腕時計「オリエントスター」を使用している
オーナーに、実際の使い心地を聞きました。
オリエントスターといえば、やはり月齢機構とパワーリザーブを上下にバランスよく配置したデザインで、このF45M7 メカニカルムーンフェイズはまさにその代名詞とも言えるモデル。実際に手にして感じたことは、想像以上に端正で自分をクリーンな気持ちにさせてくれることです。仕事柄、毎日つける時計が変わるので滅多に日付などの表示を合わせないけれど、この時計は何日かぶりに手にしてみて、月齢を合わせたくなることも新たな発見になりました。この時計を迎え入れてから、月の満ち欠けを意識するようになりましたね。いつ頃が満月かな、とか子供との会話も増えました。毎月のリズムのようなものが生まれそうです。
この時計をつけていると、珍しがられることが多いです。変わった時計や角型の時計を身につけることが多いため、いつもと違う、意外な印象を持たれているのだと思います。プラスの意味で、誠実さとか信頼できそうなイメージを加えていただいたと感じています。着用すると、背筋が伸びるような気持ちと地に足をつけるような気持ちになりますね。
ジャケットやスーツなどを着て、きちんとした格好で臨むミーティングなどがある日に手に取ることが多く、やはり、そういう服装の時につけたいです。自分の個性を際立たせる時計は他にたくさん所有していますが、あまり自分にない質実剛健なイメージをプラスしてくれるオリエントスターの力を借りたい場面で着けると思います。スーツに無地のタイドアップで、オリエントスターのメカニカルムーンフェイズで個性をプラスしたいです。
『SHAPE OF YOU』藤井 風
ホディンキーフレンズでもあるエド・シーランの名曲を藤井 風さんがカバー。ピアノの流れるような演奏と風さんの独特のリズムが、大好きな『SHAPE OF YOU』をまた違う魅力の溢れる曲へと、異なった調子で刻んでくれています。どことなく、夜や星を連想させる風さんのカバーは、オリエントスターのメカニカルムーンフェイズのイメージともピッタリ。パワーリザーブも備えて、自らの稼働時間とより大きな月相という単位を同時に、独自のリズムで時を表現するF45M7は、まさにこの曲のリズムともシンクロする気がします。
関口優
HODINKEE Japan編集長
1984年生まれ、埼玉県出身。芸能誌やモノ情報誌などを担当後、腕時計専門誌編集長を4年間務め、業界最年少編集長ながら専門誌売上NO.1に導く。2019年9月より『HODINKEE』日本版編集長に就任。前職時代は、海外のみならず日本全国各地を飛び回り、時計販売店への取材を実施。元来の飛行機好きも手伝って、年間100フライトをし続ける日々を送った。ユーザーへの積極的な取材・交流により、地域ごとの時計ファンの特性やその地方の動向にも明るい。