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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- 日本サッカーについて思うこと ---
現在、開催中のサッカー・ワールドカップを観て
思ったこと、感じたことを語る
実は訓市はサッカー少年だった?!
訓市が考える日本サッカーの未来への提言
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Tongue Tied / Group Love
Did Ya Know? / Thee Sinseers
American Teenager / Ethel Cain
Little GReen Joni Mitchell
Loveland, Island / 山下達郎
When You Love A Woman / Journey
I'd Still Say Yes / Klymaxx
I'll Stand By You / Pretenders
How Sad, How Lovely / Connie Converse
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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もう7月も半ばというところですが、先月からずっと釘付けになっているのがワールドカップ。睡眠不足という方も多かったのではと思いますが、今回ってすごい変則的ですよね。夜の2時から試合があったと思えば、昼ぐらいにやってたりとか。僕はこう見えてですね、小学校に入ってすぐサッカークラブに入ったもので、実はサッカー好きなんですよ。ちょうど『キャプテン翼』が人気が出た頃でイタリア大会、1982年の大会からワールドカップを見始めました。小6の時はマラドーナの全盛期でアルゼンチンが優勝した姿を見ていましたが、その衝撃たるや。当時プロレスでも『タイガーマスク』っていう漫画の動きのまんま本当にプロレスをする佐山聡さんっていうのがいたんですけども、マラドーナも『キャプテン翼』で見てたありえないバナナシュートみたいのを本当にやるんだと思って鷲掴みにされましたね、あの時は。小さいのに強いし。日本が初めてワールドカップに出場した98年のフランス大会。それがちょうど開催されていた時は僕はイギリスはロンドンに住んでいて、もうとにかく昼間から何もしないでテレビやパブで観戦していました。そりゃもう本当にすごい騒ぎで、サッカーの試合でこんなに国中が盛り上がるのかと本当に驚きました。イギリスは島国ですがヨーロッパ中から色んな国の人が移住しているので試合がある国の人が集まるパブというのはもうとんでもないことになってました。当時はお金が全く無くてスタジアムでの観戦なんか出来ませんでしたけど、街にいるだけでワールドカップの熱狂ぶりを味わうことができました。そして、イングランドが負けた後の静けさときたら何かもう「ワールドカップ?そんなものありましたっけ?」、辛すぎて現実が直視できないイギリス人たち。放送をBBCでやってたかと思うんですけどコメンテーターが「これで我々のワールドカップは終わります」みたいな。Green Dayの「Good Riddance(Time Of Your Life)」がかかったんですよ。もうすごいそれが心に染みてしまいまして、今でもこの曲を聴くとリプレイのイギリスが敗れ去る様を思い出してしまいます。ワールドカップを海外のスタジアムで見たことはないのですがユーロならあります。ちょうど雑誌の取材でオランダにいた時で同行の編集者が「せっかくユーロがやってるんだから見なきゃ損でしょ」とチケットを買ってくれて見ました。もう本当に感動しましたね、その応援の凄さとか。スタジアムがオレンジ一色に染まるんですよ。そしてスタジアムの見易さ。だいたい大きいサッカーの試合がある時って国立競技場みたいに陸上のトラックが付いていないサッカー専用のスタジアムでやるんですよ。なのでフィールドがすごく客席から近いですし、観客席の勾配が付いていてあんまり良くない上の席からでも迫力が凄いんですよね。また愚痴になっちゃいますけども東京の国立競技場って何用に作ったんでしょうか?世界陸上とかをやるにはサブトラックがないので正式には使えないと言いますし、客席の勾配はゆるいのでサッカー見る時には迫力ないですし、夏は暑くて冬は寒い。何のレガシーのために作ったんだっていう感じですが。もし皆さんも機会があればぜひ海外のサッカースタジアムで国対抗の試合を見てほしいです。そして無理でも、その近くの現地のパブでその国の人たちと観戦するとカルチャーショックというか面白い経験になると思います。
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日本代表がブラジルに負けてからもう2週間近く経っているので全国民、評論家の熱は完全に冷めてきてるかなと思います。これが我が国の良くないところだと思うのですがガーッと盛り上がって、終わると一気に冷めてしまう。僕はずっとワールドカップを見てきて日本って本当に凄くなったなって思います。強くなったって言うか普通にものすごい上手いですよね。距離を詰められても慌てずにポンポンと近くでパスを交換したり、昔だったら慌てるようなシーンでもすごい余裕がある。こんなに日本人って上手いんだと感動すら覚えました。まぁそもそも98年まで出られなかったですからね。試合の前に渋谷の街とかを通ったんですが「相手がブラジルでも行けるだろ」と道で話す人の多さにもびっくりしました。僕らが若い頃はブラジルといえば絶対王者ですから、もう常に引いているというか。なのでそのブラジル相手に日本チーム全員が連動して動いて先制点まで取る。本当に凄くなったなと思いましたが結果的に負けてしまいましたよね。で、皆さんいろいろ「交代が悪かった」とか「そもそも連れてくる人が足りなかった」とか「主力がケガが多かったからよくやった」とか色んな話が出てると思うんですが、僕はこの日本の今の強いサッカーというのがトーナメントに向いてないのかなと思ってしまいました。全員が連動して運動量がすごく多いし頭にストレスがかかるような戦い方。グループステージで3戦を戦ううちにどうしても外せないようなメインの選手が出ずっぱりになって相手の国の選手より疲弊する。そしてノックアウトステージに進出する頃には皆さん体がものすごく重そうで、後半になるとどうしても点を取られたりする。今の日本のサッカーって体格とか民族性に合ったサッカーだと思うし、単発の試合、それこそ親善試合のような時ならどんな強豪でも下手したら勝つんじゃないのかっていう、そのぐらい強いんですが、トーナメントを勝つとなると遜色ないメンバーで2つチームが作れて、しかもそれが試合ごとにローテーションで変わって行くぐらいじゃないと勝ち進むことはできないんじゃないんでしょうか。良いサッカーだと思いますがトーナメントには向かない。目標がワールドカップに勝つこととなると、その良いサッカーだけをやるのが勝つ方法にならないんじゃないのかと勝手に考えて悩んでいました。ま、僕が悩んでも全く意味ないんですけども。ただ、サッカー協会には今回の総括をして何が良くて何がダメで、どうすればトーナメントを勝ち進むことができるチームを作れるのかとか、ちゃんと詳細を発表してから次に向かってほしいなと思います。この総括というものこそ日本が最も苦手なことで、今、国としても苦しんでいる原因だと思います。政治でも調子が悪くなった大企業でも退任した人にはご苦労様で、頑張った人を悪く言うなとか。良い点と悪い点ていうのをちゃんと洗い出して責任を明確にして、次にどう改善するか。そのちゃんとした評価っていうのが常に無いうちに次に進んでしまう気がします。お国柄なんでしょうね。全てにおいて総括っていうのが甘いのかなって思います。今回こそはちゃんとした総括が見たいなと思うんですが。まぁまだ終わってないうちにいますけど新しい日本が勝ち進んで次のワールドカップに出たとして、それ4年後ですよ。待てますか?2年置きにできないですかね。今、そればっかり考えてます。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


