物がないからこそ考える人間が育つ国、キューバの魅力

2016年07月31日

J-WAVE金曜深夜24時からの番組「MAGAZINE HOUSE RADIOFAST」(ナビゲーター:安藤桃子)。7月29日のオンエアでは「キューバ」をキーワードにお届けしました。

「この国の人々は、生まれるときは貧乏だが、死ぬときは金持ちだ」

これはキューバにまつわる格言です。キューバでは住んでいる人々の所得は低いそうですが、物価も安く、教育費や医療費は無料、さらに医療は世界的にもトップクラスとのこと。安藤にとっては「人の心が豊かな国なんじゃないの?ってイメージがある」そうで、ラテン音楽や夏場のモヒート、葉巻を吸っているおじいさんのかっこよさなど、その独自の文化から一度は行ってみたいと思っていたのだとか。

そんなキューバについて、幼少期をキューバで過ごし、現在はキューバレストラン「ボデギータ」、旅行代理店「トラベルボデギータ」代表の清野史郎さんにお話を伺いました。

「革命間もない頃にキューバが日本からマグロ船を購入して、それを期に、1963年頃から1972年頃まで150人くらいの日本人が、漁業指導にキューバに行ってて」(清野さん、以下同)。

1964年4月頃、4歳のときにマグロ船と一緒にキューバに移住した清野さんは「気が付いたときにはスペイン語で授業していた」のだとか。

続いて、学校で起きた印象深いエピソードを語りました。「学校で朝礼が始まった。それで僕、たまたま何の役目かわからないのだけども、キューバの国旗を持ってたんですよね」。その朝礼では、校長先生が涙ながらにチェ・ゲバラがボリビアで亡くなったことを発表。「そのときつい、キューバの国旗に口づけをしてしまった」と清野さん。

その後、清野さんが12歳のとき(1972年)に日本へ帰国をすることになりますが、カリブの国に住む人々は、流浪の旅をし続けている人が多く、豊かな国に行くことへの憧れが強いそうです。清野さんも、キューバ人的な感覚から、キューバを出る悲しさではなく、豊かな国への憧憬が強かったのだとか。

続いて話は、清野さんの考えるキューバ人像について。「彼らにとって一番大事なのは、ファミリー。海外に出て、それで凱旋するときには見栄たっぷりで。それはファミリーに見せるためだから、すべてにおいてファミリーですね」。キューバ人は平均して教育レベルが高いとのことで、街の新聞販売員に話しかけられ「お前、日本人か? 8月6日は広島で…」といった具合になるほどだとか。そのため、キューバの中にとどまらず、海外に出て成功する若者も多いそうなのです。

また、情報や物が少ないからこそ、ない中で何かを創り出すことに長けているのだそう。

「たとえば、キューバに残っているアメ車を開けると、ここはトヨタ、ここはフィアットって…パーツを組み合わせて、くっつけてやっていて、この人すごいなって思うもん。ない中で、人間は考えるもんだなって思うから、キューバの文化的レベルを感じることはありますね」

これを聞いた安藤は「音楽もそうですけど、カルチャーがすごく強い国だなと思うので、そこはやっぱり確固たる自信になっているのかな? って思ったり。キューバ人であるということを、コンプレックスに思っている人は少ないのかな?と思ったんですけど。…ということは、アイデンティティがきちんとある。キューバで生まれて暮らしてきたことに自信があるからこそ、外に出たときに成功するんじゃないのかな」と語りました。

また、「ない中で、人間は考える」という清野さんの意見について安藤は次のように話しました。

「逆に言ったら、なんでもあるから、自分で考える力が衰えているって考えると、物が溢れかえっている時代の中で『やっぱキューバ人つえーな』って今思いました」(安藤)

最後に、キューバ旅行を取り扱う旅行代理店も経営している清野さんに、キューバ旅行を楽しむポイントを聞きました。

「たっぷり日にちをとること。あと、いろいろなところに行かず、ビーチでのんびりして帰ってきた方がいい。キューバの魅力は人だから、人間観察していた方がいいと思うんですよね。どっかのバーに入ってご飯を食べたり飲んだりしながら、演奏を聴いたり、バーテンダーやお客さんたちと会話をすることがすごく大事」

人が魅力のキューバ。思わずキューバ旅行へ出かけたくなるオンエアでした!

