RINREI CLASSY LIVING

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2017.06.24

今夜のゲストは落語家の春風亭小朝さん♪

常に意欲的、独創的な独演会にチャレンジをされている小朝さんのバイタリティの源や、落語界きってのクラシック通として知られる小朝さんの“音楽愛”についても伺いました。

小朝さんの好奇心旺盛な一面、クラシックへの愛情など色んなお話が出ましたが、今後の小朝さんと村治さんの共演、そして村治さんの“歌"も楽しみにしたいですね。

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。

梅雨の季節、雨の日は出かけるのが億劫になりがちですが、雨粒が木々や地面を叩く音に耳を傾けてみると、心地よいものです。またときには、いつ止むか知れない大きな雨音に、不安な気持ちを抱くこともあるでしょう。

そんな雨が降りしきる中で起きる繊細な心の動きを表現しているのが、ポーランドの作曲家、フレデリック・ショパンによる「雨だれ」のプレリュード。この作品が書かれたのは、ショパンが29歳の時のこと。パリのサロンで出会った男勝りの女流作家、ジョルジュ・サンドに対し、ショパンは最初嫌悪感を抱いていたようですが、いつしか二人は恋愛関係になります。二人についてのゴシップが広まってゆくパリの街を避けるために、そして病弱だったショパンの静養のために、二人は地中海の島、マヨルカ島に逃避行しました。雨続きの天候のため、ショパンの体調はかなり悪化しますが、サンドの献身的な愛とマヨルカの大自然に包まれて、ショパンはこの「雨だれ」を第15曲目に持つ、「24のプレリュード」を完成させたのでした。

「雨だれ」の中では、一つの音がなんども連打されることで、滴り落ちる雨粒の様子を表現しているといわれます。穏やかに優しく始まった音楽が、中間部で一変、不穏で暗い響きを持つ力強い音楽へと変わりますが、これはある日、サンドがショパンを宿泊先の修道院に残して買い物に出かけた際、突然嵐が襲い、なかなか戻らぬサンドを不安と孤独を感じながら待ち続けたショパンの心境も表していると言われます。この24のプレリュード、ショパンの最高傑作のひとつともいわれる作品です。調性の異なる24曲は、先ほどまで微笑んでいた人が、今は静かに涙を流し、そして次の瞬間には激しい怒りに打ち震えているというように、人間のあらゆる感情をありありと表現する様です。