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ONとOFFの間を自由に旅する、大人になったギターキッズ。

 

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PROFILE
  鳥山雄司 さん

鳥山雄司 - ギタリスト -

ギタリスト。1959年生まれ。父親がギタリストだったこともあり、幼い頃からジャズやハワイアンに親 しむ。小学校に入学すると声楽・ピアノ・スチールギターを本格的に勉強し大学に進むとジャズを勉強 しながら多くのミュージシャン達のライブ・バッキングを努める。慶応大学在学中の81年アルバム「 take break」でソロデビュー。同時に数多くのアーティストのアレンジやサウンド・プロデュースを 手がける。今年5月9日に通算9枚組のアルバム「Dear」を発表した。


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『SONG OF LIFE』のレコーディングでロイヤルフィルと共演しました。(鳥山)
あの曲はもはや『世界遺産』そのもになっているよね。(葉加瀬)

あの名曲『SONG OF LIFE』。その新バージョンを録りにロンドンへ行ったそうですね。バージョン違いということは、ビッグな“何か”があったんですか?

『世界遺産のテーマ音楽集』というCDを以前出したんです。でも今度出す自分のCDにもやっぱり『SONG OF LIE』を入れるべきでしょう、ということになったんですね。でもテーマ集の時に色んなことをやってたんですよ。ピアノバージョン、ストリングスバージョン、ギターバージョン、ドラムンベースまでやってて。

もう手は出し尽くしたんですね。

だから「これはもうフルオーケストラでやるしかないでしょう」みたいな。

そして“あの”ロイヤルフィル・ハーモニック・オーケストラと共演することになったんですね。率直な感想は、どうでした?

バランスがいいですよ。出した時のバランスを考えてみんなが演奏してるから気持ちいいですよね。

一発録りなんですか?

一発ですよ。ロイヤルフィルにもこちらの状況の説明を一応はしたんだけど、彼らはイヤホンしてないんですよ。ギターの僕はブースの中に入っていて、指揮者と僕しかヘッドフォンをしていないんです。

日本でストリングスを録る時は、みんな片方だけイヤホンをしたりするじゃないですか。あれなし?

スタジオのシステム的に、人数分のヘッドフォンを用意するのが無理だったみたい。

ということは、オーケストラの人は鳥山さんの音を聴いてないんだ。

聴かないで演奏して、後でプレイバックして「なるほどね」みたいな。それで感じをつかむから凄く大変だったみたいです。

クリックはある? つまりメトロノームだね。

ない。指揮者の棒だけ。

凄い! でもあのテイクを聴いてそんなふうには思えませんね。

でしょ! しかも時間がなかったのでTAKE3でOKですよ。一応TAKE4まで録ったけど。

でもあの曲はもはや『世界遺産』そのもになっているし、“鳥山雄司”にもなってしまってるよね。

誰かが「鳥山君って世界遺産になったんだって?!」って言うから「それ違うよ!」みたいな(笑)。

(大爆笑)


ロンドンはビンテージワインがたくさんあります。(鳥山)
“フランスよりあるかも”というのは凄いですね。(葉加瀬)

ロンドンへ行ったらどういうことをされるんですか?

まず買い物しますね。初めて行った時は「“ハイティー”をしようよ」ということになったんです。知ってます? 2時くらいから夕方までハイドパーク辺りのホテルへ行くと“ハイティー”というのがあるんです。お茶と、キューリやサーモンのサンドイッチ、甘いお菓子等が出てきて、時間をかけてお話をしながらそれを食べるんです。

アフタヌーンティーの高級なやつですね。銀の何段にもなった鳥かごみたいなもので出てくるやつですね。

せっかく来たんだからそれをやったんです。夫婦で行ったんですが…自慢じゃないけど、うちの夫婦は酒の消費量が半端じゃないんですよ。だから「何でここで酒が飲めないんだ」という話になってやって。

何でシャンパンじゃなくて紅茶なのか、と(笑)。

とりあえず30分くらいでお腹がいっぱいになってしまって、普通の喫茶店に入ったのと変わらない状態でしたね。

あれはお酒じゃなくてティーでおしゃべりをするということに意味があるんでしょうけどね。でも僕もお酒好きですから、ワインやシャンパンはないのか、と思っちゃいますよね。

