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ニューヨークは、ごちゃごちゃの価値観の中で絡み合って出てくるエナジーが刺激になるんです。

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  小林尊 - フードファイター -
1978年長野県生まれ。大学時代、初めての大食い挑戦で日本記録を塗り替える。その後、様々な日本タイトルを総なめに。2001年、アメリカ独立記念日のホットドッグ世界大会で、それまでの記録の2倍を食べるという衝撃のデビューを飾り、日本のフードファイト・ブームの立役者となる。そのホットドッグのソーセージとパンと解体した食べ方は“ソロモン・メソッド”と名づけられた。即座にスポーツとしての可能性を感じ取ったアメリカでは、小林尊の登場から僅か2年でスポーツのカテゴリーで取り上げられるようになり、スポーツ専門チャンネルESPNで全米放送するようになるなど、新ジャンルのスポーツを広めた第一人者として、アメリカでは現役でありながら、伝説的な扱いを受け、全米人気番組やCM出演、メジャー始球式に度々抜擢される存在。
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僕が初めて言ったんじゃないかな、「大食いはスポーツです」って。(小林)

“フードファイター”というのは、小林さんが活躍された2000年頃から使われ始めたと思うんですけど、僕はその頃の小林さんの活躍を夢中で見てました(笑)。そもそも大食い出来ると思ったのは?

大学生の頃です。元々出来そうだとは思ってたんですが、食べられる量は自分で分からないので、レストランのチャレンジメニューに成功したのが最初ですね。高校の頃に父親に無理矢理食べさせられていて(笑)、自然と訓練になってたんでしょうね。元々結構食べてたんですけど「もっと食べろ。もっと食べろ」って。家に帰るのが嫌になったりもしてて(笑)。

そのチャレンジメニューはどういうものだったんですか?

カレーのチェーン店で、自己申告した量で挑戦出来たんです。5キロ食べた人がTV番組で優勝してたので、5100グラムで挑戦したら成功して。直ぐに友達がテレビ局に「こいつは貴方の所のチャンピオンより多く食べられる」とハガキを送ったら連絡が来て、TVで戦ってみないかと。

それが「TVチャンピオン」? それ見てたよ(笑)。

そうです。2000年の冬頃、予選で寿司を食べた時ですね。周りは皆もう百戦錬磨で選手同士プライド持って戦ってる中で、僕は一番若くて経験も無いから完全に無視されてて、逆にアドバイス貰ったり。ラウンド毎に一番少なかった1人が落ちるので、僕はちょっと抑えつつ、とにかく一番下にならなければ次に行けると。でも準決勝は皆本気でくるし、決勝にさえ残れば試合が翌日で1回体をリセットしてから出られるので、準決勝はとにかく全力で力をぶつけて、ジンギスカンを3キロ位食べました。

はー。その頃に観ている僕らも“フードファイト”として楽しむコンテンツになったのかな?

番組でチャンピオンになると「貴方にとって大食いとはなんですか?」と聞かれるんですよ。その時僕が初めて言ったんじゃないかな、「大食いはスポーツです」って。それから他局でも番組がスポーツっぽくなっていって。

ニューヨークに行くことになったのは?

僕は2000年に食べる量の日本チャンピオンになったんですけど、2001年に早さを競うコンテストがあって「スポーツと一緒で、練習すれば食べるのも早くなるんじゃないか」と思ってたんです。当時「俺は早食い」「俺は大食い」と皆は言ってたんですけど、僕はどっちも出来るはずだとやってみたら結構早くなったんです。これなら同じ番組の早食いにも参加出来るからテレビのスタッフに言って。そしたら番組が日本予選になっていて、決勝が世界大会ということで、初めてニューヨークに行くことになったんです。

2001年のニューヨークはどんな印象でしたか?

コンテストの場所はコニーアイランドって所なんですけど、大会のことばっかりで、余り当時の印象って無いんです(笑)。後、やっぱり向こうで初めてホットドッグを食べた時、日本人の口に合わないと思ったんですよね。

ははは(笑)。口に合わないってどういうこと?味覚として?

味覚としてです。もの凄く塩っ辛いんですよ。何も付けずソーセージだけで食べると本当に塩辛いので、日本とは全然味が違うし、油も凄く出てくるし、これはちょっときついなと思いましたね。

ソーセージそのものが違ったんだ。でもそのホットドッグを食べてダントツの優勝?

