2023.12.10 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん岡山県の旅の模様をお届け。
今回は、全国の有名レストランのシェフたちがお店で使用する「吉田牧場」のチーズをご紹介しました。
岡山県の吉備中央町にある吉田牧場は、吉田全作さんが1984年に始めた牧場です。
牧場を始めてから数年後、チーズづくりもスタート。
今回は、全作さんの息子さんの吉田原野さんにお話をうかがいました。
吉田全作さんが、チーズづくりを始めた80年代。
牧場で家畜を飼いながら チーズを作っている人は日本に数軒しかなかったそうです。
そんな時代に、吉田牧場は、ナチュラルチーズの製造を始めました。
まず、カマンベール、ラクレット、フレッシュチーズという3種類から製造をスタート。
その後に、吉田牧場の看板となるカチョカバロ、そして、モッツァレラチーズを作り始めます。
日本のイタリアンを引っ張ってきた「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフで、
当時は、赤坂の「グラナータ」というお店でシェフをされていた落合務さん。
イタリア大使館のピンナさん、という方と親しくされていたことから、「吉田牧場のチーズを食べてみてほしい」と頼まれ、毎週、送られてくるチーズを食べ、吉田全作さんに感想をフィードバック。
数々のやりとりを経て、吉田牧場のモッツァレラやカチョカバロが完成しました。
「イタリアあるいはフランスに近い味を出さなきゃいけない中で日本の国内で作っているにもかかわらず、フランス、イタリアよりもクオリティが高くなってきてるなってのが魅力」と、落合さんもおっしゃられていました。
吉田牧場では、現在、この「カマンベール」、「マジヤクリ」、
そしてお話の中で出てきた「カチョカバロ」、「モッツァレラ」など10種類ほどのチーズを作られています。
販売については、電話、FAX、メールで受け付けています。
公式インスタグラムに電話番号などが掲載されていますので気になった方は、そちらをぜひチェックしてください。
Instagram
https://www.instagram.com/yoshida_dairy_farm/