる地域ですよね。そういうところも大事だけど、今を生きている方々の日常の中での、さまざまな課題を丁寧に伝えて、それを次の教訓に活かしていくことができればいいなと思ってるんです。

山口県の周防大島も訪れました。大島大橋に貨物船が衝突し、送水管が破断した事故で、島内のほぼ全域、約9000世帯で1カ月以上にわたり断水が発生していたのです。

:「周防大島は水が復活して橋も通れるようになったけど、どうしても伝えてほしいことがあるので来てください」と現地の方に言われて、1週間半前に取材に行きました。正直に言うと、地元のテレビ局も全国紙も報道している中で、僕が何を伝えられるんだろうと思って行ったんです。病院関係者に接触すると「骨折が増えてるんです」と。40日間にわたって水が止まって、町は「自分たちでできます」といって、自衛隊に帰ってもらいました。そこまではよしとしましょう。ところが、自治体が用意した給水車から各自宅までは、住民が給水タンクを持って運ぶわけです。お年寄りが多い地域で、腰を痛めていて、圧迫骨折や疲労骨折。「おじいちゃん、おばあちゃん、俺がやるから」と言った40〜50代の担い手たちが手伝って、中腰のままお風呂とかトイレに水を流すと、今度はヘルニアになるんです。そういう形で、現地の病院には次々と診療する患者が増えていったんですけど、この問題についてはあまり報道されなかったんです。それを「ぜひ発信してほしいんです」という話でした。伝えられてないけど、伝えるべき現場がいっぱいあるんです。
津田:ITツールやソーシャルメディアが普及したから、細やかな報道を大手メディアができないんだったら、インターネットメディアが一緒になってやっていくということなんでしょうね。
:動画も早く送れるようになりましたしね。


第4位:南北首脳会談と米朝首脳会談…動く北朝鮮情勢

堀は今年の8月のおわり、平壌(ピョンヤン)に足を運びました。 :日本のNGO「JVC(日本国際ボランティアセンター)」などが中心になって、10年近く現地の学生と日本の学生を交流させる授業をやってきたんです。ところが、昨年は緊張の高まりでそれが中止になりました。今年に入って、一転して融和ムードが出たということで復活しました。その交流事業に僕も同行しました。
津田:どうでした?
:街の発展ぶりとか、見るもの聞くものが、想像していたものと違いました。女学生に「国連の経済制裁はどう?」と訊いたら、「とにかく辛いです」と。何が辛いのか訊いたら「私は休みの日に雑貨店に行って、食器やフライパンを見るのが楽しみだったんです。特に外国からきたもの。ところが一切入ってこなくなって、全て国産に切り替わって、それがダサイんです」と。一方、いろいろな現場を見ていく中で実感したのは、経済発展を心の底から求めているということ。最新の医療機関を見に行ったときに、よく見ると日本製、ドイツ製、アメリカ製だったんです。「ん?」と思って「制裁下でよく入りましたね」って訊いたら、「正直な話、こういうものに関しては、まだ自国の技術ではまかなえないんです。ですから、我々は早く国際社会との接続を強めて、みなさんの国の技術が必要です。掘さん、私は日本担当なんですけど、正直、自分の人生が正解だったか悩んでます。同期がみんな出世してるんです」と言っていました。理由を訊いたら「他の言語を選んだ同期たちはビジネスの話をまとめてくるんです。私たちは拉致と核とミサイルの話、歴史を20年間ずっとやってきました。そろそろビジネスの話をしたいんです」という話を聞きました。北朝鮮と関わるときには、何をゴールに設定するのか、今の状況をある程度見据えた上で、拉致問題を解決するためにも、連絡系統を密に作って、経済発展の中から、あの国の状況が国際社会に連なるようになっていくのがいいのか、いろいろと考えさせられましたね。
津田:それはすごく必要な訴えだと思う一方で、それで本当に進めましょうといって、国民感情が許すかどうかっていう話もありますから、なかなか深刻な問題ですよね。
:総裁選で安倍さんと石破さんが議論する中で、平壌に連絡事務所を置いたらどうかっていう話が、石破さんから出てました。僕は、あれは総裁選の争点ではなく、継続的にやったらいいと思うんです。