ダントツの優勝でしたね。本当に余裕でした(笑)。12分のコンテストで、90年程歴史のある大会の世界記録が当時25本だったんですけど、僕は50本食べたんです。

2倍だ(笑)!

その時は色々言われて、アメリカ人らしいジョークで「彼はエイリアンに連れて行かれて体を変えられた」とか「日本政府がバックに付いてる」とか「手術して胃が2つある」とか凄い噂がいろいろ出たんですよね。でもそれが逆に良いPRになってくれて「こいつは面白い!」と取り扱って貰えるようになって、その後はTV局関係なく試合に出られるようになっていったんです。


アメリカでは食べるのに自信ある人間は「俺は小林ぐらい食うよ」って言い方があるんですよ。(小林)

フードファイト本場のアメリカで、小林尊というのはどういう風に扱われてるの?

僕もよく分からないんですけど(笑)。お祭り気分の中、1人本気になって「これはスポーツだ」とニュースや新聞でずっと言ってたので、多分「こいつちょっとおかしい」みたいな(笑)。でも食べることは他のスポーツと違って日常的に誰でもするので、アメリカでは食べるのに自信ある人間は「俺は小林ぐらい食うよ」って言い方があるんですよ。アメリカンカルチャーに入り易かったんでしょうね。

なるほど(笑)。キャラクタライズだ。式典のゲストにも呼ばれたりしてるんだって?

はい。メジャーリーグの始球式は2回ぐらいやらせて貰いましたね(笑)。国が変われば色んな評価がある中で、自分の中で一つだけ筋を通して活動してきたっていうのがやっぱり周囲に認められるというか、メッセージとして伝わる材料になったと思うんですよね。

実際、食っていく為に食っている訳でしょ(笑)? ファイトマネーや広告代で食べていくの?

そうですね、ファイトマネーと広告と賞金。スポーツ選手と一緒です。僕は今メジャーリーグ・イーティング(MLE)という団体に入ってて、そこだけで年間に100以上の大会があるので自分で好きなのを選ぶんです。僕はMLEの試合にしか出てないですけど、AICEとかプロレスやボクシングみたいにいくつか団体があって、とにかく試合数が多いんです。

年間大体どれぐらいファイトをして、どんな調整するの?

最低でもアメリカで5回出た後、外の国でもいくつか、計10回位だから月1ペースとか。で、1回ファイトが終わったら、体を休めます。沢山食べない普通の食生活になるんですね。大会の少し前になったら食事量は変えずに、水をどんどん飲んで胃の容量を増やしていくんです。胃が膨らんできて「この大会の制限時間と食材なら、このキャパシティでいける」と思ったら、その作った胃で、出てくる食べ物の練習するんですよ。ホットドッグだと大体10分で水とホットドッグとソーセージとで12~13キロになるので、最低でもそれ以上の胃の容量を作ってから練習をしますね。

ちゃんと終わった後は、また胃は萎むの?

勿論。やっぱり胃も筋肉なので伸びて、柔軟性があるから戻るんですけど、硬くなっちゃうんですよね。体をストレッチさせてないと硬くなるのと一緒で、オフの時は胃が硬くなるので、大会前に容量を増やすんです。結局のところ胃の柔軟性と、筋力ですよね。食べ物が入った時に痛くならない位に胃に筋力が無いといけないんで、筋力と柔軟性を高めて大会に出るんです。


ニューヨークはアメリカの中の違う国なんじゃないかってくらい、他と違いますよね。(小林)

ニューヨークに行ったらここは行くぞ!という所はありますか?

ベーグルが大好きなので「Ess-a-Bagel」を食べに行きますね。旅行に行ったら、その場所で美味しいものって絶対食べたいじゃないですか(笑)。

オフの時位食わないで休めっちゅうねん(笑)。でもベーグル美味いよな。やっぱりでっかいの?

そんなに大きくはないんですけど、やっぱり日本より中身が多いですね。大体自分で選んでトッピングするんですけど、僕はロックスと言って、サーモンとクリームチーズを入れた…

それ!もうベーグルはこれに尽きる!絶対クリームチーズとサーモン!間違いない!

