RINREI CLASSY LIVING

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2018.06.02

今夜のゲストは、旅人・エッセイストのたかのてるこさん♪

世界中の魅力を伝える「地球の広報」と自ら名乗り数多くの紀行エッセイも出版されているたかのさんに、つねに体当たりで臨む型破りな“旅の楽しみ方”、言葉を超える異文化交流の秘訣、伺いました。

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。今回は「エドワード・エルガーの誕生日」。


今日6月2日は、イギリスの作曲家、エドワード・エルガーの誕生日。17世紀に活躍したヘンリー・パーセル以来、イギリスから世界的に活躍する作曲家がなかなかでなかったところ、およそ200年ののちに現れたのがエルガーでした。

ピアノ調律師兼楽器商だった父と、音楽を愛好する母のもと生まれたエルガーは、一度弁護士事務所の事務員として働きますが、やはり音楽の道に進みたいと考え、父の商売の手伝いを経て、演奏や作曲活動をするようになりました。そんなとき、新しく弟子入りしてきた8歳年上の女性、アリスと結婚。アリスは陸軍少尉の娘という家柄の出だったことから、新婦側の一族は結婚に大反対したそうですが、二人は無事に結ばれると、アリスが71歳で没するまで仲良く添い遂げました。

ちなみに、先週はワーグナーが愛犬家だったというエピソードをご紹介しましたが、エルガーもまた大の愛犬家でした。ただ、残念ながら愛する妻が犬嫌いだったことから犬を飼うことは禁止されていたそうで、妻が亡くなるとすぐに、2匹の犬を飼い始めて大変かわいがったといいます。有名な「エニグマ変奏曲」の第11変奏は友人の飼い犬のブルドッグを描いた曲でしたし、エルガーが最後に完成させた作品は、愛犬の名前をつけた「ミーナ」という小さな管弦楽のための作品でした。

さて、そんなエルガーの最も有名な作品といえば、「威風堂々」第一番。中間部の旋律には歌詞がつけられ、「希望と栄光の国」として、イギリス第二の国歌として今も愛されています。日本でも、卒業式のBGMとして使用されるなど、広く親しまれていますね。

今夜はその「威風堂々」第一番を、ショルティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団」の演奏でお聴き頂きました。