ロンドンはいわゆる“酒屋さん”へ行くとワインはフランスよりありますよ。僕はお店を結構回りましたけど、ビンテージものがたくさんあります。

鳥山さんはワインにも詳しいんだもんね。

5大シャトーの系統、特にオーブリオンをロンドンの人は好きらしくて、いっきに買うそうです。しかもそのビンテージワインを押さえておくみたい。昔からイギリスの貴族のたしなみだったんじゃないですか。1900何年かのオーブリオンが埃をかぶって酒屋にあるわけ。

フランスよりあるというのは凄いですね。

ビンテージものはフランスよりあると思うよ。しかも本当に普通の酒屋さんだったりするんです。街の酒屋という感じ。地下にセラーがあるんです。

ロンドンはパブもそうだけど地下にビールとかの樽が並んでいて、それを上のカウンターで注げるんだよね。朝歩いていると地下に樽を入れている所を見ますが、あれ格好いいよね。ああいうパブが東京にあったらいいな。本当に素敵だよね!




向こうのミュージシャンは、人間的にも音楽的にも包容力があるんです。(鳥山)

鳥山さんは大学在学中にデビューして、その当時は本当に忙しかったんでしょ?

都内のライブハウスをグルグル回ってた記憶がありますね。ニール・ラーセンとバジー・フェイトンのランセン・フェイトン・バンドというのがあるんですけど、ライブハウスを熱心にやってる頃にその人達が来日していたんです。彼らはAORの“はしり”ですね。僕が六本木のピットインというライブハウスでやってる時に、彼らがたまたま遊びに来たんです。「あれは絶対にニール・ラーセンに違いない」と思って「一緒にセッションしようよ」と無謀にも声をかけたらステージに上がって一緒にやってくれたんですよ! その後「お前はレコード会社と契約してるのか?」ときかれて…その頃はまだ半分“子役時代”なのでレコード会社の人が見に来ていたんですよね。だからレコード会社の人に「この人はニール・ラーセンで、僕とレコード作りたがってるんだ」と説明して、「じゃあ2枚目はラーセン・フェイトン・バンドとやりましょう」ということになりました。

うわ〜。そんなエピソードがあったんだ。

東京のライブハウスなのに、そういうエピソードがいっぱいあったんですよ。

じゃあロスへ行ったのは21歳の時だ。早くにそういう経験をしてるんですね。初めてのロスはどうでした?

思っていたのとは全然違いました。気候や音色も全然違うけど、向こうのミュージシャンは包容力があるんですよね。自分が上手くなったのかと思ってしまうくらい、人間的にも音楽的にも包容力があるんです。

後ろを支えるビートだけじゃなくて、全てのミュージシャンがそうなんだ。

僕のソロアルバムとして仕事をしてるわけじゃないですか。だから“こいつを上手く聴かせるにはどうすればいいか”ということを第一に考えてくれるんです。それが違うよね。

でも初めて行って緊張したんじゃないですか?

もう嬉しくて嬉しくてはしゃいじゃって!

けっこう長くいたんですか?

曲が半分くらいしか出来てなかったから、「曲書け」って缶詰にされました。向こうに行って最初の1週間ちょっとで6曲くらい書いて、1日リハーサルをやって、東京から持って行った曲と合わせて、そこからミックスも入れて3週間くらいで終わらせました。

十分な時間ですね。

エンジニアのアルシュミットという人と、パーカッションのレニカソという人がいるんだけど、その時TOTOがグラミー賞を総なめにした『TOTOW』のレコーディングもやっていたんです。

『AFRICA』が入ってるアルバムですね。

僕たちはキャピタル・タワーでやっていたんだけど、彼らはサンセットでやっていて「見に来る?」とか言われて見に行っちゃいました。そういう感じで貴重なものをたくさん見ることが出来て面白かったよ。

刺激的なことですね。たまんないよね。

たまんない、たまんない。


ハワイで放電するんです。(鳥山)

ハワイへよく行かれるそうですが、ハワイアンギタリストのお父さんの影響もあるんですか?