【関連サイト】
「MAGAZINE HOUSE RADIOFAST」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/radiofast/pc/

裏が表に? 東京の街で起きているオセロ現象とは

2016年07月31日

J-WAVE日曜朝6時からの番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「FRONTIERS」。7月31日のオンエアでは、「インテリアを眺めながら街を歩けば、東京の今がわかる!」そんな街歩きイベント「TOKYOインテリアツアー」を主宰する、建築家の浅子佳英さんと、インテリアデザイナーの安藤僚子さんをゲストにお迎えしました。

「TOKYOインテリアツアー」は、もともと浅子さんと安藤さんの2人で始められたのですが、2人だけで見に行くのもつまらないと思い、SNSでメンバーを募集されたのだそう。「最初、誰も来ないんじゃないかなって(笑)」(安藤さん)。「本当に不安で、最悪、友だち呼んで5、6人で行ければいいかなって思ったんですけど、最初から十数人くらい、それこそまったく知らない人も集まってくれて」と浅子さん。

このツアーは東京の街をただ歩くのではなく、「その街のインテリアを見よう」という主旨なのですが、東京のインテリアにはどんな魅力があるのでしょうか?

「東京は世界的に見ても、本当に大きな都市なので、常にいろんな海外のブランド、日本のブランドの先端のインテリアがすごいたくさん集まってきていると思っているんです。ただ、『多すぎて何を見ていいかわからない』という現状もあるので、それで私たちが何か案内できたらなぁと」(安藤さん)

浅子さん曰く、インテリアに関して東京は、ロンドン、パリ、ニューヨークと同じくらいおもしろいものが集まっているのだそうです。それを「ツアー」にしてみようと思ったのはどうしてなのでしょう?

「(インテリアは)空間なので、行ってみるのが一番早い(笑)。ただ写真とか文章で紹介するよりも、実際みんなを連れてっちゃった方がいいんじゃないかなって感じですね」(安藤さん)

東京の“おもしろいインテリアのある街”にどこか共通点はあるのでしょうか?

「やっぱり中心部は家賃が上がっていってしまうので、新しい人、全然違ったことや変なことをしたい人っていうのは、真ん中にはなかなかお店を出せないんですね。そうなってくると、ちょっと離れたところにどんどんお店を出すという傾向はあります」と浅子さん。繁華街や商店街など賑やかなところではなく、路地裏や住宅街などにおもしろいインテリアのお店がポツンとある、というのが最近の傾向なのだそう。最近ではおもしろい情報はすぐにインターネットで拡散されるので、どれだけ離れていてもわざわざ行く人がたくさんいる、とも。

一軒、おもしろいお店ができると、そこにまたおもしろいお店が集まってきて、最初は“裏”だったスポットが“表”に変わっていく、という“オセロ”のようなおもしろい現象が起きるのだそうです。

「“表”“裏”がどんどん変わっていくというのが、僕たちが見つけた中では一番おもしろかったことですね」(浅子さん)

具体的な例では、「原宿に対して、“裏原宿”みたいなものがあったと思うんですけど、今や裏原宿って“表”になっていて」と安藤さん。ほかにも代官山が注目されて人気になると、今度は裏の中目黒の方におもしろいお店ができてきましたよね。今ではその中目黒もメジャーになったので、次は祐天寺、学芸前へと注目が移っていっているのだとか。安藤さんは、インテリアと街の関係を「インテリアが街をどんどん変えていっているような…そういう関係を感じます」と話します。

そんな2人が、これまで東京を歩いたツアーをまとめた本『TOKYOインテリアツアー』が先月発売されました。インテリアから東京の街の変化や新たなおもしろさを発見できる一冊なので、散歩やデートの参考にしてみてはいかがでしょうか。そして、実際にツアーに参加してみたいという方は、「TOKYOインテリアツアー」のfacebookをチェックしてみてください♪

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
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藤原ヒロシ 銀座で「深夜のフリーマーケット」を企画

