Milano via Paris 2010/02/27

やはりミラノは憬れだったので高揚感が違いましたね。

生方ななえ(モデル)

1979年群馬県生まれ。同志社女子大学在学中、モデルオーディションの日本大会で準優勝したことをきっかけにデビュー。その後、数々のファッション誌や化粧品のCMなどに登場。現在は大人の女性に向けファッション誌「Grazia」の専属表紙モデルを担当し、その自然体でありかつ上品な美しさは、多くの女性の憧れとなっており、“日本発信の世界に通用するアジアン・ビューティ”として、多方面から注目を浴びている。
 

小学生の時からモデルになる事を夢見てたというか、決意に近かったですね。「モデルにならないと、ずっと身長の事気にして生きるのかな?」って(笑)。(生方)

ななえさんの初めての旅は?

3歳の時に家族旅行で行ったタイですね。父と母が旅行好きで、スリランカとかタイとか当時あまりポピュラーじゃない所に行ってたんですが、小さかったのでその時の事は全く覚えてなくて、大きくなってからタイの写真を見て「もう一回行きたいな」と思って、大学の卒業旅行で友達と行きました。

それまでにも色々と海外旅行はされてた?

そうですね。大学生の時には友達と初めてミラノに行きました。それから暫くしてモデルになって、海外のコレクションに挑戦したいと思っていたら丁度ロンドンで撮影があって、ミラノコレクションの時期と近かったので、今度は一人でミラノに飛んでコレクションに参加した事があるんです。

へえ!そもそも、モデルには小さい頃から憧れてたの?

そうなんですよ。生まれた時は標準だったんですけど、そこから成長期が始まって、常に学年2つ程上の身長で、小学校6年生で170cm位あったんです。それが凄くコンプレックスで、「モデルになれば、コンプレックスが取れる!」と思って、小学生の時からモデルになる事を夢見てたというか、決意に近かったですね。今は178cmあります。

そうですか。僕は177cmなので、僕より少し高いですね。

「寝る子は育つ」って本当だなと思います。父が178cm、母が172cmと高いんですけど、姉と妹がいて、同じDNAなのに、私だけ飛び抜けて背が高いんです。3人姉妹の中で違った事は、私だけ眠くて起きてられなかったんです。よく寝てたので、本当に伸びました(笑)。

(笑)。それで実際モデルになったのはいつ?

20歳ですね。モデルとしてはちょっと遅かったんです。ファッションショーに憧れていたんですが、それまで身長を気にして、ヒールを履いた事も無かったし、猫背だったので、最初3年位は雑誌の撮影の仕事はあっても、ショーのオーディションにはなかなか受かりませんでした。だけどある時、憧れていたブランドのショーが決まって、一日何回も歩く内に自分なりのウォーキングを掴んで、そこからショーのオーディションに受かるようになったんです。


ミラノだとオーディションが多くて道を人に聞くんですね。すると皆、凄く親切で一緒に考えてくれるんですけど、大体間違ってるんですよ(笑)。(生方)

ミラノの一人旅はおいくつの時?

23歳でした。大学の時に友達と行ったのとは全然違いましたね。ホテルではなくドミトリーに泊まって、イタリアのミラノから遠い所に住んでるモデルやオーストリアのモデルとかと部屋をシェアしたんです。歩くとアルマーニの本店とかがあるだけで高揚するというか、初めての生活のわりに寂しい思いはしなかったですね。

イタリアを歩いてたら寂しいどころか、男の人が声を掛けてきたりするでしょ (笑)?

男性は凄く声を掛けてきました(笑)。ビックリするぐらい、取り敢えず女子がいたら声をかけるみたいな(笑)。「声を掛けるのが多分マナーなんだな」という位、日本とは違って面白かったですね。

特にイタリアやパリの男性は日本の女性大好きですから、生方さんみたいな綺麗な方が歩いてたら大変でしょうね(笑)。でも、ななえさん自身が道を尋ねたりすることもあるでしょ?

オーディションでブックっていう自分の宣材写真を持ってオーディションを受ける日々を過ごして、ミラノだとオーディションが多くてタイトなスケジュールなので普通はドライバーをつけるんですけど、自分で地図を片手に歩いて行く時は、道を人に聞くんですね。皆のんびりしていて、凄く親切で一緒に考えてくれるんですけど、大体間違ってるんですよ。それでどんどん時間がなくなってきて、結局は自分でやるしかないなって思いました(笑)。


ダヴィンチの壁画の「最後の晩餐」も直接見に行ったんですけど、やっぱり本物は作った人の魂や気配が宿っているような気がして、感動しましたね。(生方)

ミラノでのファッションショーの本番はどうでした?

