TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

山口 日本酒 旭酒造

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん山口県の旅。

今回ご紹介したのは、日本酒「獺祭」で知られる酒蔵、旭酒造です。

旭酒造があるのは山口県岩国市。山あいにある獺越という地区。ですが蔵があるのは、なんと山の中なのに建物は12階建てのビルなんだとか。そんな旭酒造の会長、桜井博志さんにお話を伺いました。

日本酒づくりに欠かせない麹をつくる「麹室」。
蒸したお米を平らに広げている映像、酒蔵のドキュメンタリーなどでご覧になったことがあるかと思います。
旭酒造はその麹室だけで、なんとビルのフロア2階分の大きさ。中田英寿も、「でか。」と感想を述べていました。

日本酒は 原料によってお米と麹と水だけで作る「純米酒」や、アルコールを添加する「本醸造」。さらに原料の米をどのくらい削るかによって「吟醸」「大吟醸」などと分かれます。

ほとんどの酒蔵が様々な種類の日本酒をつくる中、旭酒造の大きな特徴は「純米大吟醸」のみを製造しているということです。

桜井 博志さんが酒蔵をついでから、旭酒造は純米大吟醸を作り始めました。
引き継いだ際は「旭富士」という日本酒を製造していましたが、全然売れなかった。安い酒を打つなど葛藤したといいます。
30年ほど前に、1番売れていいから作ってみようと作り始めたのが純米大吟醸。そしたら1番売り上げが落ちなかったので、この方向だなと「獺祭」の名前が付けられてました。最初のスタートは生き残るため、だったというお話でした。

獺祭はタンク1本ごとにみんな違うそう。

桜井さんは「全部同じ品質にそろえようとすると、70点を狙うしかない。常に 最高のものを目指すからこそ、獺祭である。」とおっしゃられていました。

現在は、50カ国以上に「獺祭」を輸出する旭酒造。
日本酒が国際化するために世界中で作るしか無いと思い、将来はアメリカで純米大吟醸を作ることを目標に目指しています。

▽旭酒造 サイト
https://www.asahishuzo.ne.jp

▽獺祭Store WEB店
https://www.dassaistore.com

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