良かった、これは説得力ある(笑)。あとPatsy's Pizzeriaですね。釜と炭で焼くのってニューヨークでも減ってきてて。ここは特にクリームチーズのホワイトピザが有名で凄く美味しいですよ。クリームチーズなので食べてる感じはあっさりしてるんだけど、結構ヘビーですよ。ロックスがお好きだったら間違いないので、是非。

チェルシーマーケットも行くそうですね?僕も大好きですけど、楽しいですよね。

先ず雰囲気が良いですよね、工場跡地みたいで。1日居ても良い位。ブラブラして、お腹空いたなと思ったらスープ飲んで、ちょっとショッピングしてとか、それだけで楽しめますよね。

小林さんが思うニューヨークの魅力って何ですか?

人種のるつぼと言われるだけあって、色んな人が居るじゃないですか。色んな考えがあって、宗教や人種、年齢も性別もごちゃごちゃの価値観の中で、色々絡み合って出てくるエナジーみたいなものが凄く面白くて刺激になるんですよ。ニューヨークはアメリカの中の違う国なんじゃないかってくらい、他と違いますよね。

将にその一言だと思う。ニューヨークって街で、ニューヨークって国で、他のどこにも属してないってことだよね。

だから逆に色んな人、色んな国の人と価値観の共有が出来ると思うんですよ。どっかの国に行っちゃうとその国のルールがあるんだけど、ニューヨークは色んな人が集まってるから譲り合ったりして面白いですね。僕がニューヨークのコンテストに出てニュースにして貰ったり認められたりしたのは、ニューヨークの人達の声援のお蔭もあったと思うんです。出場者の殆どがアメリカ人の中で、本当は独立記念日に僕みたいな人間が出るのって凄いサムいことなんだけど、見てる人達は色んな国の人が居るから、アメリカの中で頑張ってる僕に自分を重ねて「ここで頑張ってみろよ」って応援がある訳です。それが気持ち良いし、それがあったから、ニューヨークで初めての試合が今の活動に繋がってると思いますもんね。

そうですよね。将にアメリカンドリームを体現していた小林尊に皆が感情移入したんだろうね。


旅は “デタラメと答え探し”ですね。(小林)

最近は中国にいらっしゃったそうですね?

はい。中国の上海から車で1時間半位の蘇州という所に行きました。凄い良い所で、どうしようって(笑)。歴史が深くてジーンと来ますよね。

いい場所だよね。僕も行ったことあるんだけど、良かったなあ。古き良き中国というか、前アジア的で故郷的な、まだこんな街があるのかってイメージですよね。これもやっぱり試合で?

試合ですね。中国にしては珍しく、チョコレートケーキとお寿司の大会で、どっちも蘇州の料理じゃなくて。でも中国で寿司という日本食のアピールが出来てありがたいなって。殆どが中国人で、香港のチャンピオンも来てましたね。試合は勝ちました。2位の3倍のレコードで、20分で164個食べました。全部サーモンだったんですけど、味は一緒の方がいいですね。リズムで食べてるんで、違う物になると感覚が狂っちゃうんです。

なるほど、コツを掴んでいく訳ですね。フードファイトが世界的に広がっていってる感じはあるかと思いますが、本場のアメリカに居を移す予定とかはありますか?

実はちょっとあるんです。ニューヨークに本当に少しは住んでみたいと思ってます。でも今年はとにかく7月のホットドッグの世界大会は勝ちたいですよね。

フードファイトを通じて伝えたいことや、いつも思ってらっしゃることはありますか?

本当にスポーツと同じだと思っているので、どんな事であれ頑張ることで、物事変わってくるんだよと伝えたいですね。アメリカで活動し始めてから、アメリカのマーケットがスポーツとして動き出したり、ESPNというスポーツ専門チャンネルで放送が始まったりして。人生の流れって多分自分で変えて行くものだと思うから、強い意志を持ってやれば何か変えられるって。

なるほどね。さて、最後に、小林尊さんにとっての旅とは?

“デタラメと答え探し”ですね。日本の中にいても、外国の情報は入ってくるんですよ。でもそれって日本人が翻訳したり、日本向けに面白いと思ったものをピックアップしてるものなので、実際そこに行かないと、本当の事が分からないじゃないですか。それが凄く面白いなと思って。“自分が今まで思ってた日本”から離れることで日本もよく分かったし、世界もよく分かることが凄く分かったので、自分の中で答えを見付けたり、デタラメを見付けるのが旅じゃないかなって思いますね。

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