第3位:安田純平さん、3年4カ月の拘束から解放される

堀は、安田さんに日本記者クラブの会見で質問をしました。 :残念だったのは、テレビ各局は「拘束されているときに、くじけそうになったことはありませんでしたか?」といった気持ちを訊くんです。新聞社は「拘束されている状況で、どのような部屋だったのか、見取り図をもう少し教えてください」とか「何人ぐらいの人が周りにいたんですか」と、ある程度の情報を訊いてました。外国メディアは、取材手法について「なぜ、あのコーディネーターを信頼したのか」「どういう手順で安田さんは手続きをとったのか教えてほしい」「行方不明になっているジャーナリストの情報はないか」とかだったんですけど、「安田さんは3年4カ月の中で、何か見聞きしたことはありませんか」という、シリアの情勢についての質問がなかったんです。僕はしたんです。というのも、安田さんが拘束されていたイドリブ県は、世界中が注目した場所なんです。まさに「反政府勢力の最後の拠点」と言われていて、化学兵器の導入もあるかもしれないという現場だったんです。

ところが、それに関しては一切、話題になりませんでした。

津田:安田さん自身も、そのことに関して「ほとんど部屋の中にいるから情報を得ようがない」ということで言葉を濁していましたけども。
:でもそのとき、30秒黙ったあとに、実を言うと子どもが拘束されていて、尋問を受けていたとか、近所で空爆の音が続いていたとか、話しました。さらに、この会見の一番の焦点だと思うんですけど、武装勢力がウイグル人勢力だったということも明かしたんです。トルキスタン勢力、いわゆる中国政府と対立しているウイグル人勢力が、シリアの北西部に展開していて、安田さんは彼らに匿われていたことが、運ばれてきた食事からわかったんです。「あれ? このパンの焼き方はウイグル人じゃないか」と、聞き込んでみるとそうだった。中国域内では謳歌できないイスラムの生活をここで楽しんでるとか、いろいろな情報が出てきました。それで、「安田さんの自己責任論はいいけど、肝心要のシリア情勢について今、誰が語ってるんだっけ?」っていうのが一番悲しかった。なぜなら、イドリブ県にはたくさんの市民がいる中で、Twitterなどを使って日本に向けて市民がメッセージを発信してきたんです。「ここは武装勢力がいるだけじゃない。我々市民がいるんだ。国際社会は見てほしい。攻撃をやめさせてほしい」というのを、拙い日本語でプラカードを作って、SNSで発信しているということに対して、無頓着でいいのかな、というのをすごく感じました。
津田:安田さんもその責任を感じているのか、帰ってからも精力的に取材に応じていますね。
:安田さんが3年4カ月の間に、いろいろな情報を見聞きしていて、これが価値のある情報だと日本政府も判断したんでしょう。外務省を含めて、安田さんの情報は大変貴重だといって、情報についての詳しい聞き取りを行ったと言われています。やはり、メディアのあり方が気になりました。「シリア」とか、大きな主語ではなく、日本として何をすべきなのかということは、もっと議論すべきだと思います。


第2位:国連で「小農の権利宣言(小農と農村で働く人びとの権利に関する国連宣言)」が採択される

:これは、ほとんど報道されていません。日本農業新聞と中国新聞だったと思うんですけども、そこは記事にしてました。ところが、全く注目されてなかったんです。今、世界中の農地で過剰な開発が、特に先進国が関わって行われています。アフリカ、南米、カンボジアなどもそうです。そういった中で、土地を強制的に収奪されたり、非常に安い労働力としてこき使われたり、本来はその地域のコミュニティの中で育まれてきた、適正な範囲での農業というものが、過剰な開発によって根こそぎ奪われていくような状況が、各地で続いてるんです。
津田:なるほど。
:特にアフリカやアジアや南米、それらの国々が中心になって、小規模農家の権利を守りましょうということが定義されました。ところが、それに反対したのがアメリカや中国であって、たくさんの小規模農家がある日本はどうしてるのかというと、今年は出資法の廃止も話題になりましたが、日本は棄権しました。小農家に対しての権利は、国際社会ではまだ議論が未成熟なので、新たな権利をここで作るよりも、今までにある法律内で対応したほうがいいという判断から棄権したと、外務省が言ってるんですけど、果たしてそれでいいのかと。

