TOPPAN FUTURISM

ON AIR DATE
2017.06.04

ゲストは、東京藝術大学の副学長で
作曲家の松下功さん。

今回は、スタジオを飛び出して
東京藝術大学の上野キャンパスで 『感性の未来』についてお話伺いました。

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SONG LIST

  • Turn Turn
    Cornelius & 坂本龍一
  • Doesn’t Matter
    Ronald Bruner Jr.
  • Wish It Would Rain
    Roger Joseph Manning Jr.
  • Below The Valleys
    Louis Cole
  • Big Picture
    London Grammar
東京藝術大学副学長で作曲家の松下功さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<ためらわずに表現する>

感性は人間に与えられた特有の能力です。
感じて表現することは、生きる根源とも言えます。

ところが、
どうしたら感動したり泣けるのかをトレーニングするような場があったり、
ソーシャルメディアの投稿やコミュニケーション上でのトラブルが怖くて萎縮してしまったりと、
感性を開放することに手こずっているような現象も目立ちます。

一方で、
東京藝術大学では芸術でイノベーションを起こそうという取り組みが活発に行われており、
人工知能演奏家とベルリンフィルが共演し、人間演奏家が新たな感性の発見をしようと試みています。

テクノロジーは未知なる創造物を次から次へと生み出し、人と物、人と人の関わり方も大きく変化します。
それに伴い、人間の感性はますます多様化へと背中を押されています。
もっとも、人間の感性が画一化されることは不自然ですし、
多様な感性が認められる社会は人間の生きやすさにつながるはずです。

松下さんは「一番上手い絵も一番下手な絵も存在しない。オリジナリティこそが一番面白い」と仰っています。
囲碁や将棋と違って芸術には勝ち負けがないし、
感性のオリジナリティを発揮するにはうってつけな分野です。

もちろん、感性は芸術の専売特許ではありません。
日常生活の中で、上手い下手もないオリジナリティ溢れる感性があって良いわけです。

2020年は、東京でオリンピック・パラリンピックが開催され、世界中の人々が日本にやってきます。
言葉も文化も国籍も違う人同士だからこそ、
文化の違いを尊重し合い、お互いを理解し合うことが求められます。

そんな時こそ、まずはためらわずに表現することが大切です。
当たり前のようでいて、ためらわないということは意外と難しい。
自分の感性を思い切って表にし、相手に伝えてみましょう。
何しろ、感性に正解はないのですから。

小川 和也
TOPPAN