RINREI CLASSY LIVING

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2017.04.29

今夜のゲストはシンガーのAimerさん

第5回目となる今夜のお客様は、シンガーのAimerさん。

以前からAimerさんも村治さんの音楽を聴かれていたということで、
相思相愛の温かいトークでしたね。

Aimerさんは、来週、5月3日に、ベスト・アルバム
BEST SELECTION “blanc” そして“noir” がリリース!

さらに8月29日(火)に自身初となる日本武道館でのワンマンライブ
「Aimer Live in 武道館 ”blanc et noir”」を開催されます!
こちら、アルバム購入者限定のチケット先行受付もあるそうなので、
チェックしてみてください!



CLASSY ESSAY HARUKA KOUSAKA

ゴールデンウィークが始まりましたね。お休みを利用して、旅に出るという方もいらっしゃることでしょう。そこで今週は、旅にまつわるクラシックをご紹介します。

電車や飛行機のおかげで、現代の私たちは、遠い場所にも、とても短い時間で移動することができるようになりました。人気の演奏家は、大陸を股にかけて過密スケジュールをこなしています。しかしもちろん、19世紀以前の偉大な作曲家たちが生きた時代は、事情が全く違いました。例えば、神童として子供のころからヨーロッパ各地をまわったモーツァルトの移動手段は、馬車。でこぼこの道を何日もかけて走り続けることが、彼の健康を蝕むことになったとも言われています。それでもモーツァルトは大いに旅を愛したようで、こんな言葉を残しています。「芸術や学問に関わる人で、旅をしない人は哀れだ。優れた才能の持ち主は、いつも同じところに留まるとだめになってしまう」。揺れる馬車の旅でどんなにおしりが痛くなっても、やはり旅先で見聞きするものから得る刺激は、かけがえのないものだったようです。

そんな旅事情が大きく変化したのが、19世紀。蒸気機関車が誕生し、
鉄道網がどんどん広がっていった頃です。この頃の鉄道が人々にとっていかに速くてスゴいものだったのかがわかる音楽として、ショパンやリストと同じ時代を生きた作曲家、アルカンの書いた「鉄道」というピアノ曲があります。アルカンは優れたピアニストだったので、超絶技巧を要するピアノ曲をたくさん残しました。なかでもこの練習曲「鉄道」はその筆頭といえるもので、休みなく急速に流れる音楽が、鉄道の動きを生き生きと表現します。演奏困難といわれるほどの猛スピードの音楽から、この時代の人たちにとって、蒸気機関車がいかに速いものであったのかを知ることができるでしょう。