HEARTY NOTE

“暮らしを見つめなおせば、人生が豊かになる“世界のライフスタイルから、人生を鮮やかに彩るヒントを学ぶ10分間

2024.03.31
ナツメヤシの実「デーツ」

世界のさまざまな暮らしから、
人生を鮮やかに彩るヒントをもらう10分間。

今回は、中東で「神様の贈り物」として大切にされてきた
ナツメヤシの実「デーツ」に注目しました。

シリアに教育支援を行っているNPO法人
「Piece of Syria」理事の鈴木のどかさんにお話を伺いました!

「デーツ」とは、日本でもドライになったものが店頭に並ぶようになった、
スーパーフードです。

乾燥地帯に強い植物で、中東や北アフリカ、インドや東南アジアでも栽培されているそう。
古くは紀元前から食べられており、旧約聖書にも、コーランにも、デーツの記載があるほどなんだそう。
ちなみに、アダムとイヴが食べた禁断の果実とは、デーツなんじゃないかという説もあるそう。

鉄分やマグネシウムやカリウムや食物繊維など、多くの栄養素が豊富に含まれていて、ラマダン明けに食べるものとして優れているだとか。

そんなデーツには400種以上も品種があるそうで、見た目も味わいもそれぞれ違うんだそう。
さらに、まだ未熟な緑色のものから、黄色くなったもの、熟して柔らかくなったもの、
天日干しにしたものまで、段階ごとに16種類くらい名前があるんだとか。

そして、初夏の時期だけ出回る生のデーツが現地ならではで、シャキシャキッとした瑞々しい果実が、夏の短い間だけ風物詩となっているんだそう。

他にも、乾燥させたものも煮込み料理の隠し味や、ジャムにしたりと色々なアレンジで楽しめるそう。
実際に、オタフクソースの隠し味に使われていたり、カレーの隠し味としてもおすすめなんだとか。

ぜひ、好みのデーツを見つけて、いろんな食べ方を楽しんでみてください!

今回お話を伺った鈴木さんが理事をつとめるNPO法人Piece of Syriaは、
4/15(月)から5/31(金)の期間、パートナー会員募集キャンペーンを実施します。
シリアには、その政治的な複雑さから、国際機関や各国政府からの支援が届きにくい地域があります。
Piece of Syriaは、そのような地域で、シリアの復興を担う子どもたちに教育を届ける活動をしています。
パートナー会員として継続的にご支援いただくことで、柔軟で安定した教育支援を続けることができます。
月1,000円のご寄付から参加できます。
詳しくは団体HPをご覧ください。
https://piece-of-syria.org/

* * *

今回は、中東で「神様の贈り物」として大切にされてきた
ナツメヤシの実「デーツ」から
暮らしを彩るヒントをいただきましたが、
ナビゲーター・小川紗良にも、こんな思いがあります。

サラダにフルーツを入れるのが好きだ。程よい酸味と甘み、
そして彩りが加わり、食卓が一気に華やぐ。

今の時期は不知火やボンタンなどの柑橘類をあと少し楽しめる。
ボンタンは昔から馴染みのある鹿児島県阿久根市の名産で、ほろ苦さと甘さのバランスが絶妙だ。

夏は桃やぶどうをチーズと合わせるのが好きだ。
数年前から流行りつつある「桃モッツァレラ」を我が家でも味わっている。

秋が来ると、八百屋で必ずと言っていいほど柿を手に取る。
こっくりと深い甘みが秋らしく、カブとマリネにするのがお気に入りだ。

冬はやっぱりりんご。昨年はザータルという中東のハーブミックスと合わせたら、
これがぴったりで美味しかった。

果物を食卓に取り入れると、日常で季節を感じられて、料理のレパートリーも広がる。
台所の実験室で、日々旬の味わい方をさぐっている。

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