2016年07月31日

J-WAVE土曜12時からの番組「SEASONS」のワンコーナー「JUN THE CULTURE」(ナビゲーター:藤原ヒロシ)。7月30日のオンエアでは、藤原ヒロシが企画したイベントについて話をしました。

藤原も関わっているという銀座のお店「THE PARK-ING GINZA」。地下にあり、とても広いため、定期的にポップアップストアやイベントを行っている場所なのだそうですが、「夜中になんかできればいいかな」と思い、深夜にフリーマーケットを企画したそうです。

藤原が「お祭りっぽいというか…射的を入れたりカジノがあったり、YouTubeのDJも入ってクラブっぽい、いい感じのイベントになったんですけど」と語るように、斬新なフリーマーケットになったそうですが、藤原にはある心配があったそうです。

「深夜で本当にお客さんが来てくれるかどうか? とか、逆にいっぱい来すぎると混乱してしまってできないんじゃないか? とか、いろいろ打ち合わせしていて…。もちろんみんな来てくれるのは楽しくて嬉しいんですけれど、あまりにいっぱいになって、イベント自体がダメになっても困るし、それがなかなかコントロールができないな、というのが僕らの問題というか課題で」

結局「フリーマーケット」という言葉は出さずに、クラブイベントとしてプロモーション。当日の約1時間前にInstagramなどに限定で、フリーマーケットの告知を行うことにしたそう。その結果、深夜24時スタートにもかかわらず、700組ほどが来場し、とても盛り上がったそうです。「もちろんまたやりたいんですけど、今度はどうやって告知をすればいいか…というのをちょっと悩んでいるところです」とのこと。

その後、リオ・オリンピックの話題に。藤原も行く予定だったそうですが、セキュリティーの問題で、行っても危険で自由に動けないということで断念したとのこと。その時間が空いた分、急遽、別の仕事のためオレゴンに行くことになったそうで「8月後半にはオレゴンの話なんかもできるかなと思います」とリスナーへメッセージを送る藤原でした。

8月には、オレゴンのどんなお土産話が聞けるのか楽しみですね!

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「JUN THE CULTURE」オフィシャルサイト
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「空き家は宝」東京R不動産が業界に物申す

2016年07月31日

J-WAVE日曜朝6時からの番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「OPINION」。7月31日のオンエアでは、「東京R不動産」の代表ディレクター、吉里裕也さんがゲストに登場しました。

あなたは賃貸物件を探すとき、どんなサイトを使いますか? これまで賃貸物件を探す選択肢は、「駅から徒歩○分」「バス・トイレ別」などが基本でしたが、東京R不動産では、「レトロな味わい」「倉庫っぽい」「オマケ付き」といったユニークな条件で物件を探すことができます。

「古くて味のある建物がどんどん壊されていく中で、その価値を再発見できないかと思ったのがきっかけですね」(吉里裕也さん、以下同)

2003年の立ち上げの頃は、「ボロボロの建物ばっかり紹介していた」そうですが、意外にも多くの反響があり、驚くと同時にニーズを感じたそうです。ちなみに今まで東京R不動産のようなサイトがなかったことについては「そもそも不動産業界がユーザー目線ではなく、供給者の理屈や目線が強すぎる」ことが原因と解説しました。

また、マンションやアパートだけでなく、廃校になった学校や使われなくなった町役場などと、使いたい人とマッチングする「公共R不動産」も展開しており、こちらの反響も「すごいですね」とのこと。

「素晴らしい取り組みをしている地域がある一方で、各自治体の横の繋がりがあまりない。それらを横で繋ぐだけでも状況は変わるんじゃないかって気はしますね」

地方を中心に「空き家」が問題視されていますが、「空き家って地域の資源だと思うんです。お荷物じゃなくて、お宝。それが何らかの形のよって開かれて使われることが大切」と吉里さんは語ります。

散り散りになっていたり、埋もれてしまっている物件や地域の魅力を雑誌のように“編集”して見せることで、新たな価値観を提供する吉里さん。さっそく「東京R不動産」「公共R不動産」のサイトを覗いてみください。きっと“生き方”“住まい方”を考えるヒントになるはずですよ!

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
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「妖怪ウォッチ」「大妖怪展」…妖怪ブームの理由は?

