ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2025/01/18
GUEST
馬田草織
DESTINATION
Portugal

ポルトガルの食と祭りに魅せられて。

文筆家・ポルトガル料理研究家の馬田草織さん。ポルトガルの食や文化に魅了され、頻繁に現地を訪れている馬田さん。おすすめのグルメやお祭りなど、ポルトガルをより身近に感じる旅について、さらに、イタリアの美味しいお話や最新刊『ホルモン大航海時代』の話も伺います。

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MEMORIES

首都リスボンを訪れたら、ジェロニモス修道院の近くにある“パステール・デ・ナタ(エッグタルト)”の老舗「パシュテイシュ・デ・ベレン」にぜひ。揚げた湯葉のような食感のタルト生地に甘さ控えめの卵クリームが入っていて、そのレシピは昔から口伝で受け継がれているのだそう。食べる時は粉糖とシナモンパウダーを振って。
ポルトガル第2の都市で商業の中心地ポルトでのイチオシは、コンガという店の豚肉サンド“ビファーナ”。しゃぶしゃぶ肉に近い薄切り肉にふわっと熱を入れ、スパイシーなソースにジャブッと浸けて特製パンに挟み、最後にパンごとソースに半分ほど浸けて出来上がり。汁だくで渡されるので手がぐしゃぐしゃになるのがお決まりだとか。
6月23日に開かれる「サン・ジョアン祭」では道の両脇にイワシの炭火焼き屋台が並ぶ。祭りの特徴は、同じく屋台で売られるプラスチックハンマーで、知らない人同士すれ違いざまにポコポコ頭を叩くこと! 元々はニンニクの花を好きな人や気を惹きたい相手の顔に向けていたのが、後始末が楽なプラスチックハンマーに変わったのだとか。
大学時代の初ポルトガル旅で出会った、寄せ豆腐のような見た目のチーズ“ケージョ・フレシュコ”。牛や羊のミルクを凝固させたもので、山葵醤油で食べると合う! 緑あふれた土地で作られるワイン“ヴィーニョ・ヴェルデ”は、8割が微発泡でアルコール度数が9〜11.5度と低めなので、疲れた胃にも染み渡る。パンも日本人には馴染みやすい味。

PLAYLIST

  • Feel It Still / Portugal. The Man
  • Todas As Ruas Do Amor / Flor De Lis
  • Contas no Estrangeiro / Janeiro
  • Mediterranean Romance / TARO HAKASE & THE LADS
  • SAIKO / 松田美緒

GUEST

馬田草織

文筆家・ポルトガル料理研究家。出版社で雑誌編集を経て独立。食や旅を軸に雑誌や書籍、WEBなどで執筆。ポルトガルの食文化に魅了され、家庭料理からレストラン、ワイナリーなど幅広く取材。都内でポルトガル料理とワインを楽しむ教室「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター・幻冬舎文庫)、『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)『ムイト・ボン! ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)最新刊『ホルモン大航海時代』(TAC出版)『塾前じゃないごはん』(オレンジページ)インスタグラム@badasaori

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2025.01.25
GUEST
田井基文
DESTINATION
Berlin
1979年大阪生まれ。早稲田大学法学部卒。動物園・水族館コンサルタント。動物園写真家(公益社団法人日本写真家協会正会員)。2009年世界で初めての動物園・水族館専門の雑誌『どうぶつのくに』を企画発行人として創刊。以降、日本動物園水族館協会の広報誌やその他各種の専門誌の専任写真家ならびに編集長・発行人を兼任。多くの生物図鑑や関係書籍の制作・出版、各種の動物グッズのプロデュースや監修も手がける。動物園・水族館コンサルタントとしては、ベルリン動物園・水族館の前統括園長ユルゲン・ランゲ博士をパートナーにazc(Aquarium Zoo Consulting)として2012年から活動。世界中で動物園・水族館の新設やリニューアルなど多くのプロジェクトに携わりながら、国内でもアクアマリンふくしま(福島県)や加茂水族館(山形県)、のいち動物公園(高知県)などでアドバイザーを歴任。世界中の動物や自然はもちろん、動物園と水族館を何より愛し、国内外で旅をしながら取材を続けてその魅力を全世界に向けて発信し続けている。田井基文オフィシャルサイト