キングスマン:ファースト・エージェント

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この作品の公開を待ちわびていた方、お待たせしました!当初、2019年に公開されることになっていたこの作品。様々な理由から公開延期が続いていましたが、ついに本日公開となります。

2014年にシリーズ最初の作品『キングスマン』が公開。タロン・エガートンとコリン・ファースがタッグを組み、スタイリッシュでキレのあるアクションで世界中を魅了しました。2017年には続編となる『キングスマン:ゴールデンサークル』が公開。シリーズ3作目となる今回はその続きかと思いきや、キングスマン誕生の物語を描いた、言わば「前日譚、エピソード0」のような作品となっています。

『始まりも、超過激』 と謳われている今回の作品。どれくらい、過激なんでしょうか??!!!ハッキリ言いましょう、めちゃくちゃ過激ナンデス!

監督は引き続き、マシュー・ヴォーンが務め、『ハリーポッターシリーズ』のレイフ・ファインズや『マレフィセント2』のハリス・ディキソンが出演しています。

ストーリーをご紹介しましょう。表向きはイギリスの高級テーラー、しかし、その実態は世界最強のスパイ組織『キングスマン』。今回はその『キングスマン』誕生の物語ということで、舞台は1914年、第一次世界大戦の時です。『戦争で平和は実現しない』と考えている、イギリスの貴族、オックスフォード公。(レイフ・ファインズが演じています)自分の身分も高く、政府の要人たちとも交流がありますが、オックスフォード公は、彼らに訴えかけてもなかなか戦争が終わらないことに苛立たしさを感じています。

愛する息子、コンラッド(ハリス・ディキソンが演じています。)は愛国心と正義感が強く、『自分も前線で戦うべき』と思っていて、度々、志願の話をします。息子に、いや、誰にも戦争にいってほしくないオックスフォード公は息子がその話をする度に 強く諌めます。

しかし、そんなオックスフォード公自身は自分の諜報網や作戦遂行能力を駆使して、なかなか終わらない戦争の実態をつかもうとしますが、なんと、その裏には世界大戦を操る謎の集団の存在が見え隠れしています。

奴らは一体誰で、何を目的としているんだ!?

戦争が激化し、人類破滅へのタイムリミットが迫ってくるなか、イギリスのいち貴族であるオックスフォード公と息子・コンラッドが仲間とともに暗黒世界に決死の覚悟で立ち向かいます。さあ、父と子の運命は!!!???

そんな映画、『キングスマン:ファースト・エージェント』。

平和主義者の貴族が、なぜ民間の諜報機関を立ち上げることになったのか。そのストーリーを伝え、支えるために、第一次世界大戦の歴史的転換点を絶妙に織り込んで行く手法、ヴォーン監督、お見事、と言うほかありません。歴史の教科書に登場する人物が強烈なキャラクターとしてスクリーンに躍り出てきます。近代史が痛快なアクション、ドラマで展開し、心締め付けられる驚愕のシーンに何度も息を「飲まされます」。そうそう、ありえない強烈なサプライズにも心の準備を!これは観る、没入しかない!!   

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は、T・ジョイPRINCE品川ほかで、今日から公開です。

(お出かけの際は、感染防止対策、お願いします。)