日本でもショーをやってましたけど、やはりミラノは憧れだったので高揚感が違いましたね。リハーサルが無いショーもあって、口頭で説明していきなり本番という所もあるのが面白かったですね。

しかし、イタリア人はとにかくお洒落ですよね。

ドライバーの人達もミラノのファッションに凄く誇りを持ってましたね。

ミラノの街は言ってみればイタリーの中では一番大きい街だけど、路地に入ると昔の感じでしょ?

そうですね。興味深いですね。ダヴィンチの壁画の「最後の晩餐」も見に行ったんですけど、本物を見るのは教科書や本とは違うなと思いました。作った人の魂や気配が宿っているような気がして、感動しましたね。

やはり実物は違いますよね。ご飯はどこへ行きました?

大学の時は色んな所に食べに行ったんですけど、単身行った時はドミトリーだったので、割とスーパーで買って、パスタとかルッコラのサラダとかを作ってました。

でも、モデルさんとして体型維持は大変じゃない?普段気に掛けてる事ってあるんですか?

よく食べて、よく歩く事ですね。私よく歩くんですよ。撮影の後とかに、ヒールのある靴から無い靴に履き替えて大体2時間毎日歩いてます。


マウイは、流れてる時間も住んでいる人も穏やかで、居ると自然と心がほぐれていく島でしたね。(生方)

ハワイのマウイ島にも行かれたんですって?

昨年2月に「Grazia」の表紙撮影で行きました。ハワイには行ったことがあったんですけどマウイ島は初めてで、ハワイの中でもまた違いましたね。ウインドサーフィンで有名らしくて、風が凄く気持ち良いんです。2号分の表紙撮影で、1週間居ました。

撮影は朝から夜まで一日中撮影するんですか?

その時はカット数が多くなかったんですが、光は時間が限られているので、モデルのロケ撮影って凄く朝が早いんです。大体6時とかにスタートするので、5時台に起きたりして、それから大体夕方には終わってましたね。その後は皆で楽しく宴です。

朝は大変だけど、楽しそうですね(笑)。サーフィンも初めてされたとか?

はい。一緒に行ったコーディネートの方に教えて貰ったんですけど、初めてでも意外と乗れました。最初は押して貰ってから乗るんですけど、実際に乗ってみたら、その大自然の力で板が動く感覚に凄く感動して。

マウイには色んな良さがあったと思うんですけど、一言で言うと、どんな島でしたか?

流れてる時間も住んでいる人も穏やかで、居ると自然と心がほぐれていく島でしたね。


旅は、日本での自分のリズムを元の場所にリセット出来るものですかね。(生方)

旅は割と計画を立てて動かれるタイプですか?

割と無計画です(笑)。女性と一緒に行くと、かっちりと予定を組む人が多いので、私は助かります(笑)。それはそれで楽しいですし。1人で行った時はホテルで過ごすのも好きなので、一日中外に出ずに、本を読んでのんびりしています。

究極のリゾートの過ごし方ですよね。僕も同じで、文庫本持って「1週間何もしない!」と決めて行くんですけど、今は子供達もいますし、うちの家内は割と朝からピシッと何時にどこ、次はどこって決めちゃうんで、なかなかゆっくりにならないんですけど(笑)。僕のイメージだと女性はそうなんですけど、そうでもないと?

そうですね、私はダラダラという言葉がぴったりかもしれないです(笑)。

各国の旅先で必ず寄ってしまうお店って何かありますか?

本屋で絵本を買うのが好きですね。言葉とか分からないのもあるんですけど、絵や字体の雰囲気を味わうのも好きですし、必ず寄ってしまいますね。

僕も本屋大好きで、必ず買いたくなるのは地図帳ですね。特に世界地図は全部その土地が真ん中に設定されてるから、日本で買うと日本が真ん中だけど、ロンドンで買うとロンドンが真ん中で日本が一番右端にある訳。色んな所のを見比べると、随分と“自分の住んでた日本”の見方が変わるんですよね。

すごく面白いですね!今度私もやってみようと思います。

さて最後に、ななえさんにとっての旅ってどんなものですか?

旅は、日本でちょっと慌ただしく毎日を過ごしていて出来上がってくる自分のリズムを元の場所に戻せるというか、リセット出来るものですかね。


 

PLAYLIST

  1. ARCOBALENO / ROSSANA CASALE
  2. YOU CHANGED MY LIFE / PILOT JAZOU
  3. LIKE LEAVES IN THE WIND / NICOLA CONTE
  4. ORA E PER SEMPRE / TIMORIA
  5. 情熱大陸2007 / 葉加瀬太郎
  6. FLYING WITH ANGELS / NA LEO

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