原題、『ミリタリー・ワイブス』。つまり、軍人の妻たち。これは、イギリス軍の妻たちの実際の物語をモチーフに映画にした作品です。戦地に赴く、愛する夫の帰りを待つ彼女たちが、その不安な気持ちを鎮めるために選んだのは、なんと、、、歌！！！
お互いを支え合うため、沈みがちな気持ちを前向きにするためにスタートしたこの活動はやがて、イギリスだけでなく世界中に広がる動きになりました。
そんな実話を、今回、映画『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督が手がけ、映画化となりました。
米アカデミー賞®ノミネート＆英国アカデミー賞（BAFTA）受賞のクリスティン・スコット・トーマスと、BAFTAノミネート経験者のシャロン・ホーガンが熱演しています。
ストーリーをご紹介しましょう。
2009年、イギリスのある朝。軍人の妻たちは、夫が戦地アフガニスタンへと向かうのを送り出します。彼女たちはどんなに普通に振舞っても、夫を送り出した後はいつだって、電話のコール、突然の誰かの訪問は、『悪いしらせなのでは、、、』と不安に駆られ、怯える日々を過ごします。
大佐の妻・ケイトは、そんな彼女たちが1人で不安を抱え込んだり、落ち込み過ぎたりしないよう、妻たちの集まりや活動に力を注いでいます。
そんな中、１人の提案で１度、合唱をやってみるとみんな想像以上に楽しく、彼女たちをまとめるリサを中心に、合唱団としての活動を本格的にスタートします。
しかし、ケイトとリサはあまりにウマが合わず、メンバーの歌のスキルもバラバラ。やりたいことも、方向性もめちゃくちゃで、最初はひどい状態。 でも、練習を重ねるうちに、歌の精度が高くなっていくのはもちろん、お互いの想いを受け入れられるようになっていき、合唱団として、素晴らしい歌声を響かせるようになりました。
そして、なんと！由緒あるロイヤル・アルバート・ホール（日本武道館並！）にて毎年大規模に行われる戦没者追悼イベントのステージへの出演依頼が舞い込み思いがけない大舞台に胸を踊らせる彼女たち。しかし、ある、１つの知らせが、暗い影を落とします。
そんな映画、『シング・ア・ソング！～笑顔を咲かす歌声～』。
戦地に愛する人を送り出し、家庭を守り抜く。軍人の妻なら、不安と寂しさに毅然と向き合って当たり前？
その心のうち、想像もできませんが、実は日本でも自衛隊、海上保安庁、警察／消防、災害時に出動するみなさんの家族の心持ちにも思いを馳せざるをえない作品です。
と言いつつ、ご安心ください！
銃後の妻たちの類い稀な連帯とすれ違い、そこから生まれるヒューマンドラマ、そしてめちゃ笑えるシーンもしっかり描かれています。歌って笑って、泣けます！ぜひご覧ください！
映画『シング・ア・ソング！～笑顔を咲かす歌声～』は、今日公開です。お出かけの際は、感染防止対策、お願いします。そして、本日はムビチケを３組６名さまにプレゼント！
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