RINREI CLASSY LIVING

RINREI CLASSY LIVING

2018.03.17

今夜のゲストは、ピアニストの阪田知樹さん♪

“天使の演奏”と評されるピアニスト、阪田知樹さんをお迎えして、伝統を誇るフランツ・リスト国際ピアノコンクールでアジア人男性ピアニストとして初優勝するなど快進撃を続けるその才能に迫りました♪

幼い頃から世界各地のコンクールに出場して腕を磨いてきた阪田さん。通常とは違う学生生活のエピソードやドイツでの生活についてもたくさん伺いました。

今後日本でもコンサートが予定されていますので、JAPAN ARTSのサイトをぜひチェックしてください。
https://www.japanarts.co.jp/artist/TomokiSAKATA

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。

重いコートを脱ぎ捨てて、カラフルなお洒落を楽しみたい春がやってきました。今夜は、お洒落で有名な作曲家の中でも、とくにカラフルなファッションを好んだことで知られる、ラヴェルのお話をご紹介します。

ラヴェルといえば、音楽もおしゃれで色彩感にあふれていますが、そのイメージ通り、身に着けているものもずいぶん派手でした。流行にも敏感で、“フランスで人パステルカラーのワイシャツを着用した最初の一人”といわれるほど。4ヵ月間の北米ツアーのときには、50枚のワイシャツと20枚ののパジャマ、その他数々の洋服をトランクにつめて出かけたそうです。

そのファッションについては、友人たちの証言がいろいろ残っていて、たとえばある音楽家は、自分が少年だった頃に会ったラヴェルが、「ターコイズブルーのネクタイ、オレンジ色の上着、ダークグリーンのズボン、ゴルフ用のような白と茶の靴」を身につけていて、その姿はまるで「歩く虹」のようだったと回想しています。

また、マーラーの未亡人でラヴェルと親しかったアルマは、ウィーンの自宅にラヴェルが泊まったとき、朝食のときにいつも「頬紅をはたき、香水をつけ、優雅なドレッシング・ガウンをまとっていた」と書いています。

実は、彼がここまでおしゃれにこだわったのは、体型へのコンプレックスが原因だともいわれています。“男性的で力強いつくりの頭が、貧弱で弱々しい体に乗っている”ようだったといわれるアンバランスな体型を、派手なファッションでごまかそうとしていたそうです。

今夜はそんなラヴェルの作品から、まるでおもちゃ箱から色とりどりの人形が飛び出すかのようなピアノ協奏曲を、マルタ・アルゲリッチのピアノ、アバド指揮ロンドン交響楽団の演奏でご紹介しました。