RINREI CLASSY LIVING

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2017.07.22

今夜のゲストは沖仁さん♪

今年デビュー15周年という沖さんと、音楽やギターの話、村治さんも大好きなスペインのお話など伺いました。

リビングでの生演奏も披露してくれた沖仁さん。最近はよく釣りに行っているということで、いつか釣りにまつわる曲ができるかも!?

先月にリリースとなったデビュー15周年を記念のアルバム『CLASICO』、ぜひチェックしてみてください!

似て非なるフラメンコギターとクラシックギターというお二人ならではのお話も大変興味深かったですね。

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。

いよいよ夏本番、海に出かけたくなるシーズンがやってきました。海に憧れ、海をモチーフとした作品を書いた作曲家はたくさんいますが、ドビュッシーほどに海を愛した作曲家は他にいないでしょう。彼は、「作曲家になっていなければ最高の船乗りになっていたはずだったのに、成り行きで思いとどまった」と話すほど、海や船乗りにという仕事に憧れていました。

ドビュッシーの父は、結婚前、海兵隊員として船に乗っていて、息子の音楽的な才能を確信するまでは船乗りになってほしいと希望していたといいます。この父が仕事を転々と変える人で、ドビュッシー家の家計はいつも苦しかったことから、子供達は伯母の暮らすカンヌにたびたび預けられました。少年時代にこの場所で眺めた広大な海の姿は、ドビュッシーの記憶の中に長く生き続けたそうです。

そんなドビュッシーが40才を迎えた頃に作曲した交響詩「海」は、彼がそれまでの人生の中で目にし、記憶に刻んできた海の情景をもとに生み出した作品です。主にこの曲を書いたのはブルゴーニュ地方の海のない場所で、友人に当てた手紙の中でドビュッシーは、「この場所からは海が見えないが、自分の中には記憶がある。そのほうが現実よりも自分の感覚に近いのだ」と書き送っています。

また、当時のヨーロッパでは東洋趣味が流行し、ゴッホやモネが浮世絵に影響を受けていたことも知られていますが、1905年に出版されたこの「海」の楽譜の表紙には、葛飾北斎「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」が使用されています。ドビュッシーはこれを自分の書斎に飾っていたといわれ、この浮世絵作品自体も、交響詩「海」の作曲に影響を与えたといわれています。

(ドビュッシー:交響詩「海」から「海の夜明けから真昼まで」)