ON AIR DATE
2020.06.14
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

日本でも多数出現…「自粛警察」の心理を理解できますか?

★★★★★★★★★★

TUDOR logo

Theme is... MESSAGES & REQUESTS



『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


★★★★★★★★★★

--- Messages & Requests ---

リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。


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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!!


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2020.06.14

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Words / F.R. David

2

Mountain Sound / Of Monsters And Men

3

Trouble Again / Karla Bonoff

4

Forever Always / Peter Cottontail

5

ヘロン / 山下達郎

6

Grab A Girlfriend / Steel Pulse

7

Just The Way You Are / Diana Krall

8

Where Is My Love / Cat Power

9

Don't You Know (Jimi Bazooka edit) / Jan Hammer Group

2020.06.14

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



Kunichi was talking …


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★From RN:たっつん さん
5月23日に27歳の誕生日を迎えました。こんな状況でもなければ友人を集めて図々しく自分主催の誕生日会でも開きたかったのですが、今年は1人自宅で映画を観て酒飲んで過ごしました。旅といえば数年前からアイスランドの荒涼とした風景に惹かれており、その流れでアイスランドのミュージシャンのことも好きになったのですが、今年に入りチケットを取っていたミュージシャン2組のライブが中止になってしまいました。悲しいなぁと感じたり、不安な時にはいつもOf Monsters And Men の「Mountain Sound」を聴いています。揚々とした曲調とサビの”hold your horses(焦るな)”というフレーズに、気分が明るくなり「まあ、気長に待とう」という楽観的な気持ちにさせてくれます。いつの日かアイスランドの荒涼とした風景を生で見ながら、この曲が聴きたいです。

☆KUN:
アイスランド… 本当に良いですよ。まぁ北国って短い夏を一気に草木が芽吹くというか夜もほとんどないっていうか、素晴らしいじゃないですか。だけども冬の、本当に空気中に水分が無いんじゃないかっていうぐらい寒い感じ。寒いの僕は嫌いなんですけど、旅行でそういう所の風景を見るっていうのはやっぱり好きでして。もう随分アイスランドに行ってないんですけど、行って美味しいウォッカとかを飲みたいなぁ〜という気分です。



★From RN:ピグモン さん
このような時世ではありますが、この5月定年を迎えました。学生時代は自分はサラリーマンだけにはならない!とあれだけ言っていた本人がサラリーマンを全うしてしまいました。学生時代からウエストコーストに憧れ、年をとっても海辺の見える家で音楽を聴きながら定年後の生活をと夢見ていましたが、海より山の星空の下での生活になりそうです。夢と現実の狭間を旅のように生きている日々です。

☆Kun:
サラリーマン、僕はやったことがないので満員電車に朝乗るとか本当にそれだけが嫌で今のような生活を選びましたけど…。30何年とかですか?普通ですと、それをずっと続けて全うするってことも本当にすごいことだなと思いますし、その後、仕事しか時間を過ごしてなくって途方に暮れてしまう人も多いと聞きましたけど、ピグモンさんはそんな心配はなさそうですね。これから是非、夢と現実の狭間を旅のように生きてください。僕もそう生きたいところですけど、夢より現実の方がちょびっと多いですね。



★From RN:ゴーロクスケは将来の犬の名前 さん
私の素敵な旅の一片を共有させてください。昨年、スペイン人カップルの友達が結婚するということで、お祝いだけしにスペイン北部のサンタンデールという港町に1週間だけですが遊びに行きました。一人旅だったのに加え、行ってから気づいたのですが私の唯一の知り合いがその主役2人だったため、式の準備で忙しくて相手にしてくれるわけでもなく、特にサンタンデールという街のことも知らなかったので、とにかくただただ街を歩いたり、日の出と共にランニングして、洗濯して、バルをハシゴして、昼から飲んで食べてを繰り返すだけののんびりした時間を過ごしていました。そんな旅時間を過ごしていたのですが、日課になった早朝ランニングで2〜3日目から気になり出したことがあります。それは街中にポツポツと設置され、謎に存在感のあるベンチの“向き”です。最初は「なんでこんな所に、しかも変な方角に向かってベンチを置いているんだろう」と疑問に思いながらも通りすぎるレベルだったのですが、夕方走った時に答えは見つかりました。どこに置いてあるベンチも全て、夕陽の見える方角を向いていたんです。意図的、計画的なのか私には分かりませんが、私の中ではそう認識しました。なんてロマンと自然をリスペクトした街なんだろうと感動したのを今でも鮮明に覚えています。

☆Kun:
こいつは素敵ですねー。日本のベンチって公園があるから必要な数だけ邪魔にならないとこに置くみたいな配置の仕方が多いと思うんですけど、夕陽を見るためだけに設置されているベンチっていうのは何でしょうね〜 そこできっと何組ものカップルが生まれたりしてるんじゃないんでしょうか?日本も少子化亡滅のために、こういう小細工をたくさん街中に仕込んでいった方が良いような気がしますけども… どうでしょうかね?



★From RN:カリフォルニア大好き さん
僕の初めての一人旅は19歳の夏でした。サーファーの先輩に誘われてロサンゼルスで合流し、その後別れてサンフランシスコ、シアトル、オレゴン、最後はニューヨークと巡る予定でした。ハプニングは最初から始まりました。ロスの空港に迎えに来てくれるはずの先輩が待てど暮らせど一向に来ません。2時間待った後、しびれを切らし貰った連絡先に電話をすると見知らぬ日本人が「先輩はサンディエゴにいてしばらく戻らない」とのこと。仕方ないからウチに来いと言って頂き、タクシーに乗り込み留学中の方のアパートに世話になることになりました。その後やっとの思いで先輩と合流できたのは到着から1週間後のことでした。そのままピックアップトラックの荷台に揺られサンディエゴまでドライブし、束の間のサーフィンを楽しみましたが、事件はまた起こりました。 先輩が帰宅するはずの日に寝坊をし、日本へのフライトに間に合わず変更を余儀なくされました。その先輩は何を血迷ったのか具合が悪かったからだと航空会社に詰め寄りました。会社の方は診断書があれば無料で振り替えに応じると言われ、馬鹿高い診断書を僕が全額立て替える羽目になり、その先の旅の現金のほぼ全てを失うことになりました。シアトルに着いた時の私の所持金はたった3ドルでした、当時のアメリカは観光地以外はカードが使える店が限られ、シアトルの空港からホテルまでのバスに乗る現金を現地の見知らぬ日系人から貰ったり、ニューヨークでは宿泊した先のアパートの管理人から現金を借りてどうにか日本に帰って来ました。その時に学んだ経験は「なんだかんだで、どうにかなる!」でした。その先輩やロスで世話になった方とは今でも繋がっています。

☆Kun:
いますよねこういう先輩。お酒を飲むと皆さん色んなお話をすると思うんですけど、先輩話って面白いですよ。特に「地元の先輩に変なのいなかった?」って言うと、「いたよいたよ」っていう。それもう先輩付き合いをやめた方がいいんじゃないかっていうぐらい酷い人からトラブルメーカーとか、たくさん色んな先輩がいますけど面白いんですよね。僕にもこういう問題を起こす人っていましたけど、もう随分会ってないなあ…。こんなお葉書を読んでいたらなんだか会いたくないのに会いたくなりました。



★From RN:あっちゃん さん
今年度から私は勤務先が地方から東京へ異動になりました。東京には部署は違うものの、好きな同期がいます。去年から帰省する機会を利用して彼女とは3回、2人でコンサートやイベントに遊びに行きました。他にも会社の仲間と大人数で遊ぶこともあったので、初めは同期の1人として付き合っていました。しかし、食事をしたり仕事の悩みを相談したりするうちに彼女のことが好きになって行きました。バレンタインデーにLINEギフトにメッセージを添えて、思い切って彼女に好きな気持ちを伝えました。彼女は喜んでくれたのですが、驚いたようで「来年度から勤務先は一緒でも、部署は違うので気にしなくて良い」とはぐらかされてしまいました。4月以降は勤務先の廊下で彼女とすれ違った際に挨拶したり、私が1人で会議室にいた時も彼女から声をかけに来てくれて、お互いの近況や世間話をしました。現在はテレワークのため、彼女とは1ヶ月以上会っていません。前回、交際をスタートさせたリスナーのメッセージを聞きましたが、コロナの中でもお互いの関係を深めたり、モヤモヤする気持ちを抑える方法があればアドバイスいただけると幸いです。

☆Kun:
何ですかね… この読んでいるうちに胸のあたりがこうモヤモヤしてきたんですけど、同じ会社で勤めて同僚に惚れる、何ですかね〜 僕にとってはドラマとか本でしか見たことがない状況で、猛烈に妬ましいというか、何すかこれっていう感じなんですけど。モヤモヤする気持ちを抑える方法があれば… 何ですかねこれは。自分の部屋で枕を殴る、もしくは吐くまで走る。やっぱりですね、自分の体を極限までいじめ抜かないとよこしまな感情とかが入り込んできてしまうんじゃないんでしょうか。これは僕が妬いているからひどい解決方法を言ってるわけじゃなくって、本当ですよ。



★From RN:なべひさ さん
コロナの影響なのか、もしくは誰もが元々あるものなのか自粛疲れのイライラを人にぶつけてしまっている世の中を感じます。政府が発表する事に逐一反発し、不要不急の外出に対して自粛警察と呼ばれる犯罪スレスレの行動まで発生してしまう始末。ゴールが見えない状態なので、みんな頭では分かっているけど心が整理できなくて人に当たるしかない虚しさを感じていると思います。自分には持っていると信じていた思いやりの愛は何処に行ってしまったんだろうなぁ…と自問自答しています。

☆Kun:
そうですね、この自粛警察というかネットの意見を言うっていうのは個人個人が自分なりのメディアを持ったというか、今まで発信することが出来なかった言葉っていうのを出せると同時に、すごい極端な世の中になってしまったなと思います。匿名で話すっていうのがまずは良くないのかなっていうか、もちろん匿名じゃなければ発言出来ないっていう人もいると思うんですが、SNSで発表していいものは自分の家の玄関に貼っておいても問題ないものだけだと。つまり色んなことで自分の居場所とか個人情報っていうのが流れ出すっていうことなんですけど、デジタルに何かを出すっていうのはそういうことだと思うんですね。だから自分の意見っていうのも誰が好きとか誰が嫌いっていうのもそのまま紙に書いて自分の家の玄関に貼っておいても大丈夫なものなのか、それはどんな人間であれちょっと考えてみないといけないのかなと思います。