2016年07月31日

J-WAVE土曜朝8時からの番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐・山田玲奈)。のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。7月30日のオンエアでは、現在開催中の「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」の監修を務めた日本美術史学者の安村敏信さんに、展覧会の見どころ、そして妖怪と日本人の古くから伝わる関係性について伺いました。

この展覧会の主役は、たくさんの妖怪たちですが、そもそも“妖怪”というものは日本独特の文化だそうで、安村さんがパリの日本文化会館で“妖怪展”を開催したときも苦労したそうです。

「精霊ではないし、天使でもない、悪魔でもない。フランス語で一生懸命『妖怪』にあたる言葉を探してもらったんですが、どうもうまくいかないんです」(安村さん)。ちょうどその頃「マンガ」がフランス語になり、「『妖怪』もフランス語にしよう」となったほどだったそうで、「それほど、日本の妖怪にあたるものはなかなか難しいんですね」と話す安村さん。

そして「ちょっと怖いんだけども、かわいい存在。そしていたずらばっかりしている。そういう存在というのはなかなかいないんですね。結局、妖怪というのは、日本人にとって安心材料というんですかね。『不安の元はこの妖怪だ!』という形を作り出すと、その形を見て安心するところがあるんです。そういった形が日本の妖怪の原点じゃないかと思うんですね」と、安村さんが考える妖怪観を教えてくれました。

そのため、同展でも展示されている「妖怪ウォッチ」が現在流行中で、「大妖怪展」が盛り上がっているということは「それだけ時代が不安感に満ちている」と分析し…

「文明や科学がこれだけ発達しているんですけども、『本当に今の状況が豊かな人間を育てているのか』『自分たちの生活は豊かなんだろうか』という疑問がフッとあるので、妖怪に飛びつくと思うんです」と続けます。つまり、過去で言えば、高度経済成長中に「口裂け女」が話題になったことや、子どもたちの中で「学校の怪談」「トイレの花子さん」がブームになったことも「みんなの心の中に安心感がなくて、実はその文明の発達自身に不安感があるんじゃないか…ということが言えますね」と考察する安村さんでした。

「大妖怪展」は、2週間で来場者数6万人を突破し、夏休み中ということもあり、とてもにぎわっているそう。現存する最古の「百鬼夜行絵巻」も展示されているこの展覧会。8月28日まで東京都江戸東京博物館で開催中ですので、ぜひ足を運んでみてください!

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「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
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390円で直径50センチ! 代官山の格安ピザ屋

2016年07月31日

J-WAVE土曜日15時からの番組「J-POP SATURDAY」のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO RESIDENCE PARADISE FIELD」(ナビゲーター:落合隼亮・リアド慈英蘭)。7月30日のオンエアでは、BENIさんにお気に入りの街「代官山」のおすすめの過ごし方を教えていただきました!

BENIさんは、街を散歩して、公園でコーヒーブレイクしてからお買い物をするのがお気に入りだそうです。そして、並木橋の近くにある「ピザ・スライス」というお店で、ニューヨークスタイルのピザを食べるのが恒例なのだとか。シンプルで「イラストに描いたようなピザ」が楽しめるというこちらのお店は、天井も高く、海外に行った気分になれる内装で、BENIさんも多いときは週1で通っていると明かしました。

そして番組では、リアド慈英蘭が実際に「ピザ・スライス」に行き、その様子をレポートしました! 白を基調した内装の店内には、ピザ型のスケートボードなどユニークなオブジェが展示されており「店内はニューヨークそのもの!」(リアド)だったそうです。

そして、BENIさんおすすめの「ペパロニスライス」のピザをオーダーしたリアド。直径50センチのピザが1スライスごとに販売されています。厚さは薄めということですが、その味は「アメリカにいた頃を思い出す」味だそうですよ。さらにリアドは、アメリカにいたときの思い出の味である「イタリアンソーセージ」のピザも食べたそうで「スパイシーでおいしかった!」とコメントしました。

アメリカ気分になれるピザ屋さん「ピザ・スライス」は、渋谷と代官山の間くらいにあり、なんと390円〜600円というリーズナブルな値段でピザを楽しめます。気になる方はぜひ、足を運んでみてください!

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グリムスパンキー、ワンピース主題歌オファーの裏話

2016年07月31日

J-WAVE土曜15時からの番組「J-POP SATURDAY」(ナビゲーター:落合隼亮・リアド慈英蘭)のワンコーナー「J’S CONNECTION」。7月30日のオンエアでは、先日待望の2ndアルバム「Next One」をリリースしたGLIM SPANKYの松尾レミさんと亀本寛貴さんお迎えしました!

この日は「染めたばかり」という赤い髪で登場したレミさん。その色を「サラダに入れるとおいしいキャベツ(紫キャベツ)」と表現。これには一同、「ぽい! ぽい!」「似てる!」「それだ!」と大盛り上がり(笑)。染めたてなので、シャンプーをすると泡や水が外国のコットンキャンディーの色のようになってしまうそうです。「外で歩いてるとめっちゃ目立ってる!」と亀本さん。

そんなGLIM SPANKYですが、目立っているのはビジュアルだけではありません! 7月20日にリリースされた「Next One」も高い評価を集めています。今回は10曲中5曲がタイアップなのですが、そのほかの曲の制作スケジュールが驚きでした。

「書き下ろし曲(タイアップ曲)を4月くらいまで書いてて。で、あとタイアップじゃない普通の曲作ろうってなったのが5月頭くらいから」と亀本さん。アルバムの発売が7月とすでに決まっていたとはいえ、ものすごいスピードですね(笑)。

「その緊張感の中、短期集中型で作られるアルバムって、歴史的にも結構よくある話で、それがすごい良かったりするんですよ。このアルバムってまさにそういう感じなのかなって思います」(落合)

レミさんも「時間もなかったんで、良い意味で回り道せずに、『これを歌うんだ』って決めてそこに向かって一直線に作っていけたので、逆に時間がなくて良かったって思います」と今回の出来に自信ありといった感じです。もちろん、勢いだけで出来上がったのではなく、曲によってレコーディングの仕方、ドラムの音作りなどサウンドの作り方も全く違うという、実験的な要素や遊び心も満載なのです。しかし、そのこだわりが逆に大変なことを招いてしまっている…と亀本さん。

「(作り込みすぎてしまったことで)ライブでやるときに…。今はアンプをそんなにいっぱい並べるわけにはいかないし、どうやってライブで1人で弾く分のフレーズを作ろうとか、ライブパートを考えなきゃいけない大変さにブチ当たったりしますけど(笑)」(亀本さん)。しかし、お客さんにとっては、その分、CDとはまた違ったアレンジがライブの楽しみになりますよね!

そして、アルバムに収録されている「怒りをくれよ」。これは現在公開中の映画「ONE PIECE FILM GOLD」の主題歌なのですが、なんと直々に作者の尾田栄一郎先生からオファーを受けたそうです。

「ラジオでGLIM SPANKYを知ったらしくて、映画の選曲会議のときにいきなりGLIM SPANKYを流し始めたと。で、尾田先生以外誰も知らなかったからザワザワして(笑)。『誰だこいつは』みたいな感じになって」(レミさん)

そのときはすぐに決定とはならず、1週間ほど保留に。「話し半分で聞いてね」と伝えられ、1週間ドキドキして返事を待ったそうです。「それが決まって! そこからちゃんと映画チームと話し合いをして、曲を作り始めたって感じです」(レミさん)。

話し合いの中で、スタッフから映画のストーリーを聞かされたそうですが、「『ONE PIECEは全く意識しないでください』って。ただ、『ラジオだったりテレビだったりお茶の間に流れたときに、お茶の間の方が“うわっ”って思うくらいの、生々しさとか荒々しい感じでOKです』って言われて。とにかく“尖って”くださいって…」とレミさん。タイトル「怒りをくれよ」は、まさにその感じが表れていますよね!

GLIM SPANKYの今後の活動は、8月16日に行われるTHE BAWDIESとの対バンライブに夏フェス、さらに秋からは待望の全国ワンマンツアーがスタート予定と、目が離せません!

【関連サイト】
「J-POP SATURDAY」オフィシャルサイト
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