2018.04.28 ON AIR
【PRINCE Part2】イラストレーターの安齋肇さん、シアターブルックの佐藤タイジさん登場

今週のレジェンド・ミュージシャンは『PRINCE Part2』ゲストには、先週に引き続きイラストレーターの安齋肇さん、シアターブルックの佐藤タイジさんをお迎えしました。

佐藤タイジさんがいちばん聴いたアルバムは『Sign 'O' the Time』ビートルズのホワイトアルバム的なところがあって好きだったそう。衝撃だったのが「Sign 'O' the Time」のMV。「全部歌詞のフォントだけでつくられていて、めちゃめちゃカッコ良かったんですよ。プリンスを知ってての文字だけのMV だったから、プリンスってホントすげえなって思っちゃって…」と。

安斎さんは「凄く変化し続けるってことだけはずっとやってますよね。なにかに固執して絶対コレじゃなきゃいけないっていうのが無いと思うんです。僕ねプリンスのギターの音ってのがいまだにわかんないんですよ。他のギタリストってギターだけ抜いたらジミヘンじゃん、とかわかるじゃないですか。プリンスってこれもやってるし、これもやってるしだから、別にどれでもいいじゃないっていう…。」

「プリンスは自分だけの音とかには重きを置いてなくて、それよりもこのチョーキングのときに口を開けるとか(笑)そっちに重心がある。だからプリンス流奥義は「ギターは顔で弾け」(笑)これはジミヘン辺りからの黒人ギタリストの系譜です」と佐藤さん。

安斎さんは86年の初来日「Parade Tour」を観に行ったそう。Wendy&Lisaが居たThe Revolutionが最後のライブとなった横浜球場。「ぼくはたまたま抽選で一番前の席だったんです。もう空に向かってあの小柄なプリンスがすごい高いところに居て、そこからバーッってカーネーションを投げたんです。真上に白いカーネーションがバーッって落ちてきて。そのカーネーションを握りしめながらオレも泣いちゃって、よくわからないテンションで…」と。

佐藤さんも2007年ロンドンの02ドームでプリンスが一ヶ月間演っていたLIVEを観に行ったそう。「プリンスみたいなヤツがワーッと来てて、みんなすげえ楽しそうで、ライヴもすっげえ楽しくて、その後、今日は夜中の1時からアフターショウがあるらしいと聞いて、行ったんですけど、8時から11時ぐらいまでみっちり3時間ぐらいドームでライヴ演った後に、1時からまた演るわけ。で結果、3時ぐらいにファルセットでギャーって歌ってて、おいおいおいウソだろ…って。こっちも、もういい加減フラフラ。そのタフさ、すげえんだなって、時空と次元が違うなって…」

キャッチコピーのお時間
安齋肇さんのプリンスとは…「王子様である」
そのこころは「いまは星の王子様になったからである」(笑)

佐藤タイジさんのプリンスとは…「顔で弾くのである」
そのこころは「プリンスぐらいになると顔で弾けないやつは手で弾けない」

最後の一曲は安齋肇さんからの提案で“幸せな気持ちになる曲”
「The Most Beautiful Girl in the World」に決定!


■この収録は丸の内にあります「3×3 Lab Future」で行なわれました。

PLAYLIST

Sign 'O' the Times / Prince

Musicology / Prince

When Doves Cry / Prince

Sometimes It Snows In April / Prince

Housequake / Prince

The Most Beautiful Girl in the World / Prince


※放送後1週間はRadiko タイムフリーでお聴きいただけます。

【番組オリジナルステッカーを5名の方にプレゼント!】
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そして!佐藤タイジさんは来月、ソロツアー「蘇える光の人 北国編」を開催!
・ 5月12日@前橋、18日@福島、19日@仙台、20日@山形
・ 9月22、23日 @中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018
詳しくは、シアターブルックのオフィシャルサイトをチェック!

次回のレジェンド・ミュージシャンは『忌野清志郎』。ゲストには、クラムボンの原田郁子さん、音楽ライターの今井智子さんをお迎えします!お聴き逃しなく!