ON AIR DATE
2025.06.22
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版を
アップしています。

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TUDOR logo

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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--- “お便り”ナイト ---

リスナーの皆さんから届いた“お便り”から
訓市が独断でセレクト!

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!

そして、旅の話だけでなく、
仕事、進路、人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。

番組サイトの「Message」から
“お便り”を送信してください。

2025.06.22

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Modern Girl / Bleachers

2

Guys / The 1975

3

Superstar / Pretty Sick

4

Rainy Night In Georgia / Brook Benton

5

Vip? / 日食なつこ

6

Messy / Lola Young

7

Made For Me / Muni Long

8

Why Should I Cry For You? / Sting

9

itch / Meredith Brooks

2025.06.22

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


KUNICHI was talking

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★From RN:Outdoor life さん
今、日本からスイスに行くトランジット中に書いております。と言うのは2年前のMen I Trustの東京でのライブがきっかけです。その時に偶然私の前にいた男性が背の低い私を気にかけて声をかけてくれたことから始まりました。スイスから旅行に来ていた彼。日本に住んでいる私との関係はトントン拍子に進みました。一緒に住もうという流れから、まずは私がスイスに移住して新生活をスタートすることとなりました。ビザの関係で結婚になります。その結果、新卒から9年続けていた大好きな仕事を辞めて、大好きな日本を離れることになりました。楽しみよりも不安でいっぱいです。仕事を辞めてから2ヶ月ほど、餞別旅行で北海道から九州まで旅をしたら、ますます日本を離れたくなくなりました。

☆KUN:
Men I TrustのライブでMen I Trustを見つけたわけですね。すごい!と思ったんですけど、このバンドの方の“Men”は複数でしたね、一人じゃなくて。それはまずいっていう感じですけども、スイスから来てる彼と遠距離で一気に結婚ですか。まあ不安は多いでしょうけども、小さい頃に見ていたアルプスの少女ハイジの中に自分が入れるということで、もうここはアゲな気分で行って楽しんで。是非、クララが食べていた白いパンの写真を送ってください。


★From RN:にのすけ さん
いつも通学途中、電車の中で聴かせて頂いています。東北在住のしがない大学生です。 この度、自主映画を製作することにしました。 17歳の頃から映画を作ってみたいと思っていながら、心のどこかで「自分にはできっこない」 と感じ、気持ちに蓋をした状態が今まで続いていました。 しかし大学4年生になった今、「この時期を逃したら、この先の人生で映画を作ることはないかもしれない」という思いから製作を決意しました。もちろん、自分にはスキルや知識もありませんが、観てもらう人の心に届く作品になるよう最大限以上の努力をしたいと思います。

☆KUN:
すごい良いじゃないですか。大体の人が“これやってみたいな”とか何かしら心の中にあっても面倒くさいって思ったり、自分には出来っこないとか、才能が無かったらどうしようって、やる前にいろいろ考えて手を出さないことが多いですから、最初の映画で満足するってことはないと思うんですよ。でも一番良いのは失敗と言うか完璧に出来なかったけど、次はこうしたいって思えるようなものが作れるのが明日に繋がっていくのかなと。本当に嫌なものって、ダメだなと思ったらこれをこうしたい、ああしたいって思わないんですよ。次回はこうしたいって。だから、そういう気づきが持てる製作になったら良いなって思います。


★From RN:みーやん さん
野村さん、スタッフの皆さん、こんばんは。 みーやんと申します。11月からDJを始め、もともと音楽が好きだったのもあって、ありがたいことにブッキングももらえています。 今では主催をする立場にもなり、出演をしてくれる友人やDJの方々に日々感謝が尽きません。 野村さんは今まで主催をする上で苦労した話などはございますでしょうか。

☆KUN:
年齢が19歳と書いてあります。若い子がこうやってDJをどんどんやるっていう風潮は大歓迎なので頑張ってくださいっていう感じなんですが、主催をする上で苦労したことっていうのは無いって言うか、もともと趣味でやってるんでお金がかかって赤字になるってこともないんですよ。会場もただで貸してくれるんですよね、僕らが無名の頃から。と言うのも、「君の周りはとんでもなくお酒を飲むね」みたいな、酒屋を3回呼んだこともあるんですよ、800人入るクラブで。初めてだって言われました。ジンもウォッカも飲み尽くして緊急で来てもらって。なので、「箱代いらないから」って。で、またこっちが儲ける気も無いので、知り合いのDJたちに足代ぐらいあげれればいいっていう。みんなもそれで「しょっちゅうあるわけじゃないからいいよ。楽しいし」って。自分がフラフラして、たまたま入った箱でいいDJだなとか面白いなと思ったら声かけて、「今度一緒にやらない?」って言ったりとか。コロナが終わった頃は若い子に会って「自分たちが夜遊んだことないからどういう音楽が好きか分からない」って言われて、じゃあショーケースみたいのをやろうと思ってバンド入れたり、ラッパーのライブ入れたり、ダンサーのショーを入れて、23歳以下は1000円で入れるとか。好きでやってることで苦労は無いですけど唯一あるとしたら、大きい箱でやる時に色々あるんですよ。なんか呼び出されて身分証を忘れたから何とかならないのか?とか。ならないんですけどね。電話かけてきてお金が無いとか。何とかならないんですけどね。自分でなんとかしてくださいって感じなんですが、ひたすら歩くんで一晩で2万歩とか歩くんですよ、踊ってもいないのに。それが辛いです。特に階段があるクラブ。天高があったりすると、たかだかワンフロア上がるのにものすごい螺旋階段を回ったりするんですよ。あれの行ったり来たりっていうのがものすごく嫌で、水平移動できる大箱を探してます。