堀が注目した理由は、モザンビークで、非常に大規模な農業開発事業を、日本の税金も使って進めようとしていることにあります。

:日本国内の食料安全保障の観点から、大豆だったり小麦といったものを、安定供給させてもらう先を、南米、アフリカなどのいろいろな地域に作っておく。その中で、現地で雇用を生み出して、付加価値のある近代的な農業を、というのが名目なんです。実際には、そこに日本だけではなく、いろいろな企業が投資をする中で、土地の強制収奪であったり、説明がしっかりされていないまま、開発だけが先行してしまう状況もあります。日本のNGOなどもそこに入って、日本政府はこの状況に耳を傾けてほしいと訴え続けています。さらに、東南アジアに目を移すと、カンボジアでは中国政府との結びつきが、現地のフン・セン政権が強くなって「我々は中国の資金で開発ができる。欧米の支援は必要ない」といって、民主主義的な手続きが重んじられない中での開発で、同じく土地の強制収奪が行われています。それに対して反対の意を唱えた民衆を取材しているメディアが潰され、そうした彼らの声を受けて台頭した野党が今年解体され、フン・セン政権はまさに総選挙で独裁的な基盤を固めたんです。
津田:今、アジアの権威主義的な国が、ほぼ独裁状態というか、民主主義的な手続きをほぼ捨て去っているという状況ですもんね。
:そういう中で、やはり日本がいろいろな国々との関係を築いていく上で、まさにひとりひとりの権利、人権であり環境であり、そうしたものに重きを置いた関係を作ることが、日本の信頼や信用であり、日本の安全保障政策の一番重要だと思うんですね。
津田:本来、外務省がそれを率先して、その価値を輸出していくべきなんですけどね。


第1位:民意はどこへ?着々と進む沖縄・辺野古新基地建設

堀は「土地に根ざしたひとりひとりのさまざまな思いは、大きな権力によって奪われてはならない」と語ります。

:独裁的な国家や経済合理性を優先する巨大な企業グループなどが、農地の強制収奪を行っているという話をしましたけど、沖縄の問題に関しては、日本国政府が行ってますよね。
津田:それ対して国連から「ちゃんとしなさい。人権上問題がある」という勧告まで出てますから。
:しかも、民主主義的な手続きを経て、選挙で民意を示したにも関わらず。
津田:土砂投入は適法性も問われている状況です。しかし、適法性を問うと行政訴訟になってしまう。行政は三権分立がきちんとしていないので、行政訴訟は国にとって都合のいい判決ばかりが出てしまうという状況がある。沖縄は堀さんも精力的に活動をしていて、昨年から今年にかけて、大田昌秀知事と翁長雄志知事が亡くなりましたが、太田さんにはインタビューをしていましたね。いかがでしたか? 沖縄の政治家の思いは、本土とは違うところがあると思うんですけど。
:太田さんが、戦前、戦中、戦後を見てこられた中で、一番強く訴えたかったのは、おそらくアメリカの存在ではなくて、本土の人々からの差別、偏見。実際に経済的な優位性を利用して、補助金などを使って札束で頬をなでるような支配をしてきた構図に対して、なぜみなさんは沈黙をするのか、ということを伝えてきたと思うんです。なぜ70パーセント以上の米軍専用施設が沖縄に集中しているのか。もともとは本土にあったものをアメリカ政治下にある沖縄に移したのに、本土に基地が少なくなった途端に、自分たちの経済発展を謳歌して、そのあとは沈黙。「学生運動なんて過去の話だよ」なんて言って、それはおかしいんじゃないですか。
津田:翁長さんからは「沖縄が本土に甘えているのか、本土が沖縄に甘えてるのか」という強い言葉もありました。太田さんが選挙で稲嶺惠一さんに負けたときに、沖縄県の人たちが経済をとるというキャッチフレーズが「県政不況」という言葉だったんですよね。革新の知事が知事をやっていたら、経済は発展しない。県政によって不況になってるんだという強力な「県政不況」というキャッチフレーズ。太田さんが落ちるきっかけになったんですけど、それを作ったのがまさに翁長さんがだったんです。翁長さんが2014年に知事になってから、ほとんど太田さんと同じようなことを言うようになり、太田さんの葬式でもシンパシーを述べられました。そこまで平和と経済の中で揺れ動いた沖縄の人たちが、「これは本土との戦い」というところまで追い込んでいる状況もあって、ひとつの帰結として県知事選での玉城デニー知事の勝利とともに、土砂投入があると思ってます。でも「出口がないな」というのが僕の所感です。


