ON AIR DATE
2023.11.05
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

★★★ Why do you travel? Why you're not? ★★★

TUDOR logo

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

#474 ---“お便り”ナイト ---

番組リスナーの皆さんから寄せられた
“お便り”をまとめて紹介します。

旅、恋、仕事、進路、思い出・・・などなど、
テーマは何でもあり!

訓市の目に止まった“お便り”を
まとめて紹介します。

曲のリクエストはもちろん、
選曲のオーダーにもお応えします。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


2023.11.05

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Kamera / Wilco

2

Don't Let Me Down / Paul Weller

3

When October Goes / Nancy Wilson

4

Walking By Flashlight / Maria Schneider

5

Juicy 2023 / Baku 鎮座DOPENESS & Chan Mika

6

Drive (Demo) / The Cars

7

Do For Love / 2 Pac

8

A Lover's Concerto / Sarah Vaughan

9

Miles Away / Winger

2023.11.05

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


KUNICHI was talking

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★From RN:しゅりのすけ さん
訓市さん、こんばんは。番組スタートから毎週楽しみに聴いてます。月日が過ぎるのは速いですね。去年、図らずも「還暦」を過ぎてしまいました。 先月、5年ぶりにロンドン。ついでにパリ、バルセロナを回って来ました。学生時代以来の中東経由の南回り、ガトウィック空港からのロンドン入りで、ヴィクトリア駅行きの列車の車窓を見ながら、初めてのイギリス旅行で雨の中に赤レンガの家並みが見えてきた時の感動を思い出しました。仕事も含めて海外に行く機会はありますが、それぞれ「初めての訪問」という機会は一回だけです。 訓市さんにとって、「最初の訪問」で記憶に残っている強い印象とかあれば教えてください。

☆KUN:
学生時代以来の中東経由。ヨーロッパ行く時に僕らが普段乗っているのは北極とかロシアをかすめて飛んで行く北回りで、それが一番近いんですけども、僕が学生の頃一番安くヨーロッパに行くとしたら南回りで、バンコクに行ってバンコクから中東の上を飛んで行ったりするのが一番安かったですね。あと、アエロフロート、ロシアの航空会社が安かったんですけども。出てくる地名を見て懐かしく思いました。ロンドンの国際空港っていうのはヒースロー空港。申し訳ないですけど、多分空港のパスポートコントロールの人たちがこの世で一番嫌な人たちの空港です。「何しに来た?」「働く気だろ?」「銀行の貯金残高を見せろ!」とか、強制帰国バンバンさせられてましたよ。何もしてないのに。今もまた厳しくなったって聞きましたけどもね。そしてビクトリア駅は空港から電車に乗って行く時の大きなステーションです。なんですかね?最初の海外の訪問で記憶に残っている…。一番最初にアメリカに行ってロスに着いた時の景色っていうのが、僕が生まれて初めて見たアメリカの景色って多分横須賀の米軍基地なんですけども、それが拡大して大きくあって、空がとにかく高いっていうのをものすごく覚えています。



★From RN:アズーリズモ
先日、コロナで業績不振になった会社からリストラの憂き目に遭ったのを機に、東北へクルマ旅をしてまいりました。福島から宮城、岩手と海沿いのルートを気ままに走って本州の果てから海を眺め、秋田、山形から新潟まで来たところで自宅へと戻りました。 津波の爪痕や、それでもたくましく生き続ける地元の方々に触れ、何よりそれぞれの地域でそれぞれに暮らしている人々を見て、みんな一生懸命生きているんだなと、喝をもらえた気がします。 会社から三行半を突きつけられたのは、なかなか生きる気力を削ぐのに十分な出来事でしたが、もう少し頑張ってみようと思います。

☆KUN:
リストラっていうものに自分はあったことがないので、どれくらい辛いのかなっていう気持ちが分からないんですけども、僕らフリーランスっていうのは短期っていうか大体がプロジェクトごとだったり年契約だったりで、こっちがちゃんと仕事してたのか、無かったの分かりませんけども、調子のいい感じの話をしていて突然、会社都合で更新しませんとかっていうのはガクってしますけどもね。でも、それが全ての終わりではないと思いますし、そもそも仕事を持つ前の最初の自分に比べたら、今まであったっていうだけでもラッキーだなって自分ではいつも思っています。アズーリズモさんもきっと次の職場で楽しい時間っていうのが持てると思いますし、もう少しと言わず死ぬまで頑張ってください。



★From RN:レスター
数年ぶりにメッセージを書きました。今年の夏休みに家族3人で長女の留学先であるワシントンD.C.を皮切りに、ニューヨークとデンバーを回ってきました。私たち夫婦にとって初めてのアメリカ大陸であり、4年ぶりの海外。かつ約半年ぶりに家族全員一緒だったので、とても刺激的で充実した日々でした。前にラジオで読んでもらったのは高校生の長女がイタリアに留学する時の「男親の心配話」でしたが、あれから5年が経ち、海外で揉まれて成長した娘の姿を頼もしく思う一方で、おっちょこちょいで抜けてるところも垣間見えて、残された留学生活が心配にもなりました。男親はいつになっても心配症なんでしょうね。

