2018.12.29 ON AIR
【ABBA Part2!】LiLiCoさん、音楽評論家の村岡裕司さん登場!

今週は『ABBA』のPart2。ゲストには引き続き、LiLiCoさん、音楽評論家の村岡裕司さんをお迎えしました。

■今年公開になった映画「マンマミーア!」の続編
「マンマミーア!ヒア・ウィー・ゴー」

LiLiCo:村岡さん、どっちが好きですか?

村岡:僕は「ヒア・ウィー・ゴー」ですね。

LiLiCo:ですよね!本当にそう。前回のはもちろんミュージカルがあって、ある意味忠実に作るっていう必要性はあったと思うんだけれども、今回の方がストーリー性も歌とか良い感じだったと思うんです。アンディ・ガルシアとシェールですよ!叫んだわよ、映画館で。初登場7位、次9位、それで消える。納得いかないね、めっちゃ面白かったのに!!わかってくれよ!こんなにねぇ、泣きながら爆笑できる映画ってなかなか今年なかったもん、もうずっと笑って泣いて笑って泣いて。

村岡:テーマ的にも素晴らしいですよ。人間と人間の絆、特に母と娘のね。

LiLiCo:あと面白い作りで、最初は“もしやこれはピアース・ブロスナンのスケジュールしか合わなかったから彼しか出てこないんじゃないか? メリル・ストリープも全然出てこないし。情報があんまりなかったんで、おや?これはスケジュール関係?ギャラ関係?って思ってたら、どんんどんみんなが出てきて、最高の最後のカオスっていうのがもう素晴らしかった。

村岡:だから「ゴッド・ファーザー」って「ゴッド・ファーザー2」の方が名作って言われてるんだけど、この作品もそれに該当するような気がしますね。

LiLiCo:年末にみんな疲れてるじゃないですか。掃除したり、仕事も片付けなきゃ、嫌な上司もいる、できない部下もいる、でもそれを忘れられるぐらい楽しい2本なんですよねぇ。

■村岡さんがいちばん好きなアルバム

村岡:『Super Trouper』かなぁ。歌が弾けてるし、凄くスケール感があって、僕は凄く好きなんですよね。アーティストとして最も成熟した一枚だと思うんです、音楽評論家っぽいけどね。本来はプライベートな部分って考える必要はないのかも解らないんですが、彼らの場合っていうのはすごく音楽表現の深さって言うんですかね、そこに上手くハマってるんですね。だからそれまでの「Voulez-Vous」のような曲をずっと続けていたら、こんなに評価もされなかったと思うんですけれども、やはり当時の悲しみとか苦しみっていうのが “ポップミュージック”を越えた“アート”に入ってると思うんです。男女2人の構成っていうのはそんなに珍しくはないんですけど、この4人ってある種、不協和音じゃないですか。それが上手く重なってるっていうのかな、これを再現してるグループが居るってのも解るんですけれど、オリジナルのABBAに匹敵するような、越えるグループっていうのは、たぶんもう出てこないと思いますね。

■LiLiCo さんが選ぶ「熱唱したいABBA 曲」TOP3!

3位:The Winner Takes It All
歌うとしたら難しい曲です。けど、あまりにもメロディラインがキレイなので、口ずさむにはいちばん良い曲かもしれないですね。

2位:When I Kissed the Teacher
これはねぇ、若い時にちょっとカッコイイ先生が居たりするじゃないですか。でもねぇ他の先生とチューした時にね凄くショック受けましたね(笑)やっぱり先生は先生だよね、先生と生徒にはならないよね、みたいな感じ。

1位:Thank You For The Music
ブリッジのところが特に好きですね。”I've been so lucky, I am the girl with golden hair〜” のところが頑張った自分と凄くリンクしていて、その物語がどんな職業であっても、うまくいった時に誰でも口ずさめるっていう感じですね。あそこで歌い上げることが凄く気持ちがいい。

■キャッチ・コピー

村岡さんのABBA とは… 「人生の4重奏」

村岡:4人の異なる個性と愛情を持った人々が織りなした音楽が、あらゆる世界の人々に愛されて、なおかつ新しい表現に変わっていくっていうマジックですね。そこがすごく面白いと思うし、中学の頃に聴いて、今に至るまで全然飽きないですよね。何度聴いても教えられる部分って凄くあるし、これからもABBAの作品を聴きながらインスパイアされていきたいと思います。


LiLiCoさんのABBA とは… 「永遠の刺激」

LiLiCo:自分も小さい時に聴きました。そこから職業を決め、夢が決まり、聴かなくなる時もある。でもやっぱりまた聴きたくなる。それがまたマドンナとか様々なアーティストに色んな刺激を与えて、また注目される。日本のドラマの主題歌、挿入歌になったり。若い頃聴いてた人たちがディレクターになってプロデュサーになってまたBGMとして使ったりとか、これから私たちの子供たちにも刺激をずっと与えてくれるグループなんじゃないかなと思います。

最後は「Mamma Mia」で2週に渡る『ABBA』は締めくくられました。


■この収録は大手町にあります次世代オフィス「3×3 Lab Future」で行なわれました。

PLAYLIST

I Have A Dream / ABBA

The Winner Takes It All / ABBA

Lay All Your Love On Me / ABBA

Thank You For The Music / ABBA

Eagle / ABBA

Mamma Mia / ABBA



※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。

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