★From RN:ラナンキュラス さん
この春、 南フランス・ニースを旅しました。 ニースと言えばやはり海。そんな印象が強かったのですが、実際に足を運んでみると山の素晴らしさに心を奪われました。特に印象的だったのは中世に敵から身を守るため、山の斜面に築かれた"鷹の巣村”と呼ばれる集落の数々。その中でも気になったのは山岳鉄道で行く「タンド」という村。 写真や記事で見るたびにその美しさに惹かれ、行ってみたいと現地で調べてみると残念ながら、その鉄道は冬季運休とのこと。 がっかりしていると、旅の相棒である夫がレンタカーを手配してくれました。ごつごつとした岩肌、石積みの家々が並ぶ美しい村、深い森や谷、滝…。 まるで、「ツール・ド・フランス」の山岳ステージをなぞるように、次々と現れるヘアピンカーブを越えて行きます。 そして、ようやく辿り着いた「タンド」の村。 そこで食べたキャベツのタルトとアップルパイは素朴で優しい味。 ひんやり澄んだ空気とアルプス山麓の美味しい水が忘れられない思い出になりました。

☆KUN:
良いですよね、南フランスは。僕も色んな人の家に泊めてもらってフラフラしたことがありますが、野菜とかが本当に美味しくって、岩塩と胡椒さえあれば何でも食べられちゃうぐらい美味しいんですよ。生きてて今までで一番美味しいと思った野菜とか南仏で食べた時かな。あとイタリアも美味しかったですけどね。アップルパイも美味しそうですが、気になったのがキャベツのタルト。これ、キッシュみたいなことですかね。キャベツって水が出ちゃったりするじゃないですか。タルトにした時に美味しいんでしょうか?キャベツ以外にそのタルトには何が入っていたんでしょうか?とても気になるので、またお便りを送ってください。


★From RN:むらっこ さん
この度、約4年半住んだ香港を離れ帰国することになりました。前半2年間はコロナ禍で大変な時期ではありましたが、後半の2年半は香港を起点に出張や旅行で様々な国に行き、仕事をし、友人も出来て充実した時間を過ごせたと思っています。 ただ、それが永遠に続かない儚さから、ふと切なさを感じることがあります。以前、訓市さんが「若い頃は1日の終わりなど、ふとした場面で悲しさを感じ易かった」と仰っていましたが、似たような感覚なのかもしれません。思い出すのがオーストラリア人の友人と飲んでいた昨年11月最後の週末。ホリデーシーズンを控え寒くもない気持ち良い週末の夜は外で飲む人も多く、セントラル近くのレストランやバーもとても賑わってました。その友人とは何軒もハシゴして、最後に行きつけのバーに流れ着きました。バーといっても地下にあり、ガンガンに音楽がかかる店なのでしっとりとした雰囲気では無かったんですが、妙に切ない感情になったのは何故か忘れられません。

☆KUN:
まぁ、永遠のものなど何もないっていうのがこの世の摂理で、それを感じ出したらきりがないんですけど・・・ 悲しい場面とかより賑やかで宴みたいな時の方が、よりああこういう時間って一瞬でもう帰ってこないなっていう感情が来やすいのかなーなんて思いますけども。井伏鱒二っていう昔の作家の中国の漢詩を訳したのに有名なのがあるじゃないですか。「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」。この詩って本当はもうちょっと長くて、「この盃を受けてくれ どうかなみなみ注がしておくれ 花に嵐のたとえもあるぞ。さよならだけが人生だ」。なんかすごく良いなと思って、たまにお酒を飲んでて思い出すんですけど、それで飲みすぎちゃうんですよね。注がせておくれみたいな。今宵最後かもしれないからねって思うと飲んじゃうじゃないですか。そうやって昨日というか今日もガッツリ朝日を見て帰ったんですけどね。声がガサガサです。


★From RN:ミドリイシ さん
訓市さんはフェリーの旅はお好きですか? 妻の実家が佐渡ということで、年に2度ほどフェリーで里帰りしています。日本海の海はどんより暗い海なのですが、それがどこか見ていると落ち着いたりします。そんな暗い海を見ている時によく聴いている曲はスティングの「WHY SHULDI CRY FOR YOU」なんです。 なんか日本海の暗いイメージとよく合うんです。

☆KUN:
そうですよね。日本海の面した方に住んでる方には失礼かもしれませんけど、暗いじゃないですか日本海って。特に冬とかさみしい気分になって、あの演歌が生まれて日本海を歌う曲があるっていうのをなんかすごく理解したんですけども、そんな日本海にスティングが合う。今度日本海側に行ったら聴いてみようと思いますが、スティングのライブはすごい楽しいですからね。一番最初はアメリカにいた時に向こうの彼女と見に行ったなみたいな。スティングを観ないで隣しか見てなかったような気もしないでもないですが、良い思い出です。