■他人事と思わないこと

津田:2019年はどこに注目したいですか?
:今回、なぜこのラインナップにしたのかというと、これは誰かの問題じゃなくて「私の問題です」と語れるような年にしないと、みんなで沈没すると思うんです。
津田:なるほど。
:みなさん「沖縄の話でしょ」とか「被災地は大変だよね」とか、海外の情勢に対しても他人事。戦争経験者が「なんだかんだ言って、自分の夢をどう叶えるかとか、明日の生活をどうするのかを考えるので手一杯で、政治の話といっても『そんなに悪いことはしないだろう』とか『それって私の人生とどう関わるんだろう』とか思ってました。でも気づいたら爆弾が落ちていたり、家族が失われていたり、土地に帰れなくなる状況に追いまれていました」と言っていたのを聞きました。有事は始まってるし、僕らは常に渦中にいるんです。僕らが無関心だったら、それは最悪の事態を招くしかないので、ぜひ一緒になって考えて、ひとりひとりがどんどん発信していく時代を迎えたいです。

堀の選んだニュース以外にも、多くの出来事があった2018年。2019年はどう過ごすべきか、この機会にぜひ考える時間を持ってみてください。

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放送日時:月・火・水・木曜 19時−21時
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あおり運転など交通トラブルに備える! 最新ドライブレコーダー事情と使用の注意点

2018年12月30日

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。12月27日(木)のオンエアでは、ドライブレコーダーの最新事情に注目。雑誌『DIME』の編集長・安田典人さんにお話を伺いました。

旅行や帰省など運転する機会が増える年末年始で心配なのが、社会問題になりつつあるあおり運転などの交通トラブル。そこで注目されているのがドライブレコーダーです。しかし、数も種類も膨大にあってわからないことも多い、どんな最新モデルが出ていてどんなものが満足度が高いのか、安田さんに訊きました。


■高性能化した2、3万円のモデルが人気

ドライブレコーダーはこの1、2年で非常に増えているそうです。 安田:日本のカーナビメーカー、量販店も力を入れるようになり、ラインナップが増えました。2、3年前までは1万円前後のものが主流でしたが、高性能化しているので、売れ筋が2万円台から3万円台になっています。
サッシャ:種類が出るとそれぞれ個性がでてくると思いますが、どんなものがあるんですか?
安田:最新トレンドは5つにカテゴライズされていて、ひとつは前後左右360度撮れる「超高角タイプ」、ふたつ目が前後にカメラをつける「ツーカメラタイプ」、3つ目が車を停めている間も撮れる「駐車監視機能付き」、4つ目が車線の逸脱や前方の車に近づいたときに警告してくれる「安全運転支援機能付き」、そしてそれらのいいとこ取りをした「スタンダードタイプ」の5つに分類されます。

サッシャは、前だけ撮るタイプのカメラを搭載していますが、使用しているいろいろと要望も増えてくるようです。

サッシャ:使ってみて前後のカメラがほしいです。(前だけだと)万が一うしろからぶつけられたときに、あまり証拠にならない。あとコインパーキングに停めていて知らないうちに傷つけられてしまったとか。たしか駐車監視機能は何かが当たったときや動きがあると録画するんですよね?
安田:これも3つ種類があって、常時録画できるタイプとショックがあったときに作動するタイプなどがあります。


■ドライブレコーダーを使用する際の注意点

続いてドライブレコーダーの使い方、注意点を訊きました。

安田:記録するメディアを抜き差しするので、いざというときに入れていなかったということ。シガーソケットから電源を取ることも多いと思いますが、シガーソケットに電源が入ってなくて撮れてなかったということも気をつけてください。配線でエアバッグの位置を確認しながら付けないと、エアバッグの機能を妨げることもあります。本来はシガーソケットよりバッテリーから直接電源を取り付けたほうがいいと思います。

安田さんは、場所の記録などが残るGPS機能付きのものも薦めてくれました。サッシャは「保険と思ってドライブレコーダーを買うと安いですよね」と感想を語りました。

今回のドライブレコーダーの記事なども紹介している『DIME』の最新2月号。特集は「2019年トレンド大予測」。来年の流行のキーワード、高速通信「5G」や2020年に向けたさまざまな動きなどを紹介します。ぜひ手にとってみてください!

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