それもあるかな。あと飛行機に乗ってる時間が6時間〜7時間でちょうどいいんですよ。着いた時の「あー着いた」という気持ちを凄く感じるんです。ハワイのいいところで知人から聞いたことなんですけど…人の身体の中には静電気が帯電するらしいんです。しかもストレスと密接な関わりがあるんですよ。葉加瀬君はエレクトリックバイオリン弾くでしょ? 僕もエレキギターを弾くから、普通の人より電気的なものとの接触が多いんですよ。帯電してるんです。

身体の中にね。

その静電気を抜くのに一番いい方法が、裸足で大地に立つことなんですよ。足から逃がすんだって。ハワイのマウイ島にハナという秘境があるんです。ラハイナという街のほぼ逆で一番北なんですけど、とても環境がよくて、ハナランチという牧場の中にホテルがあるんです。全部がコテージになっていて、そこのオーシャンフロントのコテージに泊まったりするんです。時計はない、ラジオはない、電話は一応フロントにあるくらい、当然クーラーもありません。ワイキキとかに行くと箱庭的な美しさがあるでしょ。「作りましたよ」じゃないんですよ。荒っぽいの、ジャングルがあったりして。

そのままなんだ。

例えばダイニングにご飯を食べに行くとしても歩くと10分くらいかかるんです。そういうのも裸足で行けるから、もの凄く放電してるのがわかるんですよ!

本当のくつろぎというヤツですね。それを“癒し”と言うんですよ。

是非お試しあれ! しかもそれがものの10分や20分じゃダメで、1日中そういうふうに出来る状況ってないでしょ?

本当にそうだよね〜。



曲を作る時は気になるCDを片っ端から聴きます。(鳥山)
僕はテレコを持ち歩いて鼻歌を記録しておくんです。(葉加瀬)

曲を作る時にどうやって音楽に向かっていくのか、僕も同じミュージシャンとして聞きたいんだけど。

多分同じだと思うんですけど「今日から3日間、曲を書く日」と決めます。それから大まかなシナリオを書くんですよ。「この3日間で2曲書くぞ」とか。そうすると大体割り振りができるじゃないですか。そしてバラードなのかアップテンポなのかを決めるんです。あと僕の場合は“パクリ”と言われようと何だろうと、気になるCDを片っ端から聴きます。

それ僕も同じです。完璧に全部聴く!

というのも、半端に頭の中に残ってると逆に同じになってしまうんだよね。それだったら徹底的に聴いておいて「こうなっちゃうと同じになるから、こうしよう」とか考えるんです。作家的なテクニックかもしれないけど、そうやっていかないと曲は出来ない。あと僕の場合はギターが100%メロディをとるか、他の楽器がメロディなのかを試行錯誤しますね。そしてアコースティックギターを持ってソファにふんぞり返って鼻歌で作るんです。だからコンピューターの電源を入れるのは1日目はまずないですね。

僕は普段の生活の中で鼻歌を記録しておくんです。いつもテレコを持っていますよ。大体1日の3分の1くらいは酔っぱらってるじゃないですか(笑)。

正しい!(拍手)

その3分の1の酔っぱらってる時とかに浮かんできたものを記録しておくわけ。次の日に聴くと大変なことになってるんだけど(笑)。

僕も7〜8年前まではそういうことやっていました。酔っぱらってギターを持ってカセットを回しっぱなし。途中で友達が来てそのまま宴会が始まってしまって、ずっと宴会を録ってるだけになっちゃって。「何だこれ! 宴会録ってるだけじゃん」みたいなことになって、落ち込んでやめたんです(笑)。

あるんだよね。外の飲み屋で半ば酔っぱらってたりする時に曲が出来たりすると「凄い!」とか思っちゃうじゃないですか。でもテレコを持ってないから家の留守電に録音しておくんです。それを家に帰ってお酒が冷めてから聴くと恥ずかしくてたまんないですよね。

「用件1件です〜♪ターリラリーン…ダメじゃん」ってなるよね(笑)。

そんなことしょっちゅうありますね。

ハワイでも休みモードとはいえ時々曲作りをやるんですよ。でもその録音したのを聴くと「あそこのロコモコは旨かったな」とか、違うところにいっちゃう(笑)。

でも自分が作った所の思い出って密接だよね。その曲を聴いた瞬間に自分がそこに立ち戻れるということはありますよね。

ありますね。


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CITY INFO

Rio De Janeiro via La Paz

  • 英国政府観光庁

    • 英国政府観光庁による日本語のページ。ロンドンの情報も充実しています。

     

 

ON AIR LIST

 
THE SONG OF LIFE / 鳥山雄司 & ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
SOMEWHERE DEEP IN THE NIGHT / SWING OUT SISTER
THE SINCERITY / 鳥山雄司
AFRICA / TOTO
DREAM A LITTLE DREAM OF ME / TERESA BRIGHT
ANGEL IN THE SKY / 葉加瀬太郎

 

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Dear~鳥山雄司
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