ON AIR DATE
2021.01.10
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

「世間知らず」の日本の教師に進路指導ができるのか

★★★★★★★★★★


TUDOR logo

Theme is... MESSAGES & REQUESTS



『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


★★★★★★★★★★

リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。


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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエストをお待ちしてます!!


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2021.01.10

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Closer / The Chainsmokers

2

I Shall Be Released / The Band

3

Take It Easy (Acoustic Version) / James Taylor

4

I DIn't Have The Heart / James Ingram

5

大寒町 / はちみつぱい

6

Name / Goo Goo Dolls

7

Make Me Happy / Cooly's Hot Box

8

Harvest Moon / Jane Birkin

9

You Saw It All (DJ Koze Mix) / Herbert

2021.01.10

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



Kunichi was talking …


★★★★★★★★★★

★From RN:ひらめ さん
ゆったりとした語りと選曲が素敵で、夫までファンになりました。J-WAVE歴、いやラジオ歴は長いことになりまして、ウルフマン・ジャックのAMから始まった中学時代。深夜ラジオにハマって試験勉強も上の空。いつしか妻となり、子の母となり、夕飯時には欠かさずJ-WAVEを流しながら手で仕事し、脳内はトリップしております。中学生だった私がラジオから聴こえてくる曲に感動した2曲があります。1つは「移民の歌」魂の叫び、もう1つがリクエストをお願いしたいThe Bandの「I Shall Be Released」です。

☆Kun:
ウルフマン・ジャックのAMから始まったというと、相当長いラジオ歴だと思うんですけど、ウルフマン・ジャックっていうのは有名なアメリカのRockをかけたDJで、ジョージ・ルーカスの名作『アメリカン・グラフィティ』っていう青春映画があるんですけど、皆さんは見たことありますでしょうか? 50年代が舞台でホットロッドに乗ってレースをする不良と、次の日から自分の故郷を離れて大学に進学するっていう若い男の子が主人公の、なんですかね胸がキュンキュンするというか若い頃の気持ちを代弁してくれるような映画なんですけれども、そこに出てきます。ジョージ・ルーカスっていうと『スターウォーズ』としか、皆さん大体の人は思わないと思うんですけど、その『アメリカン・グラフィティ』って本当にこれぞアメリカっていう感じの映画でして、観たことのない方は是非この1月中にですね、観てみてください。



★From RN:PK小僧 さん
都内に住む高校2年生です。最近、高校では3年生に近づくにつれて「受験」というワードをよく耳にします。先日、進路に関する面談で先生から志望校を聞かれました。志望校についてはっきり決めてなかった僕は、野村さんが通っていたということで知っていた慶應の名を出しました。あの時の担任の先生の驚いた顔はしっかりと覚えています。そこで、野村さんに質問です。野村さんが高校生の頃で1番思い出に残っているエピソードを教えていただきたいです。

☆Kun:
高校の時ってなんだろう、自分が何者かも分からないし、何して良いか分からないって言ってる間に終わってしまった気がするんですけど、留学して1年アメリカに住んだってのがすごく大きかったかなと思いますし、時間ばっかり無駄にあるって錯覚してましたね。夜な夜な免許を取った友達の車で意味もなく遠くに行ったり、お腹減ってないのに深夜ラーメンを食べに行ったり、バイクを飛ばして明け方まで騒いだりとか。後になって振り返るとあんなに素敵な無駄な時間の過ごし方って無かったなとも思います。進路、先生が驚いた顔… 全然良いじゃないですか。僕なんて“おっぽり”っていうやつですから、自分の元々行っていた学校を出された時はですね、1個下の後輩たちが「学校の先生が訓市さんの悪口言ってるよ。付属校だけど学校を舐めてバカなことばっかりやっているとああいう風になるぞ!って父兄に言ってますよ」って言われたんですよ。まぁしょうがないよなって、それを聞いて思ったんですけど、頭きたのは自分がまぐれだったんですけど大学受験に受かったんですよ。そしたら今度は2個下の後輩たちが「学校の先生たちが訓市さんのこと話してますよ。うちの学校はバカで出されても慶應に受かるぐらいの授業をしてます」って。冗談じゃないや、俺は行ってないから何も学んでないぞって思いましたけど、将来のことを決めるってすごく難しいじゃないですか。自分がこのあと大学行ったりして、こういう人間になりたいって分かってる人の方が少ないと思うんですよ。だから焦る必要はないと思いますけど、時間に限りがありますから、大学行って時間稼ぎで4年持つのでもいい。ただ、その間に色んなものを経験したりバイトっていうか働いてみたり社会を知ってから自分がやりたい進路っていうのを見つけるのが大事なんじゃないんでしょうか。なんて思います。



★From RN:くんぷう さん
初めて降り立った海外の空港はロス。ホリデーシーズンのアメリカって、どこも人工的な甘い香りが漂っています。でも、家族やパートナーがいないと孤独感に包まれるのだろうな…と20代になったばかりの私は思いました。その頃の私は30年後生きていて、まさかひとりで年末年始を過ごすなんて思わなかったけど…。そういう人は意外に多いのかもしれないなぁ〜と受け止めるような強さも身に付けました。あと30年生き抜いて、2050年の世界の姿も眺めたいです。

☆Kun:
そうですね、アメリカの空港って甘い匂いがするかも。そしてホリデーシーズンの時、ゲートを出た時に本当に色んな人が家族を迎えに来ていたりして抱き合ったり、カートに荷物を積んだ人がキョロキョロ迎えを探して抱き合うじゃないですか。アメリカって熱いな〜と思いながら、そのバックパッカーの頃って自分だけリュック背負って1人じゃないですか。そこから電車乗り場はどこだとか安い市内に行くバスの乗り場はどこだって探す時に寂しい思いをしたのをこのお手紙を見て思い出したんですけど。まぁ1人でもいいじゃないですか。今後また誰か出会いがあるかもしれませんし、1人かもしれませんけれど、あと30年強く強く生き抜いて、30年と言わず2100年の世界も見れるよう頑張ってください。


★From RN:明後日の花火 さん
今日はもやもやとしていることがあってメールしてしまいました。私は高校時代からの知り合いとお付き合いをしておりまして、結婚とともに彼の赴任先に引っ越してきました。一緒にいる時間が長くなるにつれて、色々なボタンのかけ違いが生じてきました。今ではお互いに苛立つことが多く、普通の会話もままならない状態になってしまっています。生活全般の価値観については似たようなもので良かったのですが、恋愛観だったり家族観についてはお互いにかなり違う考え方を持っていることが分かってきて、最近は一緒にいない方がお互いのためなのではないかと思い始めている始末です。きっと別れた方がお互いにとって良いことなのだと頭では分かっているのですが、長年費やした時間だったり思考だったりが全て無駄になってしまう気がして、なかなか別れられずにいます。私は今、相当視野が狭くなってしまっていると思いますので、世界を渡り歩き、様々なご経験をされ、広い視野を持つ訓市さんから、もしアドバイスやお考えを頂けましたら幸いです。

☆Kun:
世界を旅したからって立派な考えがあるわけではないので、そういうハードルを上げられてしまうと大変厳しいなーと思ってしまうんですけど、そんなこと言ったら世界中旅したバックパッカーはみんな聖人で、良い結婚してるって感じですけど僕が知る限り逆で、なんかあったらすぐ逃げちゃうっていうか、カバン持ってどこでも行ってしまいますから、なんとも言えないんですけども。結局、答えは明後日の花火さんが自分の心の中に1番最初に浮かぶ感情っていうのが正しい感情で、その答えを持ってるはずなんですけど、それに対して僕がとやかく言えることっていうのは無いんですが、今まで時間が無駄になったりするのが嫌だとか悔しいっていうのは愛情ではなくって自分のエゴだと思うんですよね。今、自分が別れたいけど別れたくないって思ってるから、今別れちゃったら今までが無駄になるって思ってしまうんですけど、新しい生活が始まって新しい好きな人ができたりした時に、あの時間があったから今があるって思えるようにもちろんなると思うんですよ。だから、色んなものを天秤にかけて、それでも一緒にいたいと思うのであればいて全然良いと思いますし、そうじゃなくって別れよう… だけど、今までの時間が無駄だとかなんとかって思うようでしたら、もうそこは関係ないからバサっと切っちゃっても良いのかなと思います。大事なのは来年の今頃、明後日の花火さんが去年の今頃はこういうことを考えて落ち込んでいたけど、あの時があったから今が笑ってられるんだなって思えることなんじゃないのかなと思います。



★From RN:くしゃみ3連発 さん
運命の人っているんでしょうか? 今まで運命は信じたり信じなかったり、深く考えることはありませんでしたが、最近運命の人に出会えた気がします。彼とは好きな音楽や洋服の趣味はもちろん、なんて言ったらいいか、感覚が合います。会って間も無く居心地が良く、とても自然です。出会ったばかりなので恋愛関係には発展していなくドキドキしていますが、どうなるにせよ、素敵な出会いだなと思います。

☆Kun:
ごちそうさま。これもう完全に恋に落ちた時の全てがバラ色の瞬間のお便りじゃないですか。そういう時間っていうのは人生の間でも早々こないし長持ちしない感情ですから、今を十分味わい尽くして下さい。運命の人っているんですかね? 振り返った時にあれはそうだった、こうだったって初めて言えることなのかなって思うんですけど。この人が運命の人だ! 運命の出会いだ! 運命の仕事だ!って言っても違ったって思うことが多いじゃないですか、きっと。物事には必ず始まりと終わりがありますから。でも、終わったことでもなんでも振り返った時に、最後はあれだったけど運命的な出会いだったりきっかけだったなって思えることをたくさん持てる人生になると良いなと思います。くしゃみ3連発さんはまだ21歳、これからも運命って思うことが毎週のようにあると良いですね。



★From RN:ebi さん
私は2年前より浅草にあるゲストハウスでアルバイトをしています。始めた当時は1泊単価が2000円を切る価格ということもあり、お客が基本的にはバックパッカーをはじめとする外国人で、フランクに話しかけてくる彼らの旅行にまつわる話や、他のアルバイトにはない貴重な体験をしていました。ところが、知っての通りコロナウィルスによって訪日外国人は激減し、僕らのゲストハウスは日本人のカップルや家族層といったターゲット向けに普通のホテルへとリフォームされました。それならまだしも、「休憩」という少しいかがわしいシステムも導入され、彼らと過ごした楽しく、時にやかましい日々が懐かしいです。

☆Kun:
訪日外国人っていうのがこれからいつ戻ってくるのか、実際問題しばらく厳しいと思うんですよね。ホテル業っていうのが今本当に大変だなと思うんですけど、まぁでも日本人、カップルだけじゃなくてもですね、気軽に自分が住んでる街の安い宿に泊まったりとかしてみるっていうのはすごく面白いんじゃないのかなと思います。僕も昔、結婚前はですね京都に仕事に行ったりする時、1泊は仕事でちゃんとしたホテルとか取ってもらいましたけど、s延泊する時はいつもゲストハウスで、1日500円で自転車を借りて色んなお寺をまわったりとか雑魚寝の部屋とかが安いんで泊まったりしましたから、そこの人たちと仲良く喋ったり、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。是非皆さんもやってみて下さい。