☆KUN:
なんとなくこのお便りは覚えているんですけども、5年も前なんですね。なんで覚えているかって言うと、「男親の心配話」でしたからね。本当にイタリア人の男ときたら、もうあいつらっていうのは、ね!清々しいくらいに女の人を口説いてきますよね。友達が女の子を連れていて、ビーチで目を離した隙に男が寄ってきて堂々とナンパをしているらしいんですが、「目を離した貴様が悪い。この子は君の持ち物じゃない」っていうのが彼らの考え方らしくて、良いなって思いました。良いですよね、そのぐらいハッキリしていると。僕もイタリアに行こうかな。



★From RN:走るテーブルかけ
野村さま 、「このDRIVEは誰?!」と思い、オンエア曲を見てしまいました。The Cars…。リアルタイムで聴いていた世代なので、 MTVで観ていました。 ある日ライブ映像を見てドハマりし、「今度来日したら行かなきゃ」と楽しみにしていましたが、解散してしまいました。「行っときゃ良かった」と唯一後悔しているバンドです。 ベンもリックも亡くなってしまい、「再結成」も無い。ベンのソロは未だに聴きます。「人生、行ける時に行く、やれる時にやる」ですね。

☆KUN:
何の話をしてるんだっていうリスナーの方もいると思いますが、これは多分先日、The Carsというバンドの「Drive」という名曲があるんですが、そのカバーをかけた話だと思うんですけど・・・。The Cars、普通に言ったら、「あーあのアニメのピクサーの映画?」って感じになってしまうと思いますが、これはニューウェーブとかシンセポップが流行った頃のアメリカのバンド名です。メンバーがみんな車好きだったからという、そんな理由でバンド名を決めちゃって良いのっていう感じなんですが、アメリカで大変人気だったバンドで、特にこの「Drive」という曲は「ドライブに合う音楽を野村さん教えてください」って言うと真っ先に浮かんでしまう曲なんですけども、それは何もタイトルがドライブだからじゃなくてですね、その歌詞の内容とかテンポとか夜一人で車を流す心情にぴったりなんですよ。「僕がいなくなって、誰が君を家まで送ってあげるのかい?」っていう歌詞なんです。



★From RN:マッチョ
毎週末、いつもマッタリ聴いてます。クンイチさんと同じ50ジャストのサラリーマンです。私も90年代は手っ取り早いバイトでお金貯めてはインドネシア、オーストラリアなど、お金がかからなくて長く居続けられる国を転々としていました。そんな私も家族を持ち、子供にも恵まれ、川の流れに任せるよう生活していますが、最近の地球環境の変わり様は心配でなりません。 各国のリーダーも国益だけを優先し虚しくなります。 クンイチさんは90年代と比べて率直にどうお考えでしょうか?

☆KUN:
90年代と比べて、環境で言ったら今が良いところなんて1つも無いとは思うんですよ。世紀末から20年以上の時が経って環境破壊は進んでますし、今の子供たちっていうのが僕らが90年代、好きに世界中を旅して回っていた時の様な暮らしっていうのは絶対できないっていうことだけは確かだと思うんです。1回上がった航空券の値段ももう下がらないと思いますし、強い円で生活費の安い国をぶらぶら回るっていうのも中々できないご時世です。しかもナショナリズムって言うんですかね?それぞれの国、民族、宗教の主張っていうのがすごく強くなってきて、突き詰めれば僕たちが所属してるのは、例えば渋谷区でも東京都でも日本でもなくって、大きく見れば地球所属のはずなんですけども、なんだかそういう意識っていうものが世界全体で昔より少なくなった様な気がします。皆さんはどう思いますでしょうか。



★From RN:しんや
訓市さん、こんばんは。1年前から当番組を拝聴している者です 私は2020年に愛する妻と結婚し、コロナ禍も落ち着いた今年の2月に披露宴を挙げ、今年で結婚から3 年ですが、来月に新婚旅行でバルセロナとマドリードに行きます。そこで、スペインでの訓市さんのおすすめスポットや思い出、長時間フライトの乗り切り方などを教えて頂きたいです。

☆KUN:
長時間フライトの乗り切り方?そうおっしゃいましたか?あったら教えていただきたいものです。こればっかりはもう、ね。映画を観るか本を読むか、お酒を飲んでベロンベロンになるか。その3、4択しかないですからね。これの正解っていうものがあったら是非知りたいんですけども、スペインのおすすめスポット。僕はマドリッドよりバルセロナの方が好きです。マドリッドの悪口を言うつもりはないんですけども、なんか普通に大都市でフランコが作った独裁政権の首都だと思うと、何か判官びいきなんですけど僕は、カタルーニャだったバルセロナとか中央じゃないところの方がもしかしたら好きというか。ビーチがあるのでフラフラ歩いたり市場に行って鶏肉を買って外で食べたり。過ごし方は色んなことができると思います。あまり細かく予定を立てずにブラブラしたり電車に乗って南まで下ったりするのも良いんじゃないんでしょうか。