ON AIR DATE
2015.01.04
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

Sunrise

TUDOR logo

Theme is... SUNRISE

2015年・第一弾のテーマは「Sunrise」

世界を旅したオトコ、
野村訓市が各国・各地で体験した
「Sunrise」「夜明け」「朝焼け」
そのエピソードを語ります。


★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージを
お待ちしています。

番組サイトの「Message」から
送信してください。
また、ハガキ、手紙も大募集!

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
Antenna TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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スタッフ一同、お待ちしてます!!!

2015.01.04

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Morning Arrival In Goa / Ottomer Libert

ドイツ出身のニュー・エイジ系ギタリストで、シンガーソング・ライターのオットマー・リバート。この曲は1997年のリーダー作『Leaning Into The Night』に収録されています。「Goa(ゴア)」とはインド西海岸に位置する州の名前。訓市はこの曲を聴いて魅せられ、「ゴア」を訪れたとか。

2

Everybody's Got Learn Sometime / Beck

2004年に公開されたアメリカ映画『エターナル・サンシャイン』のサントラに使われた曲で、オリジナルはイギリスのバンド、ザ・コーギスが1980年にヒットを記録しています。

3

Consciousness / DJ Food

この曲は訓市が色々な国を旅していた頃、「チルアウト・パーティー」といいますか、朝、気持ちの良い場所で勝手に音を出して喜んでいて・・・ その当時、1番お気に入りだった曲のひとつとのこと。

4

Drown / Smashing Pumpkins

アメリカのオルタナティヴ系ロック・バンド、ザ・スマッシング・パンプキンズが、1992年の映画『Singles』のサントラとしてリリースした曲です。

5

1001のバイオリン / The Blue Hearts

ザ・ブルー・ハーツが1993年にリリースしたシングル「1000のバイオリン」のカップリング曲として発表されたオーケストラ・ヴァージョン。ポジティブな歌詞が新年にピッタリ!缶コーヒーのテレビCM曲としても使われました。

6

Easy / Faith No More

アメリカ西海岸出身のロック・バンド、フェイス・ノー・モア… この曲はライオネル・リッチーがリード・ヴォーカルを務めていた当時のザ・コモドアーズの大ヒット曲をカバーしたもの。このヴァージョンがリリースされた当時、ユニークな選曲は大きな話題を集めました。

7

Melt / Leftfield

イギリスのエレクトロニカ系ユニット、レフトフィールドが1995年にリリースしたファースト・スタジオ・レコーディング・アルバム『Leftism』に収録されています。訓市曰く、「”Sunrise””Sunset”どちらのタイミングにもマッチする素晴らしい曲」とのこと。

8

Sunrise (Radio Slave Remix) / Norah Jones

アメリカのシンガーソング・ライター、ノラ・ジョーンズが2004年にリリースした記念すべきデビュー曲で、グラミー賞の「最優秀女性ポップ・パフォーマンス」も受賞!ハウス系のDJとして世界的な名声をもつRadio Slaveが手掛けたリミックス・ヴァージョンは、リリース当時、クラブDJ御用達でした。

9

What A Wonderful World / Louis Armstrong

説明不要!未来永劫受け継がれるスタンダード!

2015.01.04

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。

Kunichi was talking...

★★★★★★★
ボク、「夕焼け」も好きなんですけど、これは延々と議論しても答えがない。どちらが良いかって言えないんですけど。素晴らしい「夜明け」っていうのは未来に繋がっている感じがして、すごくポジティブな気もしますし、同時に美しい「夕焼け」っていうのはどんなに嫌なことがあった日だったとしても、そんな思いを消してくれるものだと思っています。昔、友達と『日の出倶楽部』というものを自称してまして、要は朝まで呑んでたっていうことなんですけど・・・ 意味もなく、「朝焼け」を見に行ったりしましたね。『日没倶楽部』っていうのもありましたけど。要は何にもしてなかったので、自然のサイクルと共に生活してましたね。今も徹夜明けで、たまに日の出を見ますけど、そういう時は「やってしまった!」っていう思いの方が強いですね。旅を長くしていたので、いろんな国や場所で「夜明け」を見ました。その中でも一番思い出深いものの一つに「BURNING MAN」というフェスでの「夜明け」があります。これは最近有名になりましたけど、ネバダの「ブラックロック・デザート」という元・塩湖、塩の湖が干上がった底の砂漠でして、地球上で一番フラットな場所のひとつです。そこで8月の終わり『LABOR DAY WEEKEND』ってアメリカでは言いますけど、その期間に一週間、何万人という人たちが集まって、思い思いのことをするんです。そこでは勝手にオブジェを作ったり、パフォーマンスをしたり。あとお金が使えません。なので、欲しいものがあると物々交換なんですけど。とにかくいろんな人がいて、ヌーディストからなにから意味不明みたいな人たちがいるんですけど、それがまたすごく面白いんですよね。最後の週末になるとBURING MANていう名前の13mくらいある人形ですかね、これを燃やします。すると集まった何万人かがその周りをぐるぐる回って、自分の嫌な思いとかそういうのを燃やして消すっていうイベントなんですけども。そこで音楽が一晩中かかっていまして、「夜明け」を迎えたんですけども、地球上で一番平らな場所のひとつですから、日が昇ると地平線から朝日の線が一直線に飛んできます。それは見たことがあるようで無いんですよね。地面から太陽がちょっと出た瞬間に陽の光が何キロも伸びて、それが自分のおでこにレーザー銃のように当たるんですよ。僕にも友達にもそれが当たって、全員横をみながら「悟ったぞ」みたいな。これがエンライトメントだと思ったんですけど、全く悟らなかったですね。ただ、この朝日っていうのは何処でも見られるものではないと思います。もし大人になってちょっとふざけたただのロックフェスじゃないものに行ってみたいという人たちは、ぜひ行ってみてください。

★★★★★★★
自然が綺麗な所で見る「夜明け」っていうのは一番なんですけど、街で見る「夜明け」もなかなかいいもので。例えば、夜通し遊んだベルリンで、昔は戦争の地下壕なんかでパーティーをやったりしてまして、そこで朝まで遊んで千鳥足で這い出て帰る時に見た「夜明け」も素晴らしかったですし。インドの田んぼを突っ切って走る夜行列車で朝起きて「夜明け」を見たら、田んぼの中にカラフルな服を着たインドの女性が篭を持って稲を刈ってるんですけど、それなんかも本当に素晴らしい光景で、今も忘れられないですね。あとはサハラ砂漠に行って「ベドウィン」っていう砂漠の民って言われてる人たちと一緒に横断したことがあるんですけど、夜、ずっと寒いので焚き火を焚いて朝、砂丘越しに見た「夜明け」っていうのもやっぱり忘れられないですね。そういう夜明けで忘れられないのが地中海に「イビザ」というパーティーとかで有名な島がありますけども、その島の隣に「フロメンテーラ島」というすごく小さくて何もない島があります。僕はその島がすごく好きで、よく行ってたんですけど、そこの港でレンタル自転車を借りて漕いでいくと「イリヤ・ビーチ」というのがあるんですね。半島みたいなビーチでして、細長い両側がビーチなんです。間200mくらいしかなくて、真ん中はブッシュになっていて、僕は自分の自転車をそのブッシュの中に隠して、一週間くらいかな、勝手に野宿してたんですけども。その「イリヤ・ビーチ」っていうのの両側のビーチっていうのが片方がサンライズ=夜明けが見れて、片方がサンセット=夕暮れが見られるんですよね。なので真ん中に野宿して、朝はサンライズ側に移動して、夕方は反対側に行って「ああ綺麗な夕日だな」って。何をしてたんでしょうね。たぶん先もなにも無くて、いろいろ考え込んでた時期の最初だったと思うんですけど。サンセットとサンライズをセットで見て、すごく救われたのを覚えています。ただ救われ方が足りなくって一週間くらいいちゃったんですけどね。夜明けの素晴らしさっていうのは嫌なこととかがいろいろあると終わらない夜はないって言うように、必ず明るい朝が来るっていう。僕もこれでも人生いろいろ考えたんですけども、結局ふと気が変わって、まあなるようになるさって思ったっていうのは、いつもどこかで迎えた「朝日」のお陰かなって思ってます。