2023.03.19 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK
VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん山形県の旅の模様をお届け。
今回は、赤湯温泉の真ん中にある「酒井ワイナリー」をご紹介。
5代目の代表、酒井一平さんに、お話をうかがいました。
明治25年に創業した酒井ワイナリー、東北では1番古いワイナリーになるんだそう。
赤湯では江戸時代から「甲州」という品種のブドウが作られていて、ブドウ作りのベースがありました。
そして明治時代、県から「果物をつくってほしい」という要請があり
「これからは西洋の文化が盛り上がるはずなので、ワインを作ろう」となったのがワイン作りの始まりでした。
長い歴史の流れのなかで、栽培するブドウの品種に変化が。
古くからある甲州、デラウェア。比較的古いカベルネソーヴィニオンやメルロ。比較的新しいタナ、マルベック、プチベルドーなどなど…。新しい品種をどんどんと導入して、 今この気候変動に対して耐えられるようなブドウ畑を目指しています。
気候変動によってこれまでは温暖な地域で作られていたブドウの品種が、山形でも使われるようになっているそう。
それにプラスして気温が高くなったことで以前はなかったブドウの病気も蔓延してしまい、病気に耐えられる品種の導入も進めている、というお話でした。
酒井ワイナリーの醸造のこだわりは「手段をその土地で自給すること」。
乾燥酵母を昔は使ってましたが、今は全然使っていないそうです。微生物・酵母なんかも含め、その土地で自給するという風な形で得られたその土地のワインを目指されています。
自然の力を使っておこなわれている ワインの醸造。
ブドウの栽培についても、環境に配慮して、「ボルドー液」という原始的な農薬以外は使っていないそうです。
「何かを目指すっていうことはやってないです。そのまま出来たブドウで作ったワインで個性を表現する、個性が出てくるという風に考えているので、ブドウが無理せず その土地で生きられるっていう状況を作り出して、そういう品種を選び出し その上で無理なくワインにできるっていうのを今目指しています。」
http://www.sakai-winery.jp