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CHOYA NATURAL BEAUTY

Jan. 05 2018

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血の巡りを良くする薬膳レシピ

今日は、国際薬膳調理師で株式会社 エイアンドエフから出版されている『血巡り薬膳』の著者・坂井美穂さんに聞く“血の巡りを良くする薬膳レシピ”!

薬膳は以前もご紹介しましたが、坂井さんは今回初登場。まずは、坂井さんが考える【薬膳】についてお話を聞きました。

「薬膳は難しいものではなくて、自然の力を最大限に引き出してそれを頂くというもの。薬膳の役割は、病気になる前の未病という状態から病気に突入する前の状態から病気に投入する前にいかにはやく健康な状態にするのかが大切な役割。薬膳って、要は消化力を高めていくものが多いというかカロリーという概念が中医学にはなくて、例えば、1000キロカロリーのものをそれぞれ食べてもみんなが1000キロカロリー宿るかというとそうではなくて、食べた人の受け止めた力による。その方の消化力や適量、適した時間に食べるのが一番いい。特に私はこの本の中では、消化に負担がかかるものは、割と多くハーブを入れてみたり、消化を助けてくれるものが多いですね。」

血の巡りがよくなることで、体にどんな変化があるのかを聞きました。

「血の巡りがいいということは、体の中を巡るエネルギー、元気の気のことなんですが、水分代謝もいいということになる。中国の伝統医学では、人間を構成するものとして、元気の気、血、体を潤している水という3つで構成されているという考え方があるんですが、血の巡りがいいということは、体全体のバランスもいいし、体全体のバランスもいいし、代謝もいいということになります。精神的にも血はすごくかかわりが深くて、例えば、血が足りないと心配症になりやすくなります。「鍵をしめたっけ?」と家に戻ったり、枕が変わって眠れないとか、不安で仕方がないとか、そういう状況になりやすい。血が足りない場合は、血色が悪く、青白くなるので、自然なチークとか、キレイな薄紅色の唇もきちんと体の中に血が満ちているということが条件になります。」

“血の巡りを良くする薬膳レシピ”!まず、1品目はこちら!

「例えば、毎日ゴハンにかけて食べるふりかけで、“小松菜とかつお節のふりかけ”とか。ほうれん草は、体を冷やすんですが、小松菜は体をあたためてくれるので冬にはオススメ。血の滞りと解消してくれる作用があるので。その小松菜を使って、小松菜を切って、ごま油で炒めます。かつお節と白ごまも入れて炒めて、お酒、みりん、しょうゆを入れて汁気がなくなるまで。それで完成。子供からおじいちゃんおばあちゃんまで好きかなというオーソドックスなふりかけになっています。」

そして、もう1品は、体がポカポカするこんな料理!

「あともう1つは、“タマネギとショウガを使ったポタージュ”。体をあたためるショウガと巡りを良くするタマネギを。タマネギが3でじゃがいもが1くらいで使うとバランスがいいかなと。タマネギは皮をむいてスライスしたら、ショウガは千切りに。タマネギをお鍋で炒めて、しんなりしたら、ショウガを入れて炒めます。火が回ったらかぶるくらいのお水とローリエを入れてフタをして柔らかくなるまで煮ます。そのあと粗熱をとって、ローリエごとミキサーにかけて必要であれば、豆乳で伸ばしたり、塩コショウして完成です。味は、ショウガがピリッとするんですが、優しい感じの味がします。」

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