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ビアトリクス・ポターが好きだったエスウェード湖には100年前の風景があるんですよね。

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PROFILE
 
 
  辻丸純一 - 写真家 -
1948年長崎県生まれ。東京写真専門学院卒業後、写真家の鋤田正義氏に師事。1973年からフリーに。1977年から2年間ロンドンに滞在し、本格的に自然や旅をテーマに撮影を開始。以後、雑誌や広告写真などを多数手がけるほか、個展も開催し、豊かな自然が残る「イギリス湖水地方」の作品を撮り続けている。最新作は『英国湖水地方からの手紙』。
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ロンドン近くの自然溢れる童話的な世界が広がっている場所を「いつか本格的に撮りたい」と思っていました。(辻丸)

イギリスのカントリーサイドに興味を持ったきっかけは?

1970年に初海外でイギリスへ行ったことですね。その後フリーのカメラマンになったんだけど、77年から2年間ロンドンに住んで、ヨーロッパ中を撮影して原稿を日本へ送る生活していたんです。ロンドンの近くにあるブライドンという自然溢れる童話的な世界が広がっている場所を見て「いつか本格的に撮りたいな」と思っていたけども、ファッション写真の仕事をしていたりしていたので、なかなか叶わなくて。

ほぉ。

はい。でも2年経って日本へ帰る時は、ロンドンからアジアハイウェイを使って、半年かけて陸路で写真を撮りながら帰って来たんです。カメラと寝袋だけを持って、カメラは盗難されないように股に挟んで寝ていました(笑)。

陸路で半年って、どんなコースだったんですか?

イタリアからギリシャまで船で行き、ギリシャからアテネまで列車。あとは殆どバスですね。ギリシャからトルコ、パキスタンを抜けアフガニスタン。インドは2ヶ月間掛けて一周。ネパールでたまたま明大山岳部の友人に会って「是非ヒマラヤを見ろ」と薦められ4700mをトレッキングして、それが一番思い出深いですね。そしてタイから飛行機で日本へ戻って来ました。


湖水地方は同じ場所へ行っても天気や条件が違うだけで全然違うものが撮れます。(辻丸)

イギリスのカントリーサイドはどうですか?

最初、湖水地方は雨が多いし、どこを撮ったらいいかも分からず、レンタカーで夢中で走り回っていましたね。10年通うと、知り合いも出来るし、同じ場所へ行っても天気や条件が違うだけで全然違うものが撮れることが分かりますけど。

旅の計画は自分で立てて動くんですか?

期間だけ決めてレンタカーを借りたらあとは行き当たりばったりです(笑)。車の中では必ずクラシックFMをかけるんですが、音楽と風景がドンピシャに合う時があるんですよね。そんな中で、手応えのある風景が撮れた時は夜1人で乾杯します(笑)。

一番、フォトジェニックだなと思う湖はどこですか?

ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターが好きだったエスウェード湖という、周囲3キロと大きくない湖ですが、晴れた日には霧が出たり白鳥がつがいでいたり、1日ボーッとしても色んな情景が見られるので僕は大好きですね。湖水地方の真ん中あたりでビアトリクス・ポターが住んでいた家から歩いて15分辺りの所ですね。

正にピーターラビットの世界なんですね。観光客も多いんでは?

そうですね。ポターの家に来る観光客の半分は日本人ですね。あの辺りはポターがピーターラビットで得た印税でナショナルトラストと一緒になって、家を含めたいい場所の土地を買い取ったんですよ。だから100年前の風景がそこにあるんですよね。

オフの日はどんな事をなさっているんですか?

通っていると友達もできるので、カメラとサンドイッチを持って半日位ウォーキングをするんです。その中でも人口500人くらいのコニストンという小さな村はアーサー・ランサムの『アマゾン号とツバメ号』の舞台になった場所なんですけど、観光客もいないので本当にのんびりできますね。

食事とかは如何ですか?

夜はパブに行きます。フィッシュ&チップスやカレーライスや、ニジマスのフライを食べたりします。カントリーサイドのご飯は美味しいですよ。


アイラ島では生牡蠣に好みのウィスキーをかけて食べるんです。(辻丸)

スコットランドも撮られてますが、何か惹きつけるものがあったんですか?

湖水地方の北へ行くとスコットランドが見えるんです。一度行ったことはあったんですけど、いずれはちゃんと撮りたいと思っていたんです。

スコットランドと言えばウィスキーですよね。蒸留所を50ヶ所以上回られているんですって?

そうなんです。アイラ島だけでも8つあるんですが、スコットランド全部で潰れた所も入れると80〜100箇所あるんです。僕が気に入ったのはアイラ島で、ボウモア、ラフロイグ、カリーラの蒸留所ですね。

個性が強くて美味しいですよね(笑)。ウィスキーフェスティバルにも参加されたんですか?

はい。ダンスやケルト音楽と一緒にウイスキーのテイスティングもあるんですよ(笑)。アイラ島で気に入っているのは、獲れた生牡蠣に好みのウィスキーをかけて食べるんです。日本の牡蠣よりも濃厚だから強いお酒で丁度いいんです。僕はラフロイグかアードベッグが好きですね。ついおかわりしちゃいます(笑)。

そのアイラ島にはアザラシを保護している方がいらっしゃるんですって?

バイオリンを弾くナチュラリストがいて、傷付いたアザラシを手当てして海に返す活動をしている人がいると聞いたんです。彼女に「写真を撮らせてくれないか?」と頼んだら「海に行って撮りましょう」とボートを出して、彼女がバイオリンを弾くと本当にアザラシが寄って来たんです。

音に反応して集まってくるんですね。最後に、辻丸さんにとって“旅”とは?

自分を発見する事。色んな事を一番教えてくれる気がしますね。

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I WISH (ALBUM VERSION) / KATE RUSBY
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