ON AIR DATE
2019.03.17
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

★★★★★★★★★★

訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

一度は行ってみたい世界遺産、「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼路

★★★★★★★★★★


TUDOR logo

Theme is... MESSAGES & REQUESTS

『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


★★★★★★★★★★
番組リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールで寄せられた
旅のエピソードと、その旅にまつわる思い出の曲をお送りします。
訓市による“メッセージ返し”もお楽しみに!


★★★★★★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。

リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

2019.03.17

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

The Golden Path / The Chemical Brothers

2

Martha My Dear / The Beatles

3

High Time / Kacey Musgraves

4

Caledonia / Dougie MacLean

5

真夜中のジョーク / 間宮貴子

6

Stand By Me / Weezer

7

Time Will Be The Only Saviour / Bill Ryder-Jones

8

If U Was Me / Speech

9

You Can Never Hold Back Spring / Tom Waits

2019.03.17

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。

Kunichi was talking …


★★★★★★★★★★


★From RN:akiさん
11月にフィリピンのマニラ、1月に中国の大連に行ってきました。フィリピンにはクライアントと一緒に行きました。渋滞がとても凄まじく、マニラでの仕事が終わり国内線で移動するのにクライアントが飛行機に乗り遅れてしまいました。携帯で再度チケットを調べ、なんとかその日のフライトを予約できました。本当に便利な世の中になったものです。中国は7年前に住んでいたこともあり、あんなに一生懸命中国語を勉強したのに結構忘れていました。語学の勉強も大切だけど、やっぱりいろんな人に自分から話しかけないといけないなと思いました。しかしこの2カ国、とても発展して来たなと思いました。反対に自分の能力は衰退しているのかと自問自答、モヤモヤした気持ちになりました。モヤモヤしていたので友達に会い、1つ会社を設立することにしました。人生に失敗は付きものですが、旅と同じで失敗を楽しむことが出来ればと思います。1年後どうなっているのか楽しみです。

☆Kun:本当ですよね、アジアの国っていうのはどんどんどんどん発展していて。先日若い子と話していてですね、日本にこんなにたくさん中国人の買い物客がいて、もうちょっと多すぎて嫌だなっていう男の子がいたんですけども。「僕は全然気にならないよ」っていう話をしまして。「なぜなら自分たちが20年前まさにそういう風に、そんな感じで世界中行っちゃあ疎まれてたんだよ」って言ったらですね、「日本人がそんなに海外で買い物とかしてたの?」ってびっくりしてまして、そういうことすら知らないんですよね。まあそれだけこっちが歳をとったってことなんですけでも。まあそんなよその国より日本がこれからどうなるかの方が気になりますけども。


★From RN:ますやまさん
私ごとで恐縮ですが先日2月10日の朝に人生の半分以上を共にした愛犬のジェイミーが14歳で天国に旅立ちました。初めて飼った犬で子供の頃からずっと一緒にいたので、彼女のいないガランとしたリビングはとても寂しいです。散歩に行くのが好きで、散歩友達も多く最終的に24匹の犬たちが我が家に立ち寄り冷たくなったジェイミーに別れを告げに来てくれました。心にぽっかりと穴が空いてしまい当面はなかなか気分の上がらない日々が続くような気がしていますので、彼女が天国で安心できるよう誠実に生きていこうと思います。

☆Kun:そうですよね、だから僕はペットがもう2度と飼いたくないんですけども、僕も小さい頃から家には何匹か犬がいまして、一番最後に飼った犬っていうのが何歳まで生きたのかな。かなり長生きだったんですけども家族で出かけている間に亡くなってしまいまして。“あれをしてやりゃあよかった、これをしてやりゃあよかった”っていう後悔ばかりで、最後にもう1回散歩とかに連れて行けば良かったなあ、そういう風に思うのがもう2度と嫌だなあということで、飼ってないんですけども。きっとジェイミーさんも【ますやまさん】が可愛がってあげたと思います。きっと天国で苦しむことなく楽しく暮らしてるんじゃないでしょうか。


★From RN:スパゲッティゾンビさん
昨年、中学の頃から憧れて運良く就くことができた仕事を辞めました。10代はその仕事のために打ち込んでいたため今までの人生のほとんどを費やしましたが、4年続けることが出来ても、その先長く続ける才能が僕にはなかったようです。自分で決めたことですが喪失感を抱えつつ僕の人生の第1章が完全に完結しました。辞めてからはフランスに行き、南にある街サンジャンピエドポーからスペインのサンティアゴデコンポステーラまで約800キロを歩く『カミーノ・デ・サンティアゴ巡礼』の旅をはじめました。この巡礼には巡礼の終わりが新たな道の始まりという意味があります。人生の第2章を始めるにはぴったりなのではないか、そんな思いで歩きました。急すぎる山道、終わりが無いのではと思う一本道、連日の雨、道のりはハードでしたが世界中の方々に支えられ、34日かけゴールしました。あの時の達成感は素晴らしいものでした。そして人生の再スタートにこの旅を選んでよかったなと思います。

☆Kun:すごいですね800キロ歩くっていうのは。今8キロも歩けません。多分800メートルくらいで息が切れてしまうんではないでしょうか。24歳とありますが若いって素晴らしいですね。まあ、才能があるかないかっていうのは結局自分で決めることでしかないので、辞めてきっと喪失感っていうのは確かにあると思うんですけども、人生なんていくらでもその気になればやり直しはきくといいますか、やりたいことはどんな形であれ携わることはできるんじゃないでしょうか。まだ若いですけども、第二の人生是非頑張ってください。


★From RN:そふとくりーむさん
私は今英国はスコットランドの北の果て、シェトランド諸島に来ています。さらにそこから8人乗り小型機で離れ小島のフェア島に来ています。この島は島民55人しかいない大変小さな島です。風が強いため欠航が続き、5日目にしてようやく飛ぶことができました。そして明日からまた暴風雨予報なので10日ほど飛ばない見込みです。私は明後日帰国するので本当に飛べてラッキーでした。島ではたくさんの写真を撮りました。美しい景色と第二次世界大戦で墜落したドイツ戦闘機の残骸を夢中で撮りました。残骸は今も島の中腹に無造作に70年以上転がっています。その後、小型機で一緒になった年配のご夫婦に頼んで、家にお邪魔しました。結婚50周年だそうで二人の記念写真を撮りました。フィルムで撮ったので手紙を書くと約束しました。見ず知らずの私に島の人々は本当に皆とても優しいのです。何かと物騒な世の中ですが旅は大切な気持ちに気づかせてもらう機会かもしれません。

☆Kun:シェトランド諸島…行ったことないですよねえ。シェトランドシープドッグって日本でも一時期すごく流行った犬種の犬がいましたけども。あとは有名なセーターもありますね。島の人たちっていうのはきっと素朴で本当に親切なんだと思いますが、旅先で仲良くなった人っていうのは本当に僕も多くてですね、長い人ですと何年だろ、30年くらいとか連絡をし続けています。僕はデジタルで便利になりすぎる世の中もどうかなって思うんですけども、メールだけは本当に感謝してます。旅行をずっとしてる時ってですね、住所が無いんですよ自分らに。それで携帯も持てなくて、どうやったら出会った人たちと互いに連絡を取れるのかっていう時にメールっていうものを知りまして。いまいち仕組みを理解せず、とにかく素晴らしいなと。今も使っているんですが誰がメールって考えたんでしょうね。個人名を聞いたことがないんですがメールを作った人、ありがとうございます。


★From RN:KSKさん
先週初めて男友達2人とアメリカに行ってきました。ラスベガスからレンタカーでグランドサークル1周。見たことのない幻夜をひたすらドライブし、途中エンジントラブルや豪雪による道路封鎖などに見舞われ一生忘れられない男旅となりました。せっかくだから旅の思い出に何か集めたいと思い、各地のマグネットを購入してきました。正解だったのか不明ですが今後も旅先で購入して集めていきたいと思っています。訓市先輩は旅に行った際、必ず購入するものや集めている物はありますか?ご助言いただき、参考にさせていただきます。

☆Kun:男友達とのドライブ旅っていうのはこれは最高でしてね、男だったら1度は。いや女性でもやってですね、テルマ&ルイーズ気分を是非味わっていただきたいんですが…。必ず買う物、旅先で。タバコぐらいですかね。カートンが切れて買う、あとは特に買わないですかね。物より思い出っていうことです。


★From RN:セイムペイジさん
この間、海外出張で飛行機に乗った時のことです。朝早い便だったので眠い目をこすって空港にたどり着き乗り込むのを待っていたのですが、搭乗時間になってもなかなか乗れず何度か遅延を知らせるアナウンスのあと、乗るはずだった便ごとキャンセルになってしまいました。6時間ほど後の次の便に振り替えになったのですが初めてのことだったので動揺し、しかもせっかちな私はそわそわしてしまい何も手につかず過ごしてしまいました。訓市さんは旅の途中にトラブルなどで大幅に予定変更せざるをえなくなった時など、どのような心の持ちようで対処していますか。

☆Kun:こんなの特にアメリカとかヨーロッパの冬っていうのはもう遅延、キャンセル当たり前というかですね、大雪になってしまうとハブ空港が大混乱になるのは当たり前なので何ができるかっていうと、まずそもそも乗る飛行機が定刻に飛ぶのかとか割と逐一調べないとですねニューヨークの空港に着いて4時間遅れだとか5時間遅れだって知った時の貧乏根性といったらないですよ。街に残って友達と会えばよかったとか、あそこで飯食えば良かったってなりますから。そして経由便が途中で止まってしまった時、それはもうしょうがないですからね、景色でも見ながらのんびり過ごすしかないんじゃないでしょうか。僕も先日、大雪で空港の飛行機がずいぶん止まってまして、僕の飛行機は6時間遅れ、他に早く行ける飛行機はないかと聞いたところ他はほぼキャンセルになってまして。「なーんだ、じゃあ6時間で飛ぶ俺ってラッキーだな」と言ったところカウンターのおばさんもですね「本当にそうよ、バーにでも行ってビールでも飲んでゆっくり過ごしてちょうだい」と言われてその通りにしたんですけども。あんまりそわそわせず、問題は旅のつきものだと思ってドンと構えていきましょう。


★From RN:ポピー入船さん
私は今月、39歳になる独身の男です。もう完全に中年と呼ばれる年齢で自分ではまだ若いと思っていたのですが、気がつけば中性脂肪の値が800を超え、医者からは薬の服用を勧められ、体力も落ち、さらには記憶力も悪くなり酒も弱くなってきて、完全に衰えというものを否定できない日々を過ごしておりました。そこで一念発起、医者からも「まあ10キロ痩せれば色々解決するんだけどねえ、そう簡単に落とせないでしょう」と言われていたのですが、見事約2ヶ月で10キロの減量を成し遂げました。10キロ落ちてみると医者の言う通り体調は快調、睡眠時間が短くても朝スッキリ起きられる、飲みすぎたかなあという日でも二日酔いにならない。おまけに体が軽いので会社までの片道5キロをジョギングで通うようになる始末です。そんな夜に調子に乗って飲みすぎて、終電で帰ったのですが寝てしまい、最寄駅を乗り過ごして終点に。タクシー乗り場に並びましたが列にはすでに10人以上の人が並んでいました。1分でも余計に待ちたくなかった私は前に並んでいる若い女性に行き先を聞き、同じ方向だと言うことだったので、料金は負担するので相乗りさせてはもらえないかと提案。驚いたことのその女性は快諾してくれました。私はダメ元で電話番号を聞くと、よほど人がいいのかこれも快諾。私は帰ってから速攻でショートメールを送りました。自分でも驚くような展開なのですが、3日後その子と食事に行くことになりました。今はショートメールからラインに切り替えてお互い好きな映画や仕事のことなどを少しづつやりとりしているところです。

☆Kun:「ありがとう」と言いたくない感じのお手紙ですが… 体重を減らしたところポンポン素敵なことが起こるっていうこのお手紙はですね、きっとどっかのダイエットの会社とかの広告になるんじゃないでしょうかって感じなんですけども、そんなに変わるんですね。僕は割と痩せ型でして、この20〜30年ほとんど体重が変わってないんですけども…ポピーさん、そのうち睡眠時間が短くても朝スッキリなんて起きられなくなって、飲みすぎたかなあと思ったらそのまま二日酔いになりますよ。へへへへへ。


★From RN:せいこさん
夏好きな訓市さんにとってはこれから楽しみな季節到来といったところかもしれませんが、雪国12月生まれの私はどうも春先は苦手です。少し気温が上がる2月から3月は1年で一番体が冷たく感じられ、気分もイマイチ上がりません。ですが、昨年の春先に大好きな歌い手さんがトム・ウェイツ の「You can never hold back spring」を日本語に訳して歌ってくれて、春が待ち遠しい気分も悪くないかもと思えるようになりました。先日の放送では、アップルのポールさんのお話、その前にも度々大切な人との別れの話があったかと思います。私は訓市さんの一歳下なのですが、やはりそういった場に直面する機会が増える年頃なのでしょうか。昨年、当たり前のように顔を合わせていた同年代の人がうっかりあちら側に行ってしまいました。本当に突然だったので、不謹慎かもしれませんが仲間内では死因は“うっかり”ということにしているくらいです。そして、彼の追悼イベンントのほんの数日前にその彼と懇意にしていた方がまた一人。その人のことを忘れないでいることも、伝えられる時に伝えるってこともちゃんとやっていきたいなあと思うこの頃です。いつまでも、あると思うな好きな〇〇、好きなバンドとか、毎年恒例のイベントとか、周りにいる友達とか、この番組とか…どれも当たり前のようにあってほしいけど、とりあえず番組が続いている間に手紙を送っておきます。

☆Kun:本当ですね。別れの時っていうのは突然やってくるわけで、まあそんなことばかり考えてびくびくするわけにもいかないんですけども。いつお別れが来てもいいように自分の人生っていうのは楽しく。そして、見られるもの、食べられるもの、聴けるものはなんでもしてやろうっていう気合いで生きていきたいなあと思うんですが。今年こそちょっと休みを取って行ったことのない所に行ってみたいなあぁと、このお手紙を見てまた思いました。皆さんもお前はなんか仕事だなんだでいろんな所に行っていいじゃないかって思っているリスナーの方とかいらっしゃると思いますし、こっちはそんな余裕がないんだとか、まぁ生きてりゃ色々あると思うんですけども、時間は自分で作るもの。なんとか皆さんも一緒に時間を作ってですね、ちょっとした近い所でもいいですから普段の日常を離れた所に行けたらなあと思います。