RINREI CLASSY LIVING

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2017.06.10

今夜のゲストは染織作家の志村洋子さん

培ってきた独自の思想、技術を通して、糸を紡ぎ、自然の染料で染め、織り上げる。伝統と革新を両立するそのお仕事、そしてリラックスタイムについて伺いました♪

藍のグラデーションがとっても綺麗な志村さんのベスト。紬織の人間国宝、志村さんのお母様、志村ふくみさんの作品だそうです。

志村さんの染織の世界を芸術体験を通して学ぶ芸術学校「アルスシムラ」やワークショップ、販売などについては「しむらのいろ」でぜひ検索してみてください!

CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

番組後半にお送りしている、音楽ライターでクラシック・ソムリエの高坂はる香さんによるクラシックの豆知識や、季節ごとの注目のトピックスなどを紹介する 「CLASSY ESSAY」。

今日6月10日は「時の記念日」。芸術の中でも、音楽は時間芸術だといわれますが、時間の流れの中でのみ味わうことができ、とくにテンポや細かな間合いがとても大切な音楽というものは、究極の時間芸術といえるかもしれません。

さて、時間にまつわるクラシックとして一番に思い出されるのは、バロック時代の作曲家、ハイドンの交響曲第101番「時計」です。ハイドンは、叔父に歌の才能を見出され、8歳でのちのウィーン少年合唱団となるシュテファン大聖堂の少年聖歌隊に入団。そして声変わりを迎えた頃、新しいハサミを試そうとして友人のカツラを切るという事件を起こして合唱団をクビになり、17歳でウィーンの街に放り出されてしまいました。しかし演奏活動をしながら作曲の勉強を重ね、音楽家として頭角を現したのです。

やがて宮廷の楽長に就任すると、人格者で面倒見もよかった彼は、楽団のメンバーから、「パパ・ハイドン」と呼ばれ、慕われました。ハイドンの楽しい人柄は、変わった愛称を持つ数々の交響曲からも窺い知ることができます。演奏会で居眠りする人を驚かせるべく、思いがけないところで大音量を鳴らす、交響曲第94番「驚愕」は、そのユーモアセンスが発揮された作品のひとつ。終楽章で徐々に楽団員が去り、最後には誰もいなくなる第45番「告別」、演奏中ヴァイオリンが突然調弦を始める第60番「うかつ者」、人物を模写するようなユーモラスな曲想を持つ第55番「校長先生」などからは、交響曲の父と呼ばれるような大家でありながら、遊び心を失わない作曲家だったことがわかります。

交響曲第101番の「時計」という愛称は、ハイドン自身が付けたものではなく、第2楽章でメロディの下に刻まれる音楽が時計の振り子のようだということから、19世紀になってつけられたものです。