TOPPAN FUTURISM

ON AIR DATE
2017.09.24

ゲストは、
東京喫茶店研究所二代目所長 難波 里奈さん。

「喫茶店の流儀とは?」

毎日1軒以上の喫茶店を訪れるという、難波さんに、
"喫茶店の流儀" や”喫茶店のこれから"について、お話うかがいました。

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SONG LIST

  • Sunday
    Janet Klein
  • あまり行かない喫茶店で
    never young beach
  • Bizarre Love Triangle
    Frente!
  • Moses
    エリザベス・フレーザー
  • Country Time Rhymes
    The Fifth Avenue Band
東京喫茶店研究所二代目所長の難波里奈さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<クローズ・スペース・テクノロジーを探そう>

東京を中心に全国の純喫茶を巡り、訪れた純喫茶は1600軒以上。純喫茶研究をライフワークにしている難波さん。

純喫茶、喫茶、カフェ。
それぞれの定義は諸説あるものの、「アルコールを出さない喫茶が当初の純喫茶。オープンから長年内装を変えないまま営業を続けている古い喫茶を純喫茶と称しています」。それが難波さんにとっての純喫茶。

コーヒーの消費量やカフェは増えているのに、純喫茶は減少傾向が続いています。オーナーが高齢化し、継承の問題が純喫茶衰退の一因に。
丹念に時間をかけて独特の雰囲気を築き上げた純喫茶。
喧騒から離れてゆったりと過ごせる純喫茶は、もはや文化財のような存在に思えます。
年輪ある純喫茶を未来に残していくためには、「愛着を持って通っているお客さんが継承するのが一番」と難波さんは考えます。

コーヒーブレイクは、電子的オーラに包まれた僕にとって欠かせない息継ぎであり思考の場。
1985年にハリソン・オーウェン氏によって提唱された「オープン・スペース・テクノロジー」は、コーヒーブレイクの価値に着目したものです。
ある会議の中で、参加者が最も充実していた時間が実はコーヒーブレイクだったことに気づき、システムとしてワークショップに取り入れる手法を考えたのが始まりです。

会議中の議論は退屈だったのに、休憩に入ってコーヒーを飲みながら雑談をしていたら会議よりも盛り上がった!という経験はありませんか。
堅苦しく予定調和な会議よりも、リラックスした雰囲気の中の方が本音も良いアイデアも出やすいのですよね。

スマートフォンで誰かと四六時中つながり、中毒のようにスクリーンへ向かう日々で、純喫茶のように閉ざされた静かな空間でオフラインにしてゆっくり思考する時間は極めて貴重。僕はそう考えます。

そこで、オープン・スペース・テクノロジーに対し、純喫茶のような場所でリラックスしてひとりで考える「クローズ・スペース・テクノロジー」という手法を提唱します。

オンラインや人との会話を遮断し、こもって物思いに耽る。
純喫茶はもちろんのこと、クローズ・スペース・テクノロジーにぴったりな場所や方法を見つけることは、自分を自分で育てる手法を身につけること。
みなさんにとってのクローズ・スペース・テクノロジーを探して、実践してみませんか。

小川 和也
TOPPAN