TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

北海道 ワイン 「ドメーヌ タカヒコ」

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん北海道の旅。
余市町にあるワイナリー「ドメーヌ タカヒコ」をご紹介しました。

「ドメーヌ タカヒコ」があるのは、北海道の西部、小樽から車で30分ほどのところにある余市町です。
余市町はにしん漁のほか、大正時代からリンゴの産地として発展していて、現在ではワイン専用のふどうの生産も
盛んな町となっています。

ヒデさんが曽我貴彦さんにお話をうかがいました。

曽我貴彦さんは長野県にある小布施ワイナリーの次男として生まれ、東京の大学で醸造学を学んだあと微生物の
研究者の道へ進まれました。
しかし、ワインの魅力が忘れられず、栃木県のココ・ファームの醸造責任者だったブルース・ガットラヴさんとの
出会いもありココファームワイナリーの農場長に。

そんな中に2人で北海道へ来て、北海道のぶどうのポテンシャルの高さや品質の面白さにびっくりしたんだそう。
それがきっかけとなり、仲間と試験農場のような形でぶどうを植え始めました。

北海道は雪が降って土が固くなるので、土を固めない。農薬や除草剤はまかないなど自然を参考にして
土作りを行なっています。

有機栽培でできたぶどうによって作られた「ドメーヌタカヒコ」のワイン。
ふるさとに帰ったときの香り、日本らしさ・日本のふるさとを感じる香りと感想をもらうことが嬉しいそう。

フランスでなく、イタリアでなく、アメリカでなく、日本の風景が浮かぶ。それも都会ではなく田舎の風景が
浮かぶものを目指しています。里山の土の香り、花の香り、それを四季で感じてほしいとのお話でした。

ワイン造りは自分の世代でゴールはないと思っている曽我さん。その中で、自分たちの子どもがやりたいと思って
もらうのも1つのゴールだといいます。他の人が「後を継ぎたい」と言う、この町に残りたい環境を作りたいとおっしゃられていました。

「ドメーヌタカヒコ」のワイン、大人気になっていて入手が難しい状態となっていますが、公式サイトで販売を
担当されているお店の情報が掲載されています。気になった方はそちらをチェックしてみてください。

▼ドメーヌ タカヒコ
http://www.takahiko.co.jp

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