TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

栃木 麹室 日東工業所

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん栃木県の旅の模様をお届け。
今回は、日本酒の製造工程で重要な、麹をつくるときに使う部屋「麹室」を作るトップメーカー「日東工業所」をご紹介。
  
代表取締役の大塚一史さんにお話を伺いました。

日本酒を作る際に大切とさせている、「一麹、二酛、三造り」という言葉。
それほど重要とされている麹。大塚さんによると、麹室をつくる会社は、いま全国に2社しかないそう。
そのうちのひとつが、「日東工業所」で、杉板にこだわって 麹室を作っています。

日本酒「十四代」で知られる、山形県の「高木酒造」、
地元・栃木では「鳳凰美田」で知られる小林酒造をはじめ、全国の有名な酒蔵の麹室を手掛けてきました。

蒸したお米に、麹菌をふわっとふりかけて、その後 その麹菌がうまく増殖するように 温度と湿度を調整する。
麹室では、この作業が おこなわれます。

杉板ではなく、ステンレスの素材を使う麹室もあり、そちらのほうが衛生管理などは しやすいそうですが、
杉板の麹室の場合、温度と湿度の管理を、杉板という 自然の素材の中でおこなるとのこと。

また大塚さんは、木のぬくもりの中のほうが のびのびした麹ができるのでは?